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「弘前・白神アップルマラソン」試走会のお知らせ

お盆の時期となりました。帰省はもちろん、ご先祖様のお墓参りに行ったり、親戚回りをしたり、そんなのお構いなしに高校野球にかぶりついたり、それぞれ皆さんご多用のことと思います。

さて、弘前公園RC恒例の夏の試走会を、そのお盆の最中の14日午前5時弘前市役所集合で開催します。
コースに関しては「弘前・白神アップルマラソン」のフルマラソンのコースをそのまんま走る予定です。(コースは公式HPを御参照下さい。

あくまで試走会ですので、タイムは競いません。往路は多分キロ6分前後でみんなで雑談しながら賑やかに走ると思います。…まあ、途中で会話がなくなるかも知れませんが、西目屋村での折り返し(「ビーチにしめや」付近)の後、復路でペースが上がるかも知れません。
既に約20名が参加する見込みです。参加予定者の中にはサブ3ランナーもいれば、今回初めてフルマラソンの距離を走るという人もいますので、力量は千差万別です。また、参加するランナーの中には、お医者さんも複数名おられます。交通ルールを遵守し、適宜休憩地点(主にコンビニ)を設けながら、なるべく皆さんがバラバラにならないように、楽しく走りたいと思います。

フルマラソンを走りきる自信がない、距離を短くしたい、という方には、次の地点からのスタートをご案内します。

・岩木茜橋(イオンタウン弘前樋の口そばの岩木川に架かる橋。橋の下に広く駐車スペースあり):往復約38キロ(スタート地点から約2キロ) 5時15分頃通過予定
・桜温泉(弘前市賀田、無料駐車場あり):往復約32キロ(スタート地点から約5キロ) 5時35分頃通過予定

この他「ビーチにしめや」で折り返すのではなく、手前の地点で折り返す方法で、距離を調整することも可能です。

・ローソン弘前国吉店:スタート地点から約15キロ
・サークルK東目屋店:スタート地点から約17キロ

なお、当日は平日であることや、試走会が長時間に及ぶことから、駐車場を確保していません。近隣への無断駐車は絶対におやめください。自家用車で来られる方は、前述の岩木茜橋か桜温泉からのスタートか、弘前市内の有料駐車場を御利用下さい。

暑くなることも予想されます。熱中症対策を万全に施してください。キャップやサングラス、日焼け止めなどをお忘れなく。また、当然のことながら給水所やエイドはありません。水や補給食、塩飴、絆創膏、ポケットティッシュなどは各自準備してください。

ちなみにこの日は、私がよくやっている「ランナーの自撮り技」を皆さまに教示する予定です。既に一部の方に伝授しているところではありますが、ランの途中の息抜きにお楽しみいただければと思います。(走っている途中でこういう写真を撮影する方法です。まあ、技も何もあったものじゃありませんが。)

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参加料は無料です。裏を返せば保険などへの加入もしませんので、何かありましたら、自己責任でお願いします。
まあ、明後日の話ですので今更ではありますが、もしも参加を希望される方は「弘前公園ランニングクラブ」Facebookページへのコメント又はこの投稿のコメント欄で参加表明をお願いします。

ついでと言っては何ですが、「弘前公園ランニングクラブ」Facebookページへの「いいね!」もよろしくお願いします。

メロンより、水。 -第29回日本海メロンマラソン

日本海メロンマラソンは、毎年この時期に秋田県男鹿市若美地区で行われる大会。秋田有数のメロンの産地である若美地区で収穫される「若美メロン」と「宮沢海水浴場」を県内外にPRするために、この時期に開催される。何でこの時期かというと答えは簡単、メロンの収穫時期だから。別にマラソンじゃなくても、例えばビーチバレーとかサッカーとかそういう競技でもいいと思うんだけど、なぜかマラソン。それも既に29回も開催されているというのだから、歴史は長い…というか秋田県内は、大館市の山田記念然り田沢湖マラソン然りで、結構歴史あるマラソン大会が多いのである。

昨年初めてエントリーしたものの、大会直前に右足裏の種子骨炎を発症し、スタートラインに立てなかった。結局参加賞である若美メロン2玉を抱えて帰ってきたが、不完全燃焼に終わったことが心に引っかかっていた。

真夏の大会、そんなにあるもんじゃない。これからのことを考えたら、ここで一つレースを積んでみれば、今後の糧にはなるかな、と。まあ、メロン2玉貰えるし…。(ちなみに僕は、メロンがそんなに好きじゃありません。笑)
ということで、昨年走ることのできなかったリベンジマッチ、というわけではないけれど、今年走ってみようじゃないか!とハーフにエントリー。

…で、エントリーしてしばらくしてから思い出した。昨年はスタートの時点から汗が噴き出すような暑さで、陽射しが強かったことを。ハーフマラソンを完走し終えた仲間たちが、ゴール直後にまるで息も絶え絶えのような形相で「二度と走るか!」と口々に言っていたことを。

そうだ、この大会は10キロでよかったんだ。しまった、うっかりしてた…。
しかし後悔先に立たず。エントリーしてしまったものはしょうがない。腹をくくって走ろうじゃありませんか。
事前に、昨年このコースを走った仲間から色んな情報を集め、分析。走る上でいくつかの課題を課すこととした。
・公認レースではないので、記録を出すことを考えず、確実に完走すること。
・給水と補給をちゃんとこなすこと。
・余裕を持って、笑ってゴールすること。
・そのためにも、暑さ対策を万全にすること。

昨年はたくさんの仲間が走ったこのコースも、今回蓋を開けてみると、仲間でエントリーしていたのは、知っている限りでは僕を含めて7人のみ。(うち、ハーフは5人)
前日、東京から秋田入りしたYさんと一緒に、ゆっくり走ることにした。
スタート時刻は8時10分だが、昨年と比べると遥かに陽射しが弱く、むしろ走りやすいかも?…と油断したら絶対にやられてしまうので、暑さ対策や水分補給など、スタート前の準備を怠らなかった。

コースの全容は、スタートから10キロほどまでは、細かなアップダウンが続く。その後ほぼ平坦な道となり、残り1キロ手前で激坂が待ち受ける、といった感じ。
前半のアップダウンで飛ばしてしまうと後半にそのダメージがやってくる、ということのようなので(NAHAマラソンを思い出した)、前半はYさんとおしゃべりできる程度のペースで、後半、様子を見ながらペースアップという展開を思い描いていた。

スタート前、主催者側から何か注意が呼びかけられているのだが、中段辺りで待機をしていると、何を言っているのかまるで聞こえない。拡声器じゃ後ろまで届かないっすよ…。

事前に準備したものは、イオンサプライ飲料を凍らせたもの、塩飴、そして、アミノ系サプリメント。これをウェストポーチに忍ばせている。走っている途中でどんどん軽くなっていく…予定。

いよいよ8時10分、スタート。と同時に、花火がうるさいぐらい何発も打ち上げられる。
スタートのごちゃごちゃがあったため、最初はペースが上がらなかったが、大体キロ5分ぐらいで落ち着き、Yさんと並走しながらのおしゃべりランがスタート。
走り始めてみるとやはり暑い。早速持参した水分を補給し、飴で口を潤す。
1キロを過ぎた辺りに、いきなり給水ポイントが出現!そりゃそうだよな、この暑さじゃこまめに水分補給をしないと、ぶっ倒れるよね。…と近づくと、何と水がない!ボランティアの女子中学生か高校生がいるにはいるのだが、ニコニコしながら「頑張って下さい」と言うだけで、まだ用意するつもりもないらしい…。

Yさん、「水欲しいんだけどな…。」と早くもぼやき始める。
3キロ過ぎ。再び給水ポイントが出現。…が、ここにも水がない。
「えー?何で?」と声を荒げるYさん。「何で給水ポイントなのに水ないの?」と。周囲のランナーも小さく頷く。
この間も、細かなアップダウンが続く。たけのこマラソンを考えると、さほど苦痛ではない。
遠くに1基の風車が見える。「あれー?去年もあったんだろうね。全く記憶がない。」と笑うYさん。
程なく4キロ過ぎ(ただしこの時点で距離表示は全くといっていいほどない。どこに給水ポイントがあるかを頭に入れていただけ。)の給水ポイント。「Yさん、今度は水があるよ!」
よく見ると水とスポンジがある。スポンジを手に取り、給水しようと思ったら、テーブルが一つしかなく、紙コップの水を取り損ねた。給水所、狭過ぎるんだけどっ!!
…ここは持参していた命の水で場をしのぎ、スポンジで首筋や脇の下を冷やす。
確かに水を口にすることも大事だけれど、外から身体を冷やすことも必要。これで熱中症は回避できるはずだと、歩を進める。ちょうど陽射しが出て暑くなり始めた5キロ付近だろうか、民家の庭先に突然シャワーが出現!このコース、その後もこの簡易シャワーが何基も現れる。思わず吸い寄せられるように頭から水を浴びて通り過ぎる。
…がしかし、これが思わぬ事態を招くことに。

暑い。暑いけれど気持ちいい。「どうせメロン貰いに走りに来たようなもんだからさ。」というYさんの言葉に、周囲のランナーから笑いと同意が起こる。
細かなアップダウンの途中に突如現れた給水所。どうやら7キロを過ぎたらしい。Yさん「一旦止まる。」という声に、僕も足を止めた。しっかりと給水を行った先には、ちょっと勾配のきつそうな上り坂。この辺りで既に歩き始めている人も出始める。裏を返せば、それだけ過酷だということなのだろう。僕自身はまだ余力がある。というか、今日は最後まで余力を残してゴールすると決めた。この先何が起こるかわからないし、レースが終わったあとは、100キロ以上のドライブも待っているのだ。

まだコースの半分も過ぎていないし、ここから先が多分暑さとの戦いになるのだろう。やがて左手に日本海が見え始める。「あー、全く記憶にない。」と、昨年も同じコースを走っているはずのYさん。
程なく左折すると、一気に坂を下る。この下りが結構足に来る。
とにかく無理をせず、慎重に足を運ぶ。
「あれ?去年こんなコース、走ったかなあ…。」
いやいやYさん、昨年も走ってるはずじゃないですか!
坂を下り終えると宮沢海水浴場の入り口を通過、海岸線に進む。道路にも砂が入り込んでいるほどの至近距離に海が広がる。願わくば、そのまま海に飛び込んでしまいたい。が、この辺りから、何か奇妙な音がすることに気づいた。さて、何だろう。給水ついでにサプリを投入。ここからちょっとだけペースを上げる。ここでYさんとちょっと離れた。…でも後で聞くとYさん、僕に追いつこうとペースを上げていたらしく、ちょっと無理をさせてしまった。「ちょっと上げます」とちゃんと伝えるべきだった。
11キロでの右折以降はほぼ平坦になることがわかっていたので、しっかりペース走をやってみようじゃないの。

でも、ここでも時計にはほとんど目をやらなかった。時計に目をやった時点で、ペースを上げてしまいそうな気がしたからだ。
そして、民家からぶら下がっているシャワーを浴びた時に、奇妙な音の正体に気づいた。
なんてことはない、シューズがシャワーの水をたっぷり含んでいたのだ。きっと足も相当ふやけていることだろう。
ただ、気にし始めたらキリがないので、気にしないことにした。こんなこともあろうかと、今日は足裏にワセリンを塗ってきたのだ。
「残り5キロ」の看板が見えた。え?もう?かなりペース上がってる?一瞬時計に目をやろうとしたが、我慢我慢。
確かにペースは少しだけ上がっているはずだ。その証拠に、11キロ以降の直線に入って僕を追い抜いた人は、一人としていないんだから。ただ、想定よりも少し早めのペースになっていたらしい。
暑さはそれほどでもないが、風が徐々に向かい風になり始める。遮るほどではないものの、その影響からかペースが若干落ちているのがわかる。でも、疲労感は全くない。遠くから聞こえる救急車のサイレン。歩き始める人、足を止めてストレッチに勤しむ人、突然横を向いて嘔吐する人など、いよいよ過酷さが増してくる。その中にあっても、淡々と、黙々と足を運ぶ。
…が、しかし。ここで魔が差した。思わず時計に目をやってしまったのだ。

「16.1km」

あれ~?まだ5キロあるじゃない。
さっき残り5キロって出てたよね?やっぱり違っていたんだ?テンションが少し下がり、ペースも下がる。再び現れた給水所で足を止めて給水。さっき追い抜いた人達が、僕の横をすっと走って行く。さあ、でもあともう少し、頑張りますかい!
もう一度気合いを入れ直し、再び走り始める。朝方通った農協の建物が左手に見え始める。ということは、ゴールは近い。最後の給水で水を口に運び、いよいよ激坂へ。ふと見上げると、坂を上り終えて右折したランナーが走っている姿が、相当高い位置に見える。うわぁ、あそこまで走らなきゃならないのか…。
これまで走った上り坂のことを考える。あの坂に比べたらまだ…まだ…まだ…でも、最後は歩くようなスピードでようやく坂を上り終える。スタートした場所から更に600メートルほど奥にゴール地点がある。ふと時計を見た。1時間38分30秒。まあ、今日はこんなものだろう。倒れなかっただけ、ヨシとしよう。

…間もなくスタートする、3.3キロペアの皆さんの横を駆け抜ける。色々試したかったこともできたし、勉強にもなった。うん、今日はこれでいいんだ。そう言い聞かせながら、最後は流すようにゴール。

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1時間41分48秒。ベストより10分も遅く、たけのこマラソンよりも3分遅いタイム。しかもこのコース、ハーフマラソンという割には500m程距離が短い、といわれていることでも有名なので、そう考えると、距離をハーフコースに換算するともっとタイムは遅いことになる。もっとも、最初から今日は飛ばさない、記録は関係なしと決めていたので、別に10分遅かろうが関係ねえっす。ただ、もうちょっとだけ頑張れば100分は切れてたのかなという欲が少し出てきたのも事実…って、どっちだんずや。

ま、要するに次に繋げられればいいのだ。今回はそれが目的なのだから。

噂には色々聞いていたけれど、実際に走ってみて気付いた点あれこれ。まあ、これはあくまで走っているランナー目線からでしかないので、ワガママと言われればそれまでなんだけど…。

・前述のとおり、給水ポイントがバラバラに設置されているのが辛い。しかも贅沢は言えないが水しかない。コースの起伏を考慮すると、致し方ないのかな。
・距離表示がホント少ない。そして、「残り5キロ」の表示場所がおかしい。多分残り6キロ地点に設置されていたのでは。
・そして、距離が短い。スタート地点をもっとゴール寄りにすればいいだけなのに。
・車の往来が何気に怖い。もちろん運転手さんも気を遣って走行しているのがわかる。でも、車道の規制をしていないため、車が前後からガンガン走ってくる。
・あ、でも終わったあとの食べ放題のメロンは確かに美味しかったです。メロンあんまり好きじゃないけど。ただ、今回はファミリーの参加が多かったようで、途中で足りなくしたらしく。
・ちなみに赤い果肉より緑の果肉のメロンの方が美味しかった。
・民家のシャワーは本当にありがたい。自発的に設置されているのかな?

まあ、次どうしようかといわれると、ねぇ。もう一回ハーフ走ってみたい気もするし、10キロでいいような気もするし。…ともう、走り終えたばかりなのに既に来年のことを考え始めている時点で、ビョーキですなこりゃ。

最後に一つだけ。言い訳にはしないが、正直ちょっと身体が重すぎた。これから徐々に体重を落としていこうと思います。さあ、これからいよいよ秋のシーズンがやってくる。オラもヤテマルよ!

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今年は4時間30分でペースセッター

皆さん、最近ときめいていますか。感激の涙、流していますか。

今月の走行距離が、200キロを超えました。これまでかれこれ7年ぐらいチビリチビリと走っていますが、大会なしの練習だけで月間200キロを走破したのは、実は今月が初めてです。
さて、「第13回弘前・白神アップルマラソン」の開催(2015年10月4日(日))まであと2か月ちょっととなりました。

2年前までは、この大会にここまで積極的に関与することになるなんて想像すらできなかったのですが、昨年フルマラソン4時間のペースセッターを請け負ったのに続いて、今年もペースセッターをやることになりそうです。

タイトル通り、今年の設定タイムは4時間30分。13時30分頃のゴールを目指します。恐らく1キロを6分ちょっとで42.195キロ、ほぼペースを変えずにずーっと走ると思いますので、初めてフルマラソンに挑戦する人、サブ4.5を目指す人、集まってちょうだい!

…ん?待てよ、今年は4時間のペースセッターはいなくなったの?
まあまあ、そんなに焦らずに。近々詳細が明らかになると思います。しかし、陸連の公認コースでもないのに、ペースセッターが配置される大会って、そんなにないみたいですよ。まあ、秋から冬にかけて各地でフルマラソンの大会が続きますから、まずは足慣らしに非公認のコースでペースセッターのペースに合わせて走るというのもいかがでしょうか?

僕にとってこの大会は、色んな思いの詰まった大会。恩返ししなければならないんです。だからこそしっかりと、皆さんに感謝の気持ちをお伝えできるように頑張ります。

さあ、みんなでときめきましょう!感激の涙、流しましょう!エントリー、お待ちしております!

ランナーの中に、オラもちゃっかり写ってるよ!

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「未来(あした)への道1000km縦断リレー」

「走った距離は裏切らない。」
アテネ五輪の女子マラソン金メダリスト、野口みずき選手の名言。
しかしその野口選手はといえば、ここ最近はすっかり影を潜めてしまった感がある。故障に次ぐ故障で重要レースの出場を回避することも多く、そういう意味では「走った距離」が逆にご本人の故障を助長している、という穿った見方もできる。

6月にアキレス腱周囲炎と思しき症状を発した私、6月28日に平川市で行われた「たけのこマラソン」の前日に初めて足首に注射をぶち込み、大会に臨むというちょっとした無茶をしてしまったワケだが、それ以降、足首の痛みはそれほどではなくなった。ただし、「それほどではなくなった」だけであり、「完全に傷み、違和感がなくなった」のではない。

当初は7月5日のAOMORIマラソンの10キロにもエントリーしていたが、個人的な事情でDNS。ということで、今月は一つも大会に出ることなく間もなく最終週を迎える。

…と思っていたが、実は明日、とても大事なイベントが行われる。

「未来(あした)への道1000km縦断リレー」

青森県から東京都までの約1,250キロを、ランと自転車によるリレーで繋ぐというイベント、明日はそのスタートを迎える。
そして、スタート会場である青森県庁前(青い森公園)から青森市立橋本小学校までの約1.4キロを、野口選手ではなく、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんをはじめとするゲストランナーとともに、総勢約100名で走るという「ふれあいランニング区間」に参加することとなった。

このリレー、実は青森県内ではランニングの区間がほとんどなく、大概が自転車区間となっているのだが、その中にあってこの4月から、青森県内の東日本大震災からの復興関連の仕事をしながら、このリレーのスタートを走るというきっかけを頂くとともに、そこに快く送り出してくれる職場に恵まれたことにも感謝しなければならない。

たかが1.4キロ、されど1.4キロ。青森から東京までのリレーがここからスタートすると考えると、ちょっと感慨深い。走った距離が違う意味で自分を裏切らないということを、明日は是非実証してみようと思う。

「すごく楽しい1.4キロでした!」
と言いきれるよう、明日は僕なりに精一杯走ろうと思います。応援よろしく!

未来への道 1000キロ縦断リレー

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(スタート地点。準備が着々と進んでおりました。)

第20回たけのこマラソン、無事完走

このコースを走り終えると、自分を褒めたくなります。自分が愛おしくなります。自分が大好きになります。

…ドMの皆さん、いらっしゃい!

今年で第20回の節目を迎えた平川市碇ヶ関のたけのこマラソン。
3度目のエントリーとなる今回も、迷うことなくハーフマラソンを選択。

ハーフマラソンとなると、コース上の平坦地はほんの一部で、あとは上るか下るかの繰り返し。標高145メートルの地点からほぼ上り基調で約8キロ先の標高405メートルで折り返し、そこから約12キロ地点までの4キロを一気に約220メートル下り、残り9キロも、上って下って一部平坦地になってまた上って下ってゴールという、簡単に言えばこんなコース。

…が、しかし。

ご存じの方も多いと思うのですが、実は私、今月18日に右足首を痛めまして、19日は歩行するのもやっとなぐらい酷い状態だったのです。同じクラブのラン仲間といえば失礼ですが、弘前駅前整形外科クリニックの成田先生に診て頂いたところ、「アキレス腱周囲炎」とやらを発症したらしく、「とりあえず痛み止めと貼り薬を出しましょう。28日のたけのこマラソン、出るんだよね?うん、じゃあ前日の土曜日に注射しましょう!」と。更に「まあでも、軽く走るぐらいなら大丈夫だから。」と言われたのですが、とてもじゃないですがこの痛みでは走るどころの話じゃない、ということで、18日以降ずーっと休足していました。

27日、予定通り足首に注射を2本ぶち込みました。(あとで聞いたら、薬を二つに分けて内側と外側に1本ずつ打ったんだそうです。)
これがまた驚くぐらいに効きまして、今までの痛みは何だったのかしら!?と訝りたくなるぐらいスーッと痛みが抜けていきました。

とはいえ油断は禁物。実のところ、この日までDNSも考えていましたが、代走してくれる方も見つからず、28日を迎えました。
27日に梅雨入りした東北北部、土曜日からこれまで降らなかった分一気に降らせてやるぜ!と言わんばかりに雨が降り続き、大会当日の朝まで雨が残っていました。

右脚の痛みは…全くなくなったと言えばウソになります。しかし、ここまできたら引き下がるわけにもいかず、朝6時30分過ぎに自宅を出発、大会会場の平川市碇ヶ関に向かいました。
7時10分過ぎに到着すると、まだ雨が降っています。それも、弱雨ではなくごくごく普通に…。

取り急ぎスタート・ゴール地点である中学校の体育館の中で一角を陣取り、みんなの到着を待ちます。
程なく、続々とクラブのメンバーが集まり始めます。その中には、昨日診察して下さった成田先生の姿も。
「先生、昨日はありがとうございました。おかげさまで何とか走れそうです。」
「あ、そう?まずはよかった。でも、ちゃんとストレッチしないとアキレス腱切れるからね。」
とボソッと。
爆笑の周囲、ビビる僕。

こんな感じで刻々とスタート時間が迫ってきますが、この間も僕は、走りきれる確信が持てず、周囲の人に半分本気、半分冗談で「ハーフ、走らない?」と声かけしていました。

よし、行こう。
意を決した8時30分過ぎ。外を見ると雨が上がっています。軽くアップということで、スタートから約1.5キロを走ってみました。
約10日ぶりのラン。痛みはありませんが、違和感は残っています。
まあ、ダメなら途中でやめればいいんだし。そう割り切ってスタート地点へ。周囲のメンバーと談笑しながら、緊張をほぐします。というか、ほぐしすぎました。

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号砲が鳴って慌ててスタートする始末。緊張感なさ過ぎでしょ(笑)。
さてここからは、今回走らなかったクラブの他のメンバーがたくさん走っている姿を撮影してくれたので、そちらをご覧頂きながらレース展開を。(撮影してくれたDくん、Sさん、Oくん、ありがとう!)

スタート直後。ペースを全く上げていません。

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スタートから400メートル地点。談笑していますが、この時点でまだ足に不安を抱えながら走っています。

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最初の1キロ。坂を登り切りました。足の不安が徐々に取れ始め、余裕を醸し出し始めています。

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2キロ。いよいよ調子に乗っています。

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上って下って11キロ過ぎ。まだ笑ってます。

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17.5キロ付近。このあたりが一番きつかった!(そして、この直後に実は歩きました。)

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19キロ。難所を乗り越え、100分切りできるんじゃないかと欲を出し始めています。

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最後の周回。さすがに必死です。

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そしてゴール!完走証をもらってニタニタしています

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タイムは…1時間38分04秒!ホントに100分切ったよ!

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実は、あれだけ天気に不安があったのに、走っている途中は一度も雨に当たりませんでした。しかも太陽は雲に隠れたままで、風もそんなに強くありませんでした。要するに、不幸中の幸いで、走りやすい気候に変わったんですね。これが、好タイムを弾き出した一番の理由です。
今回は、体幹をかなり意識して走りました。脚の不安はずっとありましたが、逆に注意深く色んなところを意識しながら走れたのも好走に繋がったのかも知れません。

ちなみに5キロ毎のタイムを見ると…。

5km 25:20 10km 50:57 15km 1:12:58 20km 1:36:16

1キロ毎のラップでは、最後の下り(19-20km)で4’03″/kmと一番ペースが上がっていました。ネガティヴスプリットも達成!でも、脚の調子も完全ではなかったし、最後の最後で歩いてしまったので、BPには及ばず80点ぐらいかな。

走り終えたあとも、脚に痛みはありませんでした。
が、ここで油断は禁物。しっかりケアをして、次に繋げていこうと思います。

ご心配をおかけした皆さん、本当に申し訳ありませんでした。今回は思いがけずコースのPB更新となりましたが、走り始めるまでとても不安だったことだけは事実ですから!そういう意味では、万全ではなかった状態の中、このコースでこのタイムを出したということは、僕にももう少し可能性があるのかもね!

最後に。コース部一同の皆さま、ご丁寧にありがとうございます。ご心配なく。私たちは、こういうコースを走られることに喜びを感じています。

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