密林には時々トラップが仕掛けられている。

安心して下さい、保証ついていますよ。の言葉に騙されました。
時として買い物には失敗がつきまとうものですが、今回は完全に安物買いの銭失い。
…いや、銭は失わずに済んだのか。

怒りに次ぐ怒り、そしてまた怒りで、イカリングが嫌いになりそうです。
頭から湯気が上がりすぎて、のぼせそうです。
顔が紅潮しまくりで、黄色人種から赤色人種へとモデルチェンジしそうです。

Amazonで購入した2つの商品、どちらにも不具合。
発売元のその後の対応にも頭が来て、立て続けに返品しました。

一つは折り畳みの傘、ベストセラー1位なんだって。ふーーーん。
もう一つはBluetoothのスポーツイヤホン。何でカスタマーレビューの評価が高いのか、意味がわからない。

まずは傘!これはちょっと酷かった。
今使っている傘がだいぶヨレヨレになったこともあり、何気なくAmazonを覗いたらタイムセールの商品の中に折り畳みの傘を発見。6,999円が2,000円、更にそこから400円引きという段階でかなり疑ってかかるべきでしたが、評価も高いので結構良いものなのだろうと思ったら、とんでもありませんでした。

2度目の使用で違和感を感じ、帰宅後に傘を開いてみたら、何と骨に歪みを発見。発売元は購入後60日間の無料交換と1年間の保証を謳っていましたので、何の迷いもなく交換を依頼しようとメール送信したのです。もちろん、歪んだ部分の画像と一緒に。

以下、それ以降のやりとりを簡単に。

画像を添付した最初のメールを送信。
→ おかしな日本語にすぐ気づく。 「傘の骨の不良状況について写真を撮っていただけないでしょうか。写真を見れば、すぐ承知になります。これからも、こちらは業務管理にももっと厳しくなります。」
→ 一度送ったのに見ていないのかな、と訝しがりながらも画像を再送。
→ 「不親切なご利用でそんな状態になる可能性もあります。クーポン番号をご提供いたしますため、お客様は自分で商品ページで再注文をして…」
→ 何だこのメール。こちらに非があるといいたげな内容。ちょっとイラッとするんだけど。
→ 示されたAmazonクーポンを入力し、再注文しようとしたところ、「お客様の入力したクーポン番号は使用できません。」と表示。
→ クーポン番号使えないんだけどどうなってるの?
→ 「すみません、クーポン番号は有効期限が過ぎてします。」「谷様の住所アドレスと電話番号を教えていただけないでしょうか。住所アドレスと電話番号を内緒にしておりますので、是非ご安心くださいね。」
→ やかんの湯が沸騰したような勢いで頭から湯気が上るのを確認。ご安心くださいね、じゃねえよ。だいたい、谷様って誰だよ。この時点でアウトだよ。
→ もういいです。返品します。メールにも返信してこないで下さい。
(「 」内は原文ママ。)

まあ、国外の方が丁寧に対応しているつもりなのだろうとは思いますが、ここまで言っていることが二転三転すると、信用なくなっちゃいますよね。「業務管理にももっと厳しくなります。」なんてよくもまあヌケヌケと言えるものだ。先方は精一杯誠意ある対応をしていると思っているのかも知れませんが、ここまでバカにされると、不誠実極まりないとしか言いようがありません。何だか詐欺にでも遭っているみたいな、イヤな気分に苛まれました。傘はしばらく100円ショップのビニール傘でやり過ごそうと思います。どうせこの先、雪で傘なんて使えなくなるんだから。

もう一つのスポーツイヤホン、実は同じタイミングで購入したもの。
初めての充電を終えて耳に差し込んだ時点で既にノイズが入っているような状態。しかも、電源オフにしてもノイズが入ってくるような状態で、気になって仕方がない。しかもその直後、電源をオフにしてもオフにならない事態が発生。こんなの使い物にならないだろう、とすぐに返品手続き。
あまりに癪なので、発売元にもメール送信。
すると、「新しい商品を送るので使って欲しい。」とのこと。いやいや、こちらは返品手続きしているんですけど?でも、交換して頂けるのであれば、交換して頂けますか?

「では、商品を送ります。到着後、レビューの変更をお願いします。」
…え?

数日後、Amazonから返金の連絡。時同じくして、「代替品」も到着。
…へ?

「商品の返品を確認しました。届いた商品はそのままお使い下さい。使用後のレビューの変更をお願いします。」
…は?

ところが届いた商品、またしても同様にノイズが発生し、今度は充電しても充電できないという事態が発生。
返金&代替品到着という意味のわからない対応の挙げ句、またしても不良発生。ここまで来ると腹が立つのを通り越してただ呆れるばかり、販売元に連絡する気にもなれず、ゴミ箱行き決定。ちなみにこの販売元から届いたメールも、何だかおかしな日本語でした。

それにしても、カスタマーレビューを書き換えろ、つまり代替品を送るので評価を上げろ、というのは、いかがなものかと思ってしまいます。(もちろん二度も不良品を掴まされ、評価が上がるはずもなく。)

確かに最近のカスタマーレビューを見ると、ああ、関係者を巻き込んだ自作自演だな、というレビューが凄く増えている感じ。もちろんちゃんとした商品管理や責任を持って対応しているところがほとんどだと思うのですが、特に家電や日用品でレビューの数がやたらと多い、しかも、高評価が集まっているといった商品はホント要注意ですね。
カスタマーの名前が本名っぽいんだけど、日本では使わない漢字が使われている名前とか、自ら「様」を名乗っているカスタマーとか、文面が明らかにコピペのような内容とか、そもそも日本語がおかしいとか、そんなのがたくさんあるわけですよ。

健康と家族はさすがにラインナップされていないとはいえ、何でもワンクリックで自宅まで届けられる時代となりましたが、さすがは密林、何が転がっているかわかりません。こういうトラップや落とし穴が待ち構えていることに、充分気をつけましょう。
私も氣おつけます…あっ!

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