Category Archives: Computer Blue

スマートフォン機種交換の顛末記

約1年10か月使っていたdocomoのXperia SO-02J。大きさや重量はもとより、カメラの性能など、本当に申し分のない機種だった。がしかし、最近充電端子(Type-C)の調子が何となく悪くなっているような気がして、ちょっとストレスが溜まりかけていた。(実際はケーブルが悪いだけだったのかも知れないが。)

そんな中で発見した、ドコモオンラインショップでの「スペシャルプライス」の文字。見なけりゃ良かったと思ったが、1世代後の機種(Xperia™ XZ1 Compact SO-02K)が、割引適用後だと本体価格648円から入手できることに、心がときめいた。

機種交換にはまだ早い?いや、今が換え時?揺れ動く葛藤の狭間の中、数日間自問自答した結果、思い切って現行の機種に見切りをつけ、機種変更することにした。

ドコモユーザーの中ではもはや「当たり前」のことと認識されているのかどうかはわからないが、ドコモの機種変更は店頭よりもオンライン手続きが圧倒的に優位だ。
手続きまで時間を有しない、自分のペースで機種変更までの設定、準備をすることができる、下取りプログラムが充実している、など、利点を挙げるとキリがないぐらい。なので、手続きは今回もオンラインで済ませることにした。

新年を新しいスマートフォン、新しい手帳、新しい財布で迎える…。
年男を飾るにはこれ以上ない素晴らしい幕開けじゃないか!などと妄想しながら、本体の到着を待ちつつ、SO-02Jからのデータの引っこ抜きや電子マネーの手続きを進めた。

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さようなら、Flickr

このブログをSSL化してから1週間ちょっとが経過した。

この間、一つ劇的な変化を遂げたことがある。それは、アクセス数が大幅に減少したということだ。

ブログを運営する以上、多くの方にご覧頂きたいと思うのは本望だが、その中には、決して好ましいとは言えないアクセスもあるかも知れない。

あくまでも可能性の話でしかないけれど、もしかしたら、SSL化によってそういったアクセスが減少したのかも知れない。

いずれにせよ、これからも大して中身のない投稿を細々と続けて行こうかと思う。

Flickrという画像メインのSNS。巨大な画像アーカイブを抱えるサイトといえばいいだろうか。

個人的にこのサイトのデザインが好きで、よく利用していた。一時期はスマートフォンのアプリも使いながら自分の画像を管理していたのだが、ある日のシステムアップデートを境にアプリそのものが使えなくなり、それ以来あまり利用することがなくなった。

色々変遷があったものの、無料で1TBという大容量も魅力的だったし、米Yahoo!のアカウントを持っていれば利用できるということで、このFlickrを利用するだけのために米Yahoo!のアカウントを取得していた。

しかし、米Yahoo!については、2013年8月に約30億にも上る個人の全アカウント流出、更に今年9月にも5億人のアカウント流出が確認されるなど、たびたび不正アクセスへの脆弱性が指摘されていたところ。

そんな中、Flickrとの決別を決定づけるメールが届いた。

Why we’re changing Flickr free accounts

なんと、無料で1TBを謳っていた容量を大幅に縮小し、画像1000枚までは無料で利用可能となるが、これまで保存していた1001枚目以上の画像については来年1月8日以降順次削除すること、そして、削除されないようにするには、有料登録が必要になるとのこと。

Flickrには大して画像を保存していないから大丈夫だろうと思ったら、何と4000枚近くの画像を保存していた。

中には、結構大事な画像も含まれており、これを削除されるのは本意ではない。

そして調べると、FlickrでなくともGoogleフォトで充分、という人が圧倒的に多いことを知る。

確かにFlickrはいつになっても日本語対応しなかったし、そもそも日本を相手にするつもりもなかったのかも知れない。(そして国内にはFlickrに似たサービスもあるが、諸般の事情で使いたくない。)

そこで、Flickrに見切りを付け、Googleフォトに画像を引っ越しさせることにした。

まず、Flickrに保存している画像をどのように引っ張り出してくるか。

色々方法があるようだが、どうやら一番手っ取り早いのはこれを使う方法のようだ。

「Flickr downloadr」というアプリ。

自分のFlickrアカウントでログインすると、画像が一覧になって出てくる。

保存先を指定し(僕の場合、一旦外付けHDDに保存することにした)、あとはダウンロードされるのをひたすら待つだけ。(余談だがダウンロード途中でのシャットダウンが2度あった)

約1時間で作業は終了し、全ての画像が一旦HDDに保存された。

【参考にしたページ】
FlickrからGoogleフォトにお引っ越し!大量の写真を半自動で簡単に移行した方法

Googleフォトへの転送は、Googleバックアップを利用。

中を見たら同じ画像が複数枚保存されているものがあり、多少狼狽したものの、過去の撮影した画像を見ながら整理するのも、なかなか楽しい作業だった。

これで終了!

…とはいかず、Flickrのアカウントの削除、そして米Yahoo!のアカウントも削除。これ、必須。

そしてこれを機に、登録しても使っていないアカウントがたくさんあることに気が付き、そちらも整理中。1年以上使っていないBooklog、mixiもアカウントを削除。その他のSNSをはじめ、余計な登録は必要最小限の利用にとどめることに。

…なんか、急に身辺整理を始めているみたいですね。自分でも怖い(笑)。

Nike+からGarmin Connectへの連携について #nikeplus #garminconnect

【この情報は平成28年6月における情報であり、それ以降に発生しているNike+とGarminとの間における連携不具合の事案には対応していませんので注意してくさだい。ちなみに、2016年10月に発生した連携不具合については、Androidアプリの更新を行ったところ、正常に連携されることを確認しています。】

僕のランニング仲間は、圧倒的にGarminの時計を利用している人が多く、僕みたいにNike+ GPS Watchを利用している人はほんの一握り。水に弱い、結露しやすい、断線しやすいと、良いところが一つも出てこないNike+ GPS Watch。それでもここまで3代に渡って頼り続けてきたのは、他の高機能な時計を使いこなす自信がないことと、結局最初に手にしてしまったこの機種にすっかり使い慣れしてしまったから、といえばいいのでしょうか。

一方、色んなソフトウェアやアプリケーションのほか、ツールやガジェットが多数氾濫する中で、できる限り一つのソフトウェアで管理できるのが望ましく、かつ、自分を鼓舞するため、そして仲間と競争するため、ランニング情報を共有したい、と思っている人も少なくないようです。

実は僕がNike+ GPS Watchを手放さない最たる理由が、2007年からこれまで同期し続けているNike+のランニングデータを易々と手放したくない、というものでした。
最初の頃は当然のことながらそれぞれのデータの同期なんぞできるはずもなく、そのガジェット専用のソフトウェアのみの対応だったのが、やがて提供する企業側に心境の変化が生じたのか、それぞれのランニングデータを相互にやり取りすることができる、という時代がやって来ました。

そういうこともあり、僕の周囲にはNike+をランニングデータ管理用のポータルサイトとして利用している人がかなりいます。というのも、Nike+とGarmin Connectが自動シンク(同期)されるようになったことを機に、GarminユーザーがこぞってNike+を利用するようになったからです。素晴らしい。
これで月間の走行距離を競い合ったり、タイムを競い合うということが始まっているのですが、他人と比べる、そして他人から比べられるのがあまり得意ではない僕は、あくまでマイペースで今もNike+を活用しています。他人は他人、自分は自分、ぐらいの程度で。
ところが、ここにStravaなるものが登場し、状況が少し変わってきました。
Nike+とGamin Connect、そしてStrava。これらのデータを相互にシンクさせることによって、ランニングを更に楽しむという手法が、周囲で広がっていったのです。

じゃあ僕も取りあえずやってみるかな、ということでGarmin ConnectとStravaのアプリケーションをスマートフォンにインストール。がしかし、なにせ使い方がわからないので無用の長物となり、結果的にスマートフォンの容量を食うだけの、言わば「タンスの肥やし」のようなものになってしまったため、早々にアンインストールしてしまいました。

理想的だったのは、「Nike+」のアプリ(GPS Watch使用時も含む)に反映されたデータが、Garmin Connectや更にはStravaにそのまま同期される、というものだったのですが、どうもそう単純にはできないようです。

…が、待てよ。何でできないんだろう。そう思ったワタクシ、何を思ったかアプリを再インストールし、いろいろ探ってみました。結果、以下の結論に達しました。

(1)Nike+とGamin Connectとの自動シンクは、Garmin → Nike+の一方向のみ。
(2)逆にNike+ → Garminは自動的に同期されることはない。
(3)StravaからNike+への同期はもちろんダメぽ。

つまり、Garminウォッチを持っている人はNike+にもStravaにも同期できるよ!ってことだけど、Nike+ GPS Watchの場合は、結局のところせいぜい手動で頑張って下さい、ということみたいですね。相互にやり取りができるとはいうものの、それはGarminの側に立ってみての話だったようです。
では、Nike+のデータをGarmin Connectに同期させる方法はないのかと探してみたら、ありました。

Nike+に登録しているランデータは、「Nike+ GPS Exporter」というサイトからダウンロードします。

このサイトでNike+のログインID(メールアドレス)とパスワードを入力するだけで、Nike+に同期した過去のデータがリストとしてズラリと登場します。
ダウンロードしたい記録の一番右端にチェックを入れ、その左隣にあるダウンロードボタンをクリックするか、ダウンロードしたい複数の項目がある場合は最上部にある「Download all checked activities」をクリックすると、データのダウンロードが開始されます。(1つの場合は拡張子が.gpxのファイルですが、複数の場合は.zipファイルなので、そのデータを解凍しておきます。フォルダの中にxxx.gpxのファイルがあるはずです。)

PCからログインしたGarmin Connectの右上に「+」があるはずなので、そこからアクティビティアップロードを選択。
更にそのページから「手動アップロード」を選択し、先ほど解凍したデータ(xxx.gpxファイル)をアップロード。複数同時のアップロードも可能のようです。

…という、実に原始的かつ手間のかかる方法でしか、今のところは同期することができない模様。

そんなわけで、Garmin Connectにアップロードしたデータと、そこからStravaに同期されているハズのデータを見ると…おお、確かに過去の走行データが現れました。(距離が微妙に違うのは予定通りです。)
garminconnectdata(Garmin Connect)

stravadata(Strava)

nikeplusdata(Nike+)

あれ。距離だけではなく、なぜか全て微妙に時間がずれています。なんで?

ただし一つ大きな問題が。
「Nike+ GPS Exporter」から一度にダウンロードできるデータは、10個のみです。なので、大量にデータがあり、それを全て反映させるという場合は、かなり時間を要する(しかもダウンロードに失敗することもしばしば)こととなります。

しかし、いくら同期できるようになったとはいえ、下手をすれば数日もタイムラグが生じてしまうというのは、ある意味致命傷かも知れませんね。なんてったってほら、ランニングリザルトは生ものみたいなものですから。

Garmin ConnectからNike+への同期についてはたくさん記事があったのですが、逆を見つけることができなかったので、ちょっと整理してみました。まあ、そこまでして同期する必要があるかといわれれば、「…?」といった感じなのですが、要するにこれ、いい加減Nike+ GPS WatchじゃなくてGarminに乗り換えたら?と言われているような気がしないわけでもなく…。

【追記】Garminからのアップデートにより、Nike+にランニングデータが二重に計上されるという事象を確認しています。手作業で削除するしかないのか?

Facebook、やめました!

「憩室炎の疑い」との診察を受け、点滴の投与を始めて4日が経ちました。
通院初日、検査のために採血をしていたときに、僕のすぐ背後で視力の測定をしていました(健康診断をやっていたようです)。

看護師「指し棒の示すひらがなを読んで下さいね。はい、これは?」
男性「き!」
看護師「これは?」
男性「ほ!」
…といった感じで検査が始まったのです。
ところが下に進むうちに、いよいよ見えなくなってきたらしく。

看護師「これは?」
男性「えーと…えーと…ひ…ひだり!」
看護師「(笑いをこらえて)○○さん、ひらがなですよー。」

思わず振り返り、指し棒の指す字を見たら、「つ」と書いてありました。
うーん、何か惜しい!!


さて、お医者さんから食事制限は特にされてはいませんが、暗黙の了解とでもいいましょうか、アルコール、カフェイン、炭酸飲料、香辛料など、腸に過度の負担や刺激を与えるものの摂取を避け、スナック菓子などのおやつ類も摂らないようにしています。
その影響もあってなのか最近、舌が研ぎ澄まされてきたとでもいえばいいのでしょうか、あれ?これってこんな味だったっけ?とか、これって意外と塩分濃度が濃いな、とか、あら?これってこんなに粉っぽいんだ、とか、今まであまり気にしていなかったことが気になるようになりました。
発症するまでの直近の生活ぶりというか食事を振り返ると、なるべくしてなった、といわれても仕方がないような食生活を送っていましたので、ある意味これも一つの戒めなのだろうと考えています。
もちろん基本的には「安静」ですので、運動の類は一切やっていません。まあ、ストレッチぐらいはやっても問題ないのかも知れませんが、上半身を捻ったときに腹痛が悪化しないか怖くて、それすらもやっていません。

そんな中で、僕にとって厄介な存在となってしまったのが、Facebookでした。
食事制限を課している中でアップされるビール、ラーメン、揚げ物などなど…。
もちろんアップしている本人には悪気があるワケがないし、今はそれをどう受け取るかというこちら側の問題ではありますが、正直言って見ているのも辛いものがありまして、身体は「安静」でも心の中で何かがメラメラと燃えるのがわかるぐらいでした。
端的に言えば、こんな感じ。
fkfb
おっと、すいません。薬指が立ってしまいました。もう一度言いますが、これは受け取るこちら側の問題なので、投稿された皆さんは何も悪くありません。
しかし、今のこの症状が劇的に良くなるはずもなく、このままだと更に毒づくだけだな、と思い、一度Facebookから距離を置くことに。
まあ、色々考えることもあり、この際そのままアカウントを削除しようかな、とも思ったのですが、あのグループとかあのページとか、自分が携わっているのが幾つかあるということで、アカウント削除は保留することにしました。
で、何をしたかと言いますと、スマートフォンなどの携帯端末からFacebookアプリをアンインストール。

そう、「Facebook、やめました!…携帯端末で。」

で、このFacebook、気がついたら僕と繋がりを持っている方が650人ほどおられるのですが、大別すると、次のとおりとなります。

(1)小・中・高・大の中で苦楽を共にした友達や仲間
(2)県内外の同業者及び仕事関係で繋がりを持った皆さま(この中には、同業の誼というだけでこちらから一方的にリクエストした方もたくさんいます。すいません。)
(3)趣味・嗜好・個人的な活動を通じて知り合った同士の皆さん
(4)これまでの間、個人的にお世話になった方や、昔からの知り合い(父を通じて繋がっていただいている方もたくさんおられます。ありがとうございます。)
(5)その他(まだ一度もお目にかかったことがないけど、何となく繋がっている方、Facebookに首を突っ込んだ頃に、取りあえず繋がりを持った方、など)

…で、この際ということで、「親しき仲にも礼儀あり」ならともかく、親しいところかお会いしたこともないのに礼儀も知らないような十数名の皆さまを、バッサリ斬り捨てました。何のことかと言いますと、メッセージなしで「友達リクエスト」された皆さま。こういうリクエストを下さる方は、大体お目にかかったことのない方が大半。すいません、諸般の事情で今は初めまして!の一見さん一切お断りなのであります。というか、リクエストの時は必要最低限のメッセージぐらい送ってこいよ、こら。
fkfb
おっと、すいません。今度は小指が立ってしまいました。正直言いますと、約650名もちょっと整理したいな、と思っています。特にこれまでほとんど無反応の方。多分アカウント持っているだけですよね?逆に一気にスタンプのように「いいね!」を押してくる方。中身も見ないでそんな一気に「いいね!」を押さなくても…。お知らせを開いたときに同じアイコンがずらーっと縦に並んでいると、ハッキリ言って鬱陶しい。

人数が多けりゃいい、誰とでも取りあえず繋がっていればいいってものでもなく、取捨選択も必要なのかな、と前々から思っていましたが、舌が研ぎ澄まされるように、真贋を見極める、というのとはちょっと違いますが、ちゃんと人間(ひと)を見る目も磨いていかないとね。って、このブログの投稿後に一気に100名ぐらい友達が減っていたら、失笑ものですが…。

とはいえこのアンインストールも、恐らく一時的なものになるはず。色々不便を感じるようになったり(事実、土曜日定例の朝練では、スマートフォンがないと画像の投稿ができない)、必要な状況が生まれたら、また復活させることになると思います。でも、まずは周囲の雑念(ビールとかラーメンとか揚げ物とか)を振り払い、完全治癒に向けた治療に専念しようと思います。

意外と使い勝手が良かったBluetooth機器、だけども。

あれは昨年11月のこと、マラソン大会に出場するため、大宮に向かった時のことだった。
常日頃から、電車での移動時は好きな音楽を聴いている。この日も、前日にスマートフォンの音楽データを入れ替え、臨戦態勢に。
弘前駅から電車に乗り、新青森駅に向かっていたときに、そのことに気がついた。
…しまった。肝心のイヤフォンを忘れた。

こうして移動時間の間一切音楽を聴くこともできず、何となく釈然としない気持ちを抱えたまま大宮駅に到着。諸々の手続きを済ませて向かったのは、大型家電量販店だった。この御時世、100円ショップでもそれなりのイヤフォンは買えるとはいうものの、せっかくならば少しまともなものを購入しておきたい、という頭が働いたのだ。
とはいえあまり荷物を増やしたくもなかったので、なるべく小さく、かつそれなりのものを購入しようと物色を始めた時に目に留まったのが、Bluetoothのコーナー。Bluetoothといえば…。

・何となく電池を食いそう
・無線みたいなものなんでしょ?
・音も悪そうだし
・混線とか誤作動とかしないのかな

と、どちらかと言えばネガティヴなイメージが強くこれまで避けてきた。一方で、通勤時に利用しているイヤフォンコードが絡まって断線し、イヤフォンが使い物にならなくなったという経験をこれまで何度も積んでいるのも事実。
見ると、スポーツタイプのものも沢山出ているが、どうせならば汎用性の高いものがいいな、と思っていたところで見つけたのが、ソニーから出ている「SBH-20」というBluetoothレシーバー。
一見すると液晶の消えたiPod nano第5世代みたいな形の筐体に、イヤフォンを差し込むというもので、イヤフォンは手持ちのものでも使えるというのが僕にとってはとても魅力的だった。
sbh20

このnanoもどきの筐体がレシーバーとなっていて、電話の着信時にはマイクの役割も果たすらしい。
確か3,500円ぐらいだったのかな、価格の安さも僕にとって初めてとなるBluetooth機器購入の背中を押してくれた。

さて、無事に大会を終えた帰りの新幹線でこれを使ってみたところ、いい点悪い点がすぐにあからさまになった。

<いい点>
・同梱されている密閉型イヤフォンにはイヤーピースが3種類付属。
・軽い。どこにあるのかも忘れるぐらい軽い。
・当然のことながらスマートフォン本体とコードを接続する必要がないので、スマートフォンを手持ちにしたときのコードの煩わしさがない。
・(家に帰ってから)自分の耳に合ったイヤフォンに接続することができるので、これまで使っていたイヤフォンがBluetooth機器に早変わり。

<悪い点>
・最低の音量の設定がそもそも高い。
・バッテリーの持ちが今ひとつ。大宮から弘前までの移動でバッテリー切れ。(これはどの機種も一緒?)
・ボタンの配置が分かりにくい。
・充電しづらい。というか、カバーが引っかかってくるのであります。
・クリップは360度回転する可動式なのがありがたい反面、薄い。

イヤフォンの音質は「それなり」とだけ答えておこう。実は私、ソニーのイヤーピースはどれも耳のサイズにフィットしないので、ほとんど聴いていないだけの話なんだけど。
他のイヤフォンを使ってみても、音は特に悪くないし、音がぶつぶつ切れることもほとんどないけれど、サーッという風みたいな静音が聞こえてくることはたまにある。
そして、今のところこれを使っている時に着信がないので、マイクの使用感などは不明。

室内でトレットミルを走るときにこれを使ってみたところ、高温多湿の環境下は苦手らしく、やがて動作が不安定な状態に陥り、とうとうランプが点灯したまま消えなくなり、挙げ句の果てにランプは付いているのにレシーバーそのものが反応しなくなる(つまりレシーバーを繋いだイヤフォンから音楽が聞こえなくなる)という事態に見舞われるという…。って、まだ購入してから5か月も経っていないんですけど、おい。

仕方がないので放電とばかりに5日ほど使用せずに放置し、何気なくレシーバーの電源を入れたところ、消えていたランプが緑色に点灯(電池がなくなると黄色→赤色でお知らせしてくれるはずなのに、緑色ということは100%充電されているということ。んなアホな。)、おや?と思い、スマートフォン背面のNFCに近づけてみると、何とペアリングが完了し再び動き始めた!
ただし、緑色のランプはスイッチをオフにしても点灯したままなので、何らかのエラーが機器内で生じていることは間違いない。というか、保証書もレシートも捨てちゃったんだよなあ。こんなことになるから、ちゃんと保管しておかなきゃダメだよなあ…。
でも、それ以外は普通に動作するので、まあいいか。

レシーバー埋め込み型のBluetoothイヤフォンだと、それがダメになった時点で全部オジャンだけれど、この機器の場合、3,000円ちょっと(平成28年4月6日時点での最安値は3,207円だった)で気軽に購入できることから、壊れてもショックが少ないこと(といっても最近は1,000円台のBluetoothイヤフォンが登場しているようですが)、壊れたらイヤフォンを取り外して単独で使えることを鑑みても、かなりお得なアイテムなのではないかと思っている。

ただ、前述のとおり高温多湿には弱いみたいだし、それなりの衝撃を加えると、そこはやはり精密機械なので、自分のヤツみたいにアホになる可能性大。…という経験も含め、運動時の使用は正直あまりお勧めしないでおきたい。

SBH20 | アクセサリー | ソニーモバイルコミュニケーションズ

この発展系というか後継機でSBH50というのも出ているけれど、サイズ、重量を見る限りだとSBH20に軍配かなあ。ただ、何せSONYのこういう機器は結構あっという間に壊れるという印象が強く、実際今晩になってまた動かなくなった。
多分、こういうのには手を出すな、という暗示と受け取ろうと思う。