ランナーズダイアリーのこと。


30歳を迎えるに当たり、生まれて初めて10キロ走に挑戦した地元の大会(今のアップルマラソンの前身の大会)での一コマ。正真正銘この日が僕のランニング歴のスタート。この頃はまだ考えが浅く、自分がフルマラソンを走るような市民ランナーになるなんて思ってもいなかったわけで、メリハリのある身体(盛り上がった大胸筋とか、背筋とか)に憧れなんぞを抱いていたのですが…。

ゲストランナーは、シドニー五輪で金メダルを獲得したばかりの高橋尚子選手と小出監督。背後の人だかりは、その二人を一目見ようとする皆さんです。

まだ振り返るにはあまりにも早すぎると思いつつ、2017年を振り返ってみると、1月の勝田全国マラソンで自己ベストを4分更新、そして8月の北海道マラソンではそこから更に5分半更新し、この1年だけで自己ベストを10分近く縮めたことに。いよいよ3時間切りも目前か?というところでの田沢湖マラソンで、文字通り冷や水を浴びせられることとなり、2017年のシーズンが静かに幕を下ろした、といった感じ。

でも、ある方から1年で2度もベストを更新するって、凄いことだと思うよ!と言われ、確かに言われてみるとそうだったなあ、ぐらいにしか感じなくなりました。以前であれば一つの大会結果に一喜一憂していましたが、あまりクヨクヨすることがなくなったような気がします。もっとも、いい結果だったときは思い切り雄弁になりますけどね。…まあ、これはやむを得ない。

とはいえ2017年で僕のマラソン人生が終わったわけではないし、ここから2018年に向け、どういった形で繋げていけばいいのか、改めて次の作戦を練り始めています。一番の収穫はタイム云々よりも、ケガをすることなく乗り切ることができたこと。これに尽きる、といったところでしょうか。

この9月まで使っていたランナーズダイアリー。Number Doの特別付録として毎年提供されていたもので、2016→2017版は高橋尚子さんが監修したもの。さすがのランナー目線といいましょうか、今までで一番使いやすく、なぜか記録を怠ってしまった7月を除くと、自分でもビックリするぐらいかなり書き込んでいました。

巻頭には「トリセツ」が書かれていて、ポイントは『あとで読み返して役立つ「自分だけの練習手帳」』とのこと。

確かに読み返してみると、ああ、この時期でもこれぐらい走っていたんだなあ、と自分でも驚くぐらい克明に記録が記されていて、確かにこれは「あとで読み返して役立つ」というのはウソじゃないんだな、と思わせるようなものとなりました。

2017→2018版を楽しみにしていたところ、どうやら今年からこの特別付録がなくなったらしく、何だかものすごく残念極まりない気分に苛まれております。

ネット上では自分の大会の出場記録や練習結果を登録する(自動的にタイムがアップされる)サイトがいろいろあります(ランニングに限らず、です)が、皆さんがいちいちそれを読み返しているかというと、実際はなかなかやらないことなのではないかと思います。その点、自分の手書きで練習記録を残すということは、あとで振り返るのにはうってつけのもので、個人的にはものすごく重宝していたのです。もしかしたら、こうやって記録を残していたことが結果に繋がったんだろうか…いや、それはないとは思うんですけどね。

ただ一つ言えることは、練習一つの距離や時間、内容をさらっと記録しておくだけでも、後で読み返してみると「成長」の過程が見える、といったところでしょうか。中には「え?こんなムチャしたっけ?」といった内容もあったりして、それはそれで面白いものです。

さて、その記録を手書きで残すものがなくなったのはちょっと痛いな、と思ったのですが、ないんだったらあるもので代用すればいいだけの話か。

ということで、久しぶりにリフィールを引っ張り出し、ヒョイヒョイと殴り書き。

どうですか、これ。「状況整理メモ」ってやつなんですけどね、実は今まで一度も書き込んだことがないという…。これからの課題や要点を、いわゆる5W2H形式でまとめ、進行管理をするというもの。左のページ下には大会の予定を書きこんでみたり、右のページには1か月毎の総括をメモしていけばいいかな、みたいなイメージで。

こういうのって、書き込んだ時点で何となく達成感が沸いて三日未満坊主になるということが僕の場合しょっちゅうなので、継続は力なり、ということを自分自身の肝に銘じたいと思います。

ちなみに、「ほぼ日手帳」のサイトの中に「ダウンロードシティ」というのがあるのですが、ここにある「ジョギングの記録」というのが、先ほど紹介したランナーズダイアリーのフォーマットにかなり近いです。

まあ、別に形にこだわらなくとも、記録を取る方法はいくらでもあるんですけどね。

2018年に向けて、どんな記録が刻まれていくのかな。まだ2017年は2か月以上残していますが、今から少し楽しみになってきました。

さてと、シューズの底も大分すり減ってしまったので、そろそろ新しいシューズに履き替えますかね。


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2017年の最終レースは、無欲で楽しく。 – チャレンジヒルクライム岩木山ランニング大会2017


10月15日午前3時30分起床。年を取ると朝がどんどん早くなるものなのですよ。
…って、違います。2017年の最終レースとなる、チャレンジヒルクライム岩木山ランニング大会2017に出場するため、普段より1時間30分も早起きしました。

この大会への参加は2年ぶり3度目。昨年は同日に開催された秋田県能代市の「きみまち二ツ井マラソン」に出場、生まれて初めてスポーツで表彰されるという、自分自身にとって「歴史的快挙」を達成したのですが、今年はそちらへの出場を見送り、岩木山で開催されるこの大会に参加することにしました。

一番の理由は、これが今年最後の大会だから。昨年までは11月にもう1レースあったのですが、今年は諸々の事情で回避。ということで、2017年の締めくくりのレース、ということになります。

小さなケガに泣いた昨年とは異なり、大過なくレースに出場できたのも、岩木山をはじめとする各地で練習を重ねることができたおかげ。大げさかもしれませんが、いわば今日は岩木山に対する「御礼クライム」といったところでしょうか。まあ、もともと記録を狙うようなガチンコの大会じゃないし、どちらかといえばイベント的な色の濃い大会なので、個人的にはファンランのような感覚で。

…といっても、ファンランというほど甘いコースじゃないんですけどね。

スタート地点は、岩木山麓にある嶽(だけ)温泉郷。標高450mのこの地点から1キロほど西へ進み、普段は人や自転車の通行ができない有料道路「津軽岩木スカイライン」を駆け上がり、69個のカーブの先にある岩木山8合目地点がゴールとなります。ここの標高が1247mなので高低差は797m、スタート直後の下りを経て、その後は800m以上をひたすら駆け上がるというド変態コース。しかも競技開始は早朝5時30分、有料道路が開通する午前8時前にはバス遠足のようにみんなで下山するという楽しい大会なのであります。

この過酷というかアホみたいな大会にエントリーした物好き…いや、果敢なチャレンジャーは約50名。当日不参加の方も数名いたようですが、最終的には47名が5時頃にはスタート地点に集まっていたようです。(ちなみに1名は、10分遅れでスタートしたことをゴールした後で知りました。)

ようやく夜が明け始めた午前5時30分、静かに競技開始…。旅館で寝泊まりしている方もたくさんいますから、我々だけうるさくすることはできないのであります。

とはいえ何のテーマも持たず漫然と走ることだけはしちゃならないということで、一つ目標を密かに定めていました。前回は完全に紅葉鑑賞ランに徹してしまい、10個目のカーブあたりから既に歩行を開始していましたが、今回はまずはほぼ真ん中(38カーブ目付近だったかな)にある給水所まで絶対足を止めないこと、給水所で一呼吸置いたあとも、50カーブ目までは走ること。だったら最後まで走れよ!と言われそうですが、そこはほら、何といっても僕ですから(←謎)。

ペースを上げることなく、キロ5分を大幅に下回るペース、下手をすれば6分も切っていないんじゃないかというぐらいのスローペースで津軽岩木スカイラインへ。ここから先、ゴールまで下りは少しもありません。ずーっと上りっぱなし。平均傾斜が8.1%、最大傾斜が11.8%ですってよ。カーブの一つ一つにナンバリングがされているのですが、それを気にし始めると集中力が散漫するので、あまり見ないようにしつつ…。

しかし、進んでも進んでも先にあるのはカーブのみ。前を走るランナーと時折視界に入ってくる紅葉、そして下界(笑)に広がるの景色が、数少ない気晴らしに。
やがて給水ポイントに到着。ここで羽織っていたジャンパーを腰に巻き付けます。水を一杯だけ飲んで、もう一度気合を入れ直して上を目指します。
そしてこの先、悪魔のささやきを何度聞いたことか…。
結局52カーブ目で足が止まり、そこからはウォークとジョグに切り替え。まあ、今日はこれぐらいにしてやるじゃ。
55カーブ目では、調子に乗って撮影。そう、Go!Go!ですよ。

60カーブ目手前で、この日の女子1位となったタバケイちゃんに追いつかれるも全く気にならず、どうぞどうぞ先に行ってください。


(背後に足音を感じて振り返るとタバケイちゃん。カメラを向けるとナイス笑顔でポーズ。全然余裕あるなあ…。)

でも、ゴールを終えて下山してきたタカギくんに「後ろからカワラダさんに差されますよ~!」と言われたらなぜかペースが上がったという…(カワラダさん、ごめんなさい。笑)
68カーブ目、毎回撮影をしてくださるホンマさんの姿を確認し、一生懸命顔を作るも、もはやひきつって笑顔にならず。そしてとうとう迎える69カーブ目を直前にした途端、今までには芽生えてこなかった感情が…。

(69カーブ目手前、先にゴールした人やスタッフの皆さんが、その下を走るランナーに声援を送っています。素敵な光景です。)

あー…2017年の大会も、あんなに嫌だと思った岩木スカイラインのカーブも、これで終わっちゃうんだ…。

嬉しいのかしんみりなのかよくわからない、複雑な感情を抱いたまま、ゴール。
1時間12分ぐらいだったみたいだけれど、もはやタイムなんてどうでもよくて。


(オレンジ色のラインがゴール)

8合目はやはり寒く(肌寒いとかいうレベルじゃないっす)、この日参加した仲間たちと写真を撮影し合い、笑い合いながら、無事大会終了となりました。

(弘前公園RCのメンバーで集合写真を撮影しようということになり、撮影しようとするスギさんを撮影するダイスケくん…を撮影する自分を撮影していたのは、タバケイちゃん。ややこしい!!)

岩木山、今年もお世話になりました。無事大会を走り納めることができました。本当にありがとうございました。


(ぼんやり浮かぶ岩木山の影)

Stravaのマップも、きれいにルートを刻んでくれています。スプリットはかなり乱れているけどな。

…がしかし、この日のお礼参りはこれで終わらず。
まずは嶽温泉郷ではなく、約1キロ離れた隣の湯段温泉に向かいます。40年近く前に一度、ボーイスカウトの夜間歩行の際に、朝方入浴したことがあるという記憶が残っているぐらいなので、それ以来でしょうか、誰も入っていない温泉で一人足を伸ばします。(ちなみに大会出場者には温泉無料券が配付されましたが、こちらの湯段温泉は対象外なので、350円払います。)

以前は共同温泉があった(40年近く前はそこに入浴した記憶あり)のですが、今はなくなってしまったようです。

僕の格好を見るなり「今日、何かあったの?」と聞いてくる女将。大会のことを説明すると「うわあ…。寒かったでしょう。ゆっくり温まっていって下さい。今、泊まりのお客さんも入っていないから。」うう…。何て優しいんでしょう!

嶽温泉郷とはすぐ近くなのに泉質が全く違うんですよね。源泉温度が42度なので、加水も加熱もいらないらしいです。

その後最終目的地というか、帰路の途中にある岩木山神社に立ち寄り、今年最後の大会まで無事に走り終えることができたことの御礼。

皆さん神社にお参りって言いますけれど、自分がどこの誰なのか伝えてますか。自分に都合の良い願掛けばかりしていませんか。祈願成就したら、ちゃんと御礼参りしていますか。

…いやごめんなさい、ついこの間までは自分がそうだったものですから、ハイ。


(成人になって間もない頃に、鍛冶町のど真ん中でこれと同じ構図になった記憶あり。)

ということで2017年の大会出場はこれにて終了!
シーズン本番はこれからですが、僕はこの後、冬眠の準備を開始します!


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ようやく日の目、しかし…。 – Listen Without Prejudice + MTV Unplugged / George Michael #georgemichael #listenwithoutprejudice


今も昔も青森県という「ド田舎」に住んでいる私、とりわけ若かりし頃は強烈なぐらい都会への憧憬というものを抱いておりました。

青森県を「ド田舎」…と揶揄しましたが、未だに「左遷されたところ」として取り上げられたり「日本語が通じない」と言われたり、最近は「地下がない」と嘲笑されたり…って、お前ら、青森に来たことないだろう!!

こんな感じで忸怩たる思いも幾度となく味わうこととなりましたが、住めば都といいましょうか、今となってはむしろ、青森で良かったという優越感を抱くようになっているぐらいでございまして、ハイ。だって、仕事でホタル見たり、雨上がりの歩道を飛び跳ねる小さな小さなアオガエルの一団に遭遇したり。ド田舎なんじゃなくて、天然の自然を満喫できるんだからね!

ちなみに、若かりし頃に抱いていた都会への憧憬、僕の中では「タワレコ」「地下鉄」「東急ハンズ」が、いわば「三大巨頭」みたいなものでした。

初めてタワレコを訪れたのは高校1年、京都への修学旅行の時でした。

自由行動のついでに畏友ダッチと二人で別行動、タワレコでDaryl HallとRobbie Nevilのアルバム(レコード)を2枚購入。(ちなみにダッチはSheila EのCDを購入。)

ちなみにそのダッチは、札幌市でソムリエとして店を一軒構えています。

おかげさまで」というお店、もし良かったら行ってみてください。

それはともかく、あのロゴの入った黄色の袋を抱えて地元弘前に帰ったことに、変な優越感みたいなものが湧いていたのは、今となっては何だったんでしょうね。

輸入盤独特の香り、そして国内盤より低廉な価格も、魅力だったのかも知れません。その後も仙台や東京を訪れた際には必ず「タワレコ」を訪れ、国内では入手し辛い色んなアイテムなんぞを物色していたのですが、時代の変遷とともに、足繁く通うこともなくなっていきました。…青森県内にもタワレコができたし、東急ハンズはトラックストアが展開されたし。…地下鉄はないけどね。

学生時代、秋田市内のPARCOにタワレコがあることを知ったときは、衝撃を受けました。ああ、青森は完全に置き去りだ、と…。

北秋田市に住む従姉が秋田市内に行く機会があることを知り、わざわざCDを購入するようお願いしたこともありました、そういえば。

ちなみにお願いしたのは、偶然にもGeorge Michaelの「FAITH」と、PWLの申し子といわれたRick Astleyのデビュー作でした。懐かしい。(ちなみにRick Astleyは先に聴いた従姉がとても気に入ってしまったことを覚えています。まあ、もう忘れていると思うけど。)

さて、George Michaelの「LISTEN WITHOUT PREJUDICE vol.1」。

これも、たまたま上京した際にタワレコで購入した一枚。衝撃的なソロデビューを飾った「FAITH」の次の作品ということで、店頭に並んでいるのを発見したときは、そりゃもう嬉々として手に取り、喜び勇んでレジへ。確か、発売されてすぐだったのかな。まだ国内盤が店に並んでいなかったハズです。

早速聴いてみると…。

…?

…あ、あれ?

な、なんか思っていた内容と違うぞ?

僕はてっきり「FAITH」の路線を踏襲したようなアルバムをイメージしていたために、肩透かしを食らったような、そんな印象を抱いてしまったのであります。

という記事をこのブログで掲載したのが昨年11月。この「LISTEN WITHOUT PREJUDICE vol.1」の25周年記念盤が発売されますよ、というアナウンスを受けて投稿したものでした。

ところが、暮れも押し迫った年末、世界中がクリスマスに浮かれる12月25日、突然の訃報が飛び込み、当初今年1月に発売が予定されていた記念盤も「発売日未定」となってしまいました。

突然の訃報に接したこと自体がかなり衝撃的だったのに、この25周年記念盤の発売日が未定になったことは、僕からすれば傷に塩を盛られたようなものでした。

ここに来て、お蔵入りになってしまうんだろうか。青春の一ページに思いを馳せることも許されないのだろうか。

発売日未定となった作品の予約をキャンセルすべきか逡巡したまま、季節も巡っていきました。

そんな中、9月上旬に突如発表された「Fantasy Feat. Nile Rodgers」 。

「Listen Without Prejudice vol.1」に収録されなかったこの曲は、実は25年前にアルバムの先行トラックとしてシングル化の構想があったようなのですが、いずれも実現せぬまま、後にカップリング曲として発表されることとなりました。

しかしながら、今回発表される25周年記念盤の発売に合わせ、ナイル・ロジャースにこの楽曲のリテイクを依頼し、この楽曲の発表をもってキック・オフとする予定だったのだそうです。

にもかかわらず、本人の急逝と作品の発売延期により、またしてもお蔵入りか…と思ったところへの発売決定の知らせ。ただし、「Listen Without Prejudice Vol.1」の25周年記念盤としてではなく、「Listen Without Prejudice + MTV Unplugged」というちょっと形を変えての発売。そしてそれに合わせ、この「Fantasy Feat. Nile Rodgers」も発表された、という。

そしてその直後に「発売日決定」のアナウンス。予約キャンセルしないで、本当に良かった!

ただですね…ホント何をやってるんだ!の4枚組デラックス・エディションの国内盤。

こういうことをするからアーティストと喧嘩になるんじゃないんですか?と思うような内容。これってアーティストじゃなくとも怒りたくなりますよ。

何で怒っているかといいますと…。

公式ホームページでは次のようなアナウンスがされています。

【デラックス・エディション収録内容】

DISC1(CD)|オリジナル・アルバム:2015年デジタル・リマスター <BSCD2仕様>

DISC2(CD)|MTVアンプラグド 公式初CD化:2015年デジタル・リマスター <BSCD2仕様>

DISC3(CD)|レア・トラックス:2015年デジタル・リマスター <BSCD2仕様>

DISC4(DVD)|ドキュメンタリー&ミュージック・ビデオ<日本語字幕付>

DVDに字幕が付くのはありがたい一方、何と肝心の「Fantasy Feat. Nile Rodgers」が収録されていないのだそうです!(ダウンロードコードが封入。)

そして、この曲の代わりにDISC2「MTV Unplugged」の11曲目に収録されているのは、Elton Johnとのデュエットナンバー「Don’t Let The Sun Go Down On Me」。

11.僕の瞳に小さな太陽(with エルトン・ジョン)※from the Elton John Album『Duets』 日本盤ボーナス・トラック

ちなみに2枚組のスタンダードエディションには、DISC2の11曲目に「Fantasy Feat. Nile Rodgers」が収録されているのだそう。この差異は、一体何?

そもそもElton Johnとのデュエットナンバーって、このアルバムとは全く関係ない曲ですよね。「日本盤ボーナス・トラック」という触れ込みになっていますが、全然ボーナスなんかじゃないし、むしろ邪魔なぐらいなんですけど!

しかし、何でこの曲を収録したんだろう?まさか、「MTV Unplugged」だからライブ音源も収録しちゃえ、ってこと?それとも…。

本来収録されるべき曲ではないこの曲が収録されたことによって、作品そのものがまるっきり別のものとなり、他方、本来収録されるべき曲が収録されていないことで、作品の質や価値が評価に値しなくなる可能性があるということを、レコード会社は理解しているのでしょうか…。

日本盤って、こういうのが多いですよね。「日本盤のみボーナス・トラック!」という触れ込みを掲げ、蛇足とも言えそうなボーナス・トラックを収録したせいで、アルバムの雰囲気がガラリと変わってしまったり、アルバムのトータルバランスを崩したり、アルバムそのものの質を下げてしまうことが。確かに昔はこれが「いい!」と思っていました。「日本盤のみのボーナス・トラック」を収録することで、何となくお得感を出すというか、海外盤との差別化を図るというか、色々理由や事情はあるのでしょうけれど、この曲って本当に必要なんだろうか、ということもしばしばあります。

極端な話をするならば封入された「解説」だって、もしかしたらいらないんじゃないか、と思うこともあるぐらい。だって、とことん解説に徹しているのならばともかく、作品に対する感想なんていうのは結局のところ、筆者の主観じゃないですか。直接制作に携わった人やアーティストの言葉なら話は別ですが。

有識者や音楽評論家の解説なんていうのは、このご時世、ブログで充分だと思うんですけれどね。(あ、このブログはそういう類ではありません、念のため。そもそも私、評論家でもなければそういう深い知識も見聞も持ち合わせていませんので。)

これもこの作品に限ったことではないのでしょうけれど、DISC 3の内容も「レア・トラックス」と謳っている割には結構寄せ集めっぽい感じが否めず、実際、既に他のアルバムに収録され、発表されている楽曲が多数収録されています。少なくとも未発表曲に関しては、収録されていません。

ちなみに今回新たに発表されたテイクは別として、「Fantasy」に関しては発表された当時の楽曲が既に「FAITH」のコレクターズ・エディションにも収録されているという。

それが今回また収録されるのも「?」ですし、そもそもそれで「レア・トラックス」って、一体どうなっているんでしょう。

まあ、確かに今となっては手に入れにくい音源が多数なので、「レア」であることには違いないのでしょうけれど、このDISC 3自体がデラックス・エディションのボーナス盤みたいなものと考えれば、致し方ないことなのかな。

だとしても、折角のコンセプトをムダにするような余計なボーナス・トラックは、正直言って本編には収録して欲しくないですね。

ということで、4枚組デラックス・エディションに関しては、何だかちょっと残念な作品になってしまったなあ、というぐらい衝撃的な内容。だって、本作品最大のハイライトが削がれているわけですからね。

そういうことじゃないんだよな…と、草葉の陰で歯軋りしながら地団駄を踏んでいるジョージの姿が目に浮かぶようです。さて、それはともかくこの作品、無事に手許に届くのでしょうか。そっちの方が心配です。


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エレファントカシマシ30周年記念ツアー 2017 「THE FIGHTING MAN」 in 弘前 #エレファントカシマシ #弘前 #青森


(本日、敬称略につき予めご了承くださいませ。)

高校1年の頃、深夜にテレビ放映されていた「eZ」という番組。エピック・ソニー所属のアーティストのプロモーション番組なのだが、ある日この番組を観ていた時に、目が釘付けになったアーティストが1組。当時放映された時の映像が、こちら。

ぶっきらぼうというか邪というかやる気がないというか、それでいて攻撃的、しかもステージ上はもちろん会場全体の照明(いわゆる客電)もついたまま、誰一人席を立つことなく、拍手も私語もない…。何だこれは、誰だこいつらは…。(ちなみにこの時のライブの音源は、デビューアルバムの「THE ELEPHANT KASHIMASHI」25周年記念盤に全曲ノーカットで収録されています。)

これが、エレファントカシマシとの最初の出会い。その後もこの番組に何度か登場していたけれど、客のヤジに「うるせえなバカヤロー」と返す宮本。何か怖いぞ。でも、ちょっとこのステージ、観てみたいぞ…。
いわば怖いもの見たさと好奇心から抱いた彼らへの興味。
気が付いたらあれから30年という月日が流れ、私も大人になりました…ええ。

ただ、彼らの曲を聴くときはなぜか正座したくなるというのは今も昔も変わらぬまま。

鳴り物入りで登場した割には鳴かず飛ばずの不遇の時代。
厭世的、反社会的、排他的で自己中心的、だけど近代文学的。
それでも4ピースは一度もメンバー変更することもなく、たとえレコード会社との契約を打ち切られようとも、その姿勢を貫き続けた…がしかし、やがて転機が訪れ、ドラマやCMのタイアップ、テレビやラジオへの露出が続くうちに、現代社会に対する応援歌やメッセージ性の強い曲が増えるようになり、現在に至るわけで。

ファンクラブに入っているわけでもなければ、全部の曲を知っているわけでもない。それでもこの30年間、「大好き」とまでは恥ずかしくて言わずとも、ずっと聴き続けてきた「アーティスト」。
そして今回、なんと47都道府県を回るツアーで、青森県に久しぶりにやってくる、しかも会場は、自宅から約1kmの弘前市民会館!!!

30年間興味を持ち続けてくれてありがとう、のご褒美を頂いたような気分だった。
天変地異が起きようがミサイルが飛ぼうが、何が何でも行く。這ってでも、絶対行く。

‐‐‐

肌寒さすら感じる金曜の夕方。17時過ぎに会場に到着、気になっていたグッズ販売コーナーへ。16時からグッズ販売が始まっており、既にプチ行列が。うーむ、わかっていたことだったけれど気になるアイテムが豊富。
別に購入する気のなかったアイテムもうっかり購入。まあ、いいか。エレカシのコンサートをこの会場で観ることなんて、この先ないと思うし。

客層は男性・女性比で4対6ぐらい。40代が中心といった感じかな。

入口手前には御朱印みたいなスタンプコーナーがあり、47か所+1か所で全てデザインが異なるらしい。集印帳なるものも販売されており、これを持っていなければ押すことのできないスタンプもある。がしかし、たかがスタンプのためにこの集印帳を購入する気にもなれず、チケットの裏に1個押印。

ちなみに余談だけど、チケットへの押印は表ではなく裏がおススメです。表に押印すると、印が浮いて乾かず、高い確率でブレます。

チケットは何とソールドアウト。平日だし弘前だし、正直売れ残ると思っていた。

そうそう、今回はデビュー30周年ということで47都道府県を回るツアー、平日開催は唯一この青森県のみなのですよ。

18時過ぎ、既に伸びている行列に並ぶ。この日は19時開演のところ、21時45分頃終演であるアナウンスがされている。直近にある弘前市役所の駐車場が、22時で閉鎖されるためとのこと。

 

 

↓↓↓【ネタばらしあります。閲覧注意】↓↓↓

 

 

会場に入ると、何やらスモークかドライアイスが焚かれたかのような雰囲気。
前から8列目は、ステージからかなりの至近距離。アリーナ級の会場であれば、最前列ぐらいの距離なんじゃないでしょうかねえ。ホール会場ではあるけれど、飾り気のない小ぢんまりとしたステージセットを見ても、なんかライブハウスに来たような感じ。逆に変な仕掛けがあるより、ステージに集中できるのでこれぐらいの方がいい。

なぜか周囲は女性ばかり。見たところ、僕のような「おひとり様」で参戦している人も多いらしい。隣は会話から30代前半の女性二人組。後ろにはもう少し若そうな女性3人組。そのうちの一人が事前にセットリストを見たらしく、「今その順番に曲入れて聴いてるんだよね」とぶちまける。いいか、開演前にその内容は絶対に言うんじゃないぞ。例えその曲が、「ファイティングマン」であろうとも、だ!

公演は19時ちょうどにスタート。
袖からメンバー6人(キーボードとギターのサポートを含む)が現れ、会場から割れんばかりの拍手と声援。あれ?宮本がいないぞ…。と思って観ていたら、センターに立った短髪の男性はスタッフではなく宮本だった!「こんばんはエレファントカシマシです。」の第一声とともに宮本がライトに照らされた途端、会場一斉にこの日一番のどよめき。

「皆さんようこそ青森、弘前へ!オレたちもようこそ!」
「今日は満席だそうです。ありがとう、エブリバデ。っていうか一人一人が集まって、5万6千人ソールドアウトです。」 →会場から笑いと拍手。

「ここに来るときに車で見ましたよ、門。立派な門ですね。追手門っていうんでしたっけ。実に素晴らしい。興奮しました。」 →盛り上がる観客。

しかし…「桜の花、舞い上がる道を」のMCで桜の話。

いい話をするのかと思いきや、「桜を観て喜ぶなんて、よほど絶望が深いんですかね。」みたいなことを言い始める。 →自分含め、周囲の皆さん口をあんぐりしながら茫然。

「おいおい、ここ弘前なんですけど…。」

その後、何となく気まずい雰囲気に気付いたのか、「ここ弘前もね、桜があれですけどね。一つ一つの花びらが…」と口を濁すも、手遅れ。がしかし、僕自身はこの曲を聴きながら、ホロリと涙。昔、自分もこんな感じだったな、と感情移入。

「弘前は2回目なんですけど、町の中にあった本屋、もうなくなったのかな。岩波の新書とか、新書が凄くてね。古本屋だと思ったら全部新書(新刊)で、都会じゃ中古で売っているような本も普通に定価で売っているんですよね。今回は行ってないんですけどね、まだあるんですかね、あの本屋。」 →紀伊国屋書店のことかな。というか、あまり弘前の印象って良くないんだろうか(笑)。

セットリストは他で公開されているので割愛。基本的には30周年記念で発表されたベスト盤を聴いていれば概ねOK。ただし、これしか聴いていない、これしか知らないという人は、後半(終盤)辛い時間帯が続くかも。

個人的には、超攻撃的な「ガストロンジャー」、私はこのリズムが大好きなのでありますが、この曲を目の当たりにして客が引きかけたところへの「やさしさ」。この流れ、最高。またしても泣きましたとも、ええ。

正直、最初から最後まで座ったまま、それこそ正座してでも聴くつもりだったけれど、客電が落ちた途端にスタンディング状態に。周囲が何をしようとも手拍子はしないし、拳なんて小恥ずかしくて上げられるか…と思っていたけど、感情を抑えることができず、気が付いたら力いっぱい拳上げておりました。嗚呼…恥ずかしい。でも、それすらもごく当たり前のごとく受け入れる宮本、懐深くなったなあ…オレもあなたも大人になったんだなあ、と何だかしみじみ。初めて会うくせに。

「弘前中の電気を消して、夜空を見上げて…」という替え歌でまたホロリとし、公演終了。
終演は21時44分。ほぼピッタリ終わるところが凄い。いや、もしかしたら何か端折ったのかもしれない。それでも30曲近く演奏しているんだから、もう本当にありがとう、ですよ。

他に聴きたい曲もあったけれど、そんなのを言い始めたら人それぞれみんな違うだろうし、キリがないので止めておきます。
ただ、足を運んで本当に良かった。僕の周りでも涙をぬぐっている人、たくさん見た。それ見て、またもらい泣きした。弘前に来てくれて、ただ感謝。もう、それしか出てこないっす。

願わくば、桜が「絶望」ではないことを、その目でしかと確認してもらうためにも、是非とも春に来てください。
願わくば、もう二度とないかも知れない、弘前市民会館でもう一度…。


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「弘前・白神アップルマラソン」に物申そう。


舌の根も乾かぬうちではありますが、鉄は早いうちに打て、とも言います。こういう問題は早めに提起した方がいいんだろう、という都合のいい解釈。本日は原稿用紙10枚弱。毎度ダラダラでどうもすいません。


今年の「弘前・白神アップルマラソン」も終わり、2017年のシーズンは実質終了となりました。個人的には冬眠の準備を開始です。

今回の大会が成功裏に幕を下ろしたのかどうかはわかりませんが、参加している中で色々気になる点もあったので、個人的に総括したいと思います。これは決して苦情やクレームではありません。あくまでも、一個人としての提言です。

(1)コースの問題

当日の受付(参加賞の受取り、荷物預かり等)がゴール地点にあるのですが、ここからスタート地点に行くまでには、必ずコースを横断しなければなりません。このため、9時のフルマラソンを皮切りに次々と競技が始まると、ゴールを目指すランナーが駆け抜けるため、多くのランナーが足止めを食らうという事態が今年も発生したようです。

これ、例年必ず問題として浮上していますが、もはや改善の余地はないのでしょうか。

また、ゴール直前(追手門広場)がやたらと狭いことから、最後の最後でダラダラと前を走る(歩く)ランナーを追い越すことができないという、フラストレーションの名所となりつつあります。今回、一部コースの変更により西目屋村の折り返しポイントが少し先に伸びましたが、いっそのこともう少し先(信号ギリギリのところ)まで伸ばすなどして、追手門広場に入る直前(裁判所横)をゴールにした方がいいんじゃないかと思います。追手門広場はランナーしか入れないエリアを広く取った上で、そこでドリンク等の提供を行うなど、ランナー目線の工夫が必要だと考えます。走り終えたばかりのランナーに、狭いので早く移動してください、はあまりにも酷です。

何よりも個人的には、弘前消防署の前が通行止めとなり、ランナーで溢れかえっているということが、一番の不安と疑問を感じているところです。

(2)給水の問題

アップルマラソンは私設のエイドが充実していることで知られていますが、その一方で、大会側が準備するエイドの評判はあまり良くありません。

ランナー目線からすると一番の問題は、給水所そのものが狭すぎること。テーブルとテーブルとの間隔があまりにも狭すぎて、ランナーが一気に集まってしまうのです。今回、脚を止めずに給水することを心がけましたが、とてもじゃありませんが無理でした。テーブルの配置はもう少し間隔を広げて欲しいです。更に欲を言えば、テーブルの数をもう少し増やして欲しいです。混雑しているから次の給水テーブルで…と思ったら、テーブルがないんだもん。

そしてこれに関連して、ゴミ箱の場所があまりにも給水所に近すぎるし、数も少ないです。(僕を含め)紙コップはなるべくゴミ箱に棄てたいと考えているランナーは少なくないはず。しかし、肝心となるゴミ箱の数が足りないようでは、もはやどうしようもありません。これでは路面がゴミだらけになって苦情が出るのも仕方ありません。

ついでにいえば、紙コップにどれぐらいのドリンクを入れるべきか、あらかじめ統一した方がいいんじゃないでしょうか。それぞれの給水所で量はバラバラ、挙げ句の果てに空っぽの紙コップを掴まされたことが一度ありました。

(3)抽選会

今回はまだ暑かったので良かったけれど(走っている時は大変でしたが)、仮に雨天となった場合、屋根のないあの広場で抽選を延々と行うことを考えると、何だかゾッとします。寒空でナンバーカードを握りしめるランナーを尻目に、お偉い大会関係者は、寒さで震えるランナーなんぞお構いなしで、テントの下でのほほんとしているのですよね、間違いなく。

あらかじめ事前抽選を行い、掲示するなど、もっと効率の良い抽選会であって欲しいと思います。

(4)前夜祭

今回、ペースランナーを務めるということで初めて前夜祭に参加しました。その中で一番違和感を覚えたのが、来賓席にだけ並べられた椅子。ランナー同士の交流を広げるという意味では、ランナーは別に立食でも構わないのですが、ステージの真ん前にある来賓席にだけ椅子が並べられ、まるでランニングには興味なさそうな皆さんがこれまた偉そうにふんぞり返って座っている姿を見ていたら、無性に腹立たしさを覚えました。しかも、ゲストランナーが来たと思ったら、真っ先にウハウハしながら乾杯して写真なんか撮っちゃって。あのですね、一体誰のための前夜祭ですか?来賓のためではないですよね。あなた方こそが率先して立食すべきであり、先にお客様たるランナーを座らせてください。あるいは、壁際に椅子を並べるとか。こういうところがランナー本位じゃないってことなんですよ。ハッキリ言って、かなり見苦しかったです。

(5)目障りな黄色のジャンパー

見苦しかったといえばこちらも。大会当日、黄色いジャンパーを羽織っていたのは関係者でしょうか。必要と思しきところに全く配置されていなかったような気がします。ついでにいえば、ただ椅子に座っているだけの「マネキン」が置かれていましたね。30キロ以降は特に酷かった。ボランティアなのかバイトなのか知りませんが、ランナーの動きなどお構いなしにスマホの画面ばかりを見ている連中。声援を送るわけでもなければコースを監視するわけでもなく、一体何のためにいるのか全く意味不明でした。ハッキリ言って目障り以外の何者でもありません。ああいうのを見ると、心底ガッカリします。やりたくないなら、You,とっととお家に帰りなよ,yo。

(6)救護車はもっと段取り良く

大会当日は晴れ、日中の気温が上がることも、あらかじめ見込まれていました。新聞などでは5名の方が熱中症の症状で救急搬送されたとのことですが、搬送されなかったにせよ熱中症を発症し、リタイアされた方がたくさんいたようです。ゴールしたとき、皆さんの顔の汗が乾いて塩が浮き、粉吹き芋のように白くなっていたのがその証。

人手の問題もあるのでしょうけれど、今回は何となく救護に回る方の数が手薄だったように思われました。

救護車は各所に配置されていましたか?聞いたところでは、1キロ以上にわたって片側通行となる14~15キロ付近、弘前方面から西目屋方面に向かう救護車がズラリと並んで通行可になるのを待っていたとのこと。

もう少し段取り良くできればいいのに。

(7)来年はもっと大きく!

これまで長年にわたって申し添えて来たことが、今回一つ実現しました。弘前駅での「歓迎」の表示。改札口付近にポスターが数枚張られ、「歓迎 ランナーの皆さん」と紙が貼られていました。前日にはエスカレーターの上に横断幕ならぬ「横断紙」も。

ただ、残念だったのはフォントが明朝体なのでしょうか、字が細くて非常に見づらいという。何だか仕方なくやったやっつけ仕事みたい。どうせやるなら太ゴシック体で、もっとデカデカと掲げてください。お願いします!

(8)市中の飲食店、会場の飲食ブースは充実していましたか?

腹を空かせて帰ってきたランナーも数多くいたようです。相変わらずゴールで手渡されるのはリンゴ1個。今回アミノバリューはあらかじめ参加賞の袋に同梱されていましたね。もっとも、これで空腹を満たせ、ということではないと思いますが、どうも飲食ブースでは販売数を足りなくする店があるなど、今年も不評だったみたいですね。

他方、会場の近所にある食堂では、ゼッケンを見せると50円引き、というサービスを行っていたそうですが、これをもっと市内一円に広めることはできないのだろうか、と思うのです。

今回は弘前駅からシャトルバスの運行が行われ、好評だったとのこと。ただしこれでは、駅前と会場の間を車両で移動することとなるため、途中にある土手町などはあまり恩恵を受けなくなる、という弊害も発生します。

とはいえ全員がバスに乗り込むわけではないと思いますので、例えばゼッケン見せたら50円引き、大盛りサービスなど、そしてそういったサービスを提供する飲食店を地図などに記す、そんなほんのちょっとサービスで、この日の客足が変わる(商売に繋がる)と思いますし、また違った賑わいを見せると思うんですけどね。


幸いにして、今のところはRunnetに掲載されたランナーからのレポート&評価の評点も思ったほど低くないみたいです。それでも、90点台に到達していないということは、まだまだ改善の余地がたくさんあるということ。

ランナー人口はこれから減少の途を辿るはずです。一方で、未だに新しい大会が開催されていることを鑑みると、これからは大会同士の「潰し合い」が始まると言っても過言ではないと思います。(ちなみに今年、弘前・白神アップルマラソンと同日に「松本マラソン(長野県)」「東北復興マラソン(宮城県)」が新設されています。)

今年、弘前・白神アップルマラソンは15回という節目を迎えましたが、今後も20回、25回と更に回を重ねていくために、ランナーの声に耳を傾けるとともに(…といっても全部聞き入れろ、という趣旨ではありません。中には自分本位のものもあると思うので)、弘前市だけではなく周辺地域が一体となって大会を応援する、ランナーを出迎えるような空気が醸成される必要があると思います。このためにも、実行委員会の皆さんには今一度、兜の緒を締め直していただき、関係各団体としっかり協力しながら、改善すべき点はしっかり改善していくべきだということを、僭越ながら提唱したいと思います。


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