日別アーカイブ: 2016-07-13

2016 沖縄本島旅行記 #OKINAWA

毎年のことながら、今年の夏もいち早く夏季休暇を取得し、沖縄本島へ旅行をすることとなりました。
今回は7月7日から9日までの2泊3日。例年は3泊4日なのですが、推定年齢16歳のハナ(雑種犬・♀)に万が一のことがあっては、この間に留守を預かるお袋が大変だろう、ということで1日短縮したところ、そのハナは6月上旬になってあれよあれよの間に旅立ってしまい、結果的に短縮した意味は全くなくなってしまいました。

例年より1日短いということで濃厚な2泊3日にしなければ、となるのかも知れませんが、何せノープランで直感的に行動してしまう2人、結果的には今回も行き当たりばったりな旅になりました。

6月下旬に6泊7日の熊本出張を終えてから中5日での沖縄旅。一見するとなかなかのハードスケジュールですが、実際は熊本の疲れを沖縄で癒す、みたいな感じでした。

7月7日は、青森から羽田乗り継ぎで沖縄那覇へ。折しも今年初となった台風1号が沖縄の南を進んでいるタイミング、那覇空港への到着が若干遅れましたが、ジリジリとした暑さはなく、むしろ梅雨のようなジメジメしたような感じでした。

14時前にレンタカーを借りて(意外なほど手続がスムーズだった)、遅めの昼食。
まずは「そば処玉家 豊崎店」にて早速沖縄そばを貪ることに。僕が注文したのはミックスそば。(三枚肉とソーキ(骨付き肉)が載っている。)
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ここの本店は、地元テレビが主催した「第2回沖縄そば王決定戦」で「沖縄そば王」を受賞したらしく、豊崎店に入店した14時過ぎでもまだお客さんがたくさんいました。スープはあっさり系、麺は細めの固麺で、これまで食したことがない感触!(亀浜麺といって、県内でも有名らしいです。)
テーブルの上にはフーチバー(よもぎ)が置かれていましたが、コーレーグース(島とうがらしを泡盛に漬けた調味料)同様、入れる入れないは完全に好みです。(ちなみに私は、ちょっと…でした。)

難癖をつけるとすれば、スープが少し濁っているんですね。これは乗っかっている肉の影響かも知れないけど。ジューシー(炊き込みご飯)は炒飯みたいにパラパラ。しかもうちらの注文がこの日の「ラストジューシー」だったらしく、我々の後に入って来た人には「ごめんなさい」していました。

ちなみに旅行2日目にも、読谷村の国道58号線沿いにある「読谷食堂 ゆいまーる」で沖縄そばを食しました。
店構えがあまりに周囲の風景に馴染んでいるので、思わず通り過ぎてしまいそうになります。
店内は、ザ・大衆食堂!ザ・沖縄食堂!といった雰囲気。この日はお昼時にもかかわらず運良く空いていて、地元の方、観光客が半々ぐらいの入りでした。

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JALの機内で提供された「ちゅらナビ」を提示すると、マンゴージュースがサービスされます。なかなかの量ですが、凄く美味しい!そしてこちらで食したのは「沖縄そば(大)」と「ゴーヤーチャンプルー定食」。沖縄そばには、フーチバーのジューシーが無料でついてきます。(フーチバー…そう、前日も食した「よもぎ」です。ということで、若干癖のある味です。)
スープは控え目な鰹風味、三枚肉は弾力性が残っていてうまい!汁まで完食しそうになりました。

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ゴーヤーチャンプルーも、何で沖縄のゴーヤーってこんなに苦みがないんだろう?というぐらい箸が進みます。これに小皿が二つもついているのですが…。何と言っても驚くのは、価格の安さ。

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この二つで1,100円ですよ!マンゴージュースを無料で提供して頂いたのがホント申し訳ないぐらい。
ちなみにこの他に、カレーやカツ丼など、食堂ならではの定番メニューもあります。

で、運ばれてきた器が素敵だなあ、と思って見ていたら、隣には「読谷村共同販売センター」があり、ここでやちむん(焼き物)や織物、琉球ガラスといった工芸品が多数販売されています。どうやら「ゆいまーる」で使用されていた器も、こちらで販売されていたものだったんですね。まさに地産地消。その器の美しさに心引かれた私たち、食事を終えた後にふらりとセンターに立ち寄って、思わず食器を数点購入してしまいました。

ついでなのでこのまま最終日の昼食も紹介。
豊見城市にある「よね食堂」。糸満方面に向かう国道331号(今は旧道といった方がいいのかな。NAHAマラソンのコースにもなる道路です)沿いにあって、駐車場もバッチリ完備されています。(店正面の駐車場が混雑していたら、信号を挟んだ反対側に駐車できます。)
こちらは県内でも老舗の部類に入る食堂で、地元では「よねそば」と呼ばれているらしいです。
さすがに3日間お昼が毎食そばだと芸がないかな、ということで、みそ汁定食とフーイリチー定食をオーダー。

「みそ汁」と言っても想像するようなみそ汁ではなく、よね食堂のみそ汁には豆腐、卵、モヤシの他、恐らく中身汁の具と思しき豚のモツ、そしてコンニャクが入っていました。そして、上にはまたもやフーチバー。そうそう、例えるならばパクチーみたいな感じですかね。

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個人的には中身汁を食べたいな、と思っていましたが、汁物に汁物ということでフーイリチーにしたところ、思いがけず中身汁風のみそ汁を頂くことができて大満足でした。

フーイリチーは、麩の炒め物です。モヤシや卵などと一緒に炒めた、和風テイストな、まさに「ご飯のおかず」といった感じ。ちなみに、これに島豆腐とスパムが加わると、フーチャンプルーになるらしいです。

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このフーイリチー定食には、そばがついてきました。麺は例えるならば太めの焼きそばのような感じでしたが、スープはこれまでとは一転、かなり濃いめの味でした。どちらかというと、普段我々が青森で食べ慣れているような味に近いのかな?ただ、もしかしたらちょっと化学調味料がきつめに効いているのかな、とか思ったり。

さて、今回宿泊したホテルは、沖縄道の石川ICから車で約10分足らずのところにある、恩納村の「ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート」。
ちょうど開業3周年イベントを行っており、サービスが充実していたことや、口コミなどを見て決定しました。
ホームページを見たところ、「クラブ・モントレ」という無料の会員制度があったので、こちらにも事前に登録。まあ、この登録があとで活かされたワケですが。

DSC_0721(到着した日は、雨交じりの曇天)

タイガービーチの目の前にあるこのホテルは、全室オーシャンビュー。私たちはスタンダードの部屋を予約していたのですが、運良くアップグレードでコーナーの部屋に案内されました。(クラブ・モントレのおかげかどうかは不明です。)
青と水色が混在した東シナ海。眼下に広がるのはホテルのプール、更には、あ…お墓が…(苦笑)。
気になる人は気になる、気づかない人は全く気づかない、お墓がホテルのそばに点在しています。まあでも、これも一つの共存ですわな。

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で、結局滞在中は海水が冷たいわスコールはガンガン降るわで海はもとより外のプールでも泳ぐことができなかったんですが、このホテル、室内プールの他に温泉があるのです。

DSC_0723(こんな感じでスコールがやってきます)

2日目の夕方にプールで一泳ぎした後(時間帯が良かったのか単に選択を間違えたのか、幸いにもほとんど人がいなかった)、温泉に入ってきました。1人1,500円とやや高めとはいえ、この他にトレーニング機器を揃えたジムもあり、こちらも1,500円の中で利用することができるらしいです。更に、翌日お昼まで再入場可能ということで、結局私、2日続けて温泉に入ってきました。プールで遊んで温泉に入ってサウナで汗を流して…そう考えると1,500円も安いものでしょう。
そしてそして!「クラブ・モントレ」の特権発動。何とチェックアウトの時間を3時間延長することができます。(本来はチェックインの時に申告しなければならないようです。)

我々がチェックアウトしたのは土曜日で、この日だけでも結婚披露宴が相当数行われるらしく、ホテルは満室とのこと。次のお客さんのチェックインが14時頃の予定なので、できれば13時頃までチェックアウトして頂ければ助かります、ということを言われましたが、11時のチェックアウトを1時間以上伸ばすことができただけでも、かなりゆっくりホテルでくつろいだ気分になりました。

ちなみにホテルの近所には居酒屋やステーキハウスなど、飲食店が多数あります。
が、あらかじめ日程と宿泊先が決まっているのであれば、絶対事前に周辺の飲食店をリサーチし、出発前に予約することをお勧めします。当日飛び込みで訪ねてみても、特にこれからの時期は、入店を断られるか相当早いか遅い時間じゃないと案内できない、と言われるのがオチです。

もう一つ、夜の食いっぱぐれを回避する手段として、地元のスーパーやテイクアウト可能な店で食べ物を購入し、ホテルの部屋で食する、という方法があります。
今回この手段は使いませんでしたが、沖縄を訪れた際は、3泊4日のうちいずれかの夜でこの手段を行使することが多いです。自分で食べたいもの、特にこの地域でなければ食べることができないものを購入し、部屋食にする…こうすることで、誰に気兼ねすることなく時間も気にする必要がないので、ゆっくりと食事を楽しむことができます。

ということで今回は2日目の夜、1軒目の居酒屋を後にしてから、飲酒しなかった妻が車を走らせ、ホテル近くにあるドライブインへ。ネオンで飾られた夜の店構え、どこか沖縄っぽさがあって、何とも素敵です。

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恩納村にある「シーサイドドライブイン」は、テイクアウトカウンターの営業が24時間!沖縄最古のドライブインとしても有名で、イートインも可能ですが、ざっと見た感じではテイクアウトカウンターを利用するお客さんがかなり多いとみました。

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ちなみに翌朝8時過ぎにこの辺りをジョギングしたのですが、その時点で既にカウンター前に6人ほどのお客さんが待っていました。

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紙コップに入った200円のスープと、450円のステーキサンドをオーダー。車の中で待っていると、注文時に手渡された発信器がブルブルと鳴り、注文した品が出来上がったことを知らせてくれます。

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ステーキサンドっていうのが、何となく沖縄っぽくていいと思いませんか。スープはシチューとクラムチャウダーの中間といった感じで、結構濃厚な味わいでした。

さてさてそんな2泊3日の旅もあっという間に終わりを迎え、最終日は、沖縄那覇空港周辺ではなく羽田空港周辺の悪天候により、羽田からの航空機の到着が大幅に遅れ、結局出発が30分も遅れるというオチまで待っていました。
これまで嵐を呼ぶ夫婦、と言われ続けて来ましたが、どうやら今季は僕が雨男のようですね。

この他にもあちらこちらに立ち寄ったのですが、その一方で今回立ち寄ることのできなかったところもたくさんありました。ちなみに修学旅行ではないので、例えばオキナワを巡る色んな問題を抱えているあっちの方とか、過去の歴史的背景を考えるようなあっちの方には、今年も足を運びませんでした。
何よりも今回は、ほとんどジョギングすることができなかったのが、ちょっと心残りとなってしまいました。…いや、実のところ蒸し暑かったのよホント。

天候も今ひとつだったし、来年リベンジするしかないかな…。(ニヤリ)

IMG_0236(夜のプール)

IMG_0242(夜の教会)

IMG_0238(夜の読谷村方面)