2011年6月20日

福山雅治「WE'RE BROS. TOUR 2011 THE LIVE BANG!!」青森公演に行ってきた。

鉄は熱いうちに打て。ということで今より早くレポート掲載。

血湧き、肉躍るとは、こういうことを言うのでしょう。

6月18日、19日の2日間、青森市にある青森県営スケート場(サンワアリーナ)で行われた福山雅治コンサートツアー「WE'RE BROS. TOUR 2011 THE LIVE BANG!! 」に、両日とも参戦してきました。

今までこのブログで福山雅治の「ふ」の字も出してきませんでしたので、「あれ?キミってそんなに熱狂的な福山雅治のファンだったっけ?」と思われる方がおられるかも知れません。

ハイ。
福山雅治については実は、デビューの頃から積極的ではないにせよかなり聴いていました。
ここ数年は全く機会がなくなったのですが、カラオケで何か歌え、といわれれば苦し紛れで福山雅治を唄う、といったこともありました。
なので、熱狂的なファンではないものの、一度観たい人の一人であった、言うなれば隠れファンだった、ということは事実かも知れません。

実は妻のお母さんが福山雅治の大ファンでして、今回青森にやってくるということで、我々の分も含めてチケットを取ってくれたのです。それも、ファンクラブ枠で。

ということで言うまでもなく良席なのだろう、と思っていましたところ、実際初日はそれなりの良席でした。
周囲の方々の中にはこれまで幾つかの会場を転戦されている方もいたようですが、ファンクラブとはいえ必ずしも席を確保できるというわけではないようです。
そういう意味では、青森での開催で二日間とも席を確保できたのはラッキーでしたし、至近距離、というところまでは行かないまでも、肉眼で姿を確認するには十分な場所でした。

二日目は何と、震災後にステージバックに設けられた特別席、東日本応援シートでした。ざっと計算すると多分150席ぐらいになるのでしょうか、このシートに関しては、チケットの収益を全額被災地に寄付するとのことでした。

ステージバック、ということですので、当然ステージの後ろからアリーナを眺める位置。これがまた今までのコンサートとはまるっきり異なる視点から観覧することができ、二日間、非常に楽しくコンサートを観ることが出来ました。

この応援シートについては、ファンクラブ枠ではなく、地元の新聞に掲載されるのを待って、これもお母さんが早朝電話をしてゲットしてくれたものでした。

さて、ではどういった内容かといいますと...。

(以下多少ネタバレあり。)


















両日のセットリストは、既に他の方のブログにおいても取り上げられていますので、ここでは敢えて割愛。

青森公演の行われた初日はちょうど東日本大震災の発生から100日目でした。どの会場でも行われているとのことですが、コンサートが始まってすぐ、観客、スタッフ全員による黙祷が捧げられました。

MCでは、青森に17年ぶり(!)にやって来たこと、東北では今回、青森のみが開催となったことなどに触れつつ、本県出身のあの人気力士が「パワースポット」として登場したり、青森市内にある「パワースポット」(初日と二日目で異なっていた!)を福山本人が訪れた様子などを、ジョークも交えた和気藹々とした内容で紹介していました。

途中ねぶたの太鼓(ドラム)が響き、福山がいきなり花笠を着用すると、ねぶたのハネト衣装を纏った青森山田高校の女子高生39名(二日目には「ANB39」と命名されていた)の「ラッセラー、ラッセラー!」のかけ声に、青森県民は一斉に「ラッセラッセラッセラー!」の返答。1か月以上早いですが、青森ねぶたまつりの熱狂が早くも訪れたようでした。

披露した楽曲はベスト盤からのナンバーを中心に、その直前のアルバムの楽曲なども披露されていました。いわば、福山雅治を知っているのであれば、誰でも楽しむ事ができる、そんな内容でした。
アンコールも含めて約3時間、腕を振り上げ、その場でジャンプし、声を張り上げ、タオルを振り回し、会場全体でウェーブを作り上げ...と、観ているこちらもかなり体力を要するものでした(笑)。

2日間を通じての感想をざっと...。

1 福山雅治は、思った以上にギターが上手い。
2 福山雅治は、思った以上に歌が上手い。
3 福山雅治は、かなりエロい。
4 会場の暑さが尋常ではなかった。
5 その一方で、観客のノリも尋常ではなかった。
6 終演後の観客の誘導がもの凄く下手。
7 ついでに言えば、セキュリティもかなり杜撰。
8 国道の渋滞が半端なかったようで、警察が出動するのは当然。
9 その間隙を縫ってぼったくりの駐車場まで出現。(1日2,500円だってよー!)
ぼったくり駐車場のチラシ

10 女性の占める比率は高かったが、老若男女問わずなのが凄い。
11 TSUTAYA青森中央店は、きっと日曜日混雑したことだろう。

さて、初日に関しては先程申し上げたとおりなのですが、二日目のステージバック席については、かなり数が限られているということもあり、相当貴重な体験をさせてもらいました。

僕らの座席はステージの真後ろではなく、ステージ右手の背後(コーラスのメンバーがいる後ろから更に右寄りあたり)だったので、福山本人の背中ばかりを見ているかと言えばそういうことでもなく、ちょうど斜め後方から彼を見ることができる位置でした。更に、ステージ左右の上に設置された大型ビジョンの後ろ側にも、応援席用のスクリーンが隠れているため、ステージとスクリーン、双方でライブを楽しむことができました。福山本人も、応援シートに向けて何度も気配りするといった感じで、むしろ裏方にいるスタッフのような気分でステージ上の動き(そしてそれは、アリーナやスタンドからは見ることのできないスタッフなどの動きも含めて)を楽しむことができました。

ちなみに会場には、ステージからアリーナに向かってHの字を横にしたような形で花道が設けられているほか、応援席側にも通路があり、2メートル近い距離を挟んで直ぐ目の前を本人が、それも同じ目線の高さで通り過ぎていくということで、周りの女性
ファンは通るたびに(といっても2回だけでしたが)黄色い声援を上げていました。といいつつ男性陣も野太い声援を上げていましたが...。

残念ながら「あめ」はゲットすることができませんでしたが(前の二組がそれぞれ1つずつゲット)、この雰囲気を楽しむことができる、その場で楽しい時間を共有することができるというだけでも、十分すぎるぐらい貴重なコンサートになりました。

何よりも暑い応援シート、そしていろんな意味でアツいステージを体験し、終演後アリーナに下り立ったときのまぁ涼しかったこと涼しかったこと!

福山曰く「日本一横に長いスタンド、日本一横に長いアリーナ」の会場でしたが、裏を返せばそれだけステージからスタンドへの奥行きがないということ。これも地方公演の特権、とでもいえばいいのでしょうか、会場がこぢんまりとしている分、身近にアーティストを堪能できるということで、きっと僕も含め7,500人の観客は大いにコンサートを楽しむことができたと思います。

個人的にはとてもリフレッシュできましたし、心地よい汗をかくことができました。何より、このコンサートで何だかパワーを頂いたような感じです。

余談ではありますが、花道横の最前列で拝むようにコンサートを観ていたお母さん、通りがかった福山と目が合い、手を振られたとかどうしたとかで、帰りの車の中ではすっかり目がハートになっていました。

そうそう、初日のステージを観て、この応援シートにいる人たちがかなり大型ビジョンに登場することはわかっていましたが、どうやら僕も幾度となく登場したようで、二日目の終演後、同じ会場にいた友人から電話があり「お前、何やってんだよ。」と笑われました。

MCでは、「この次は17年後...なんてことのないように、もっと早く青森にまた来ます。」と言っていましたが、是非またいらして下さい。楽しみにしています。本当に楽しかった!

(敬称略ごめんなさい。)

戦利品

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