2004年11月29日

軽くリニューアル

懲りずに、ちょっとだけリニューアルしました。ただし、配色に不満が残っているため、もう一度配色については考えたいと思っています。
あとは、自分で使い勝手がいいように、マイナーなカスタマイズを施しました(画像のテキスト回り込みなど)。

が、どうしても出来なかったことが一つ。

PHP化。これ、何度試してもダメでした。ま、別にPHP化しなくても代わり映えしないんですけどね...。

2004年11月27日

知事―地方から日本が変わる

久しぶりに書評を。筆者は、橋本大二郎「前」高知県知事。彼が知事に就任してから3期目半ばの2001年に出版されたもの。何だかとてもタイムリーというか、高知県の知事出直し選挙が行われている真っ最中(というか、明日投票日)なのでというわけではないが、偶然かつて同僚だった方から借用したこの本を読み終えた。

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爆弾低気圧

爆弾低気圧の影響で、朝方3時頃を境に、突然巨大扇風機のスイッチが入ったような、そんな暴風が吹き荒れました。未明の通過だったのは、不幸中の幸いだったのかも知れません。台風であれば、進路や最大風速などが予測されますが、今回見舞われたのは「普通の」低気圧でしかないため、そんなものは一切なし。いつ頃から、具体的にどれくらいのスピードで、どういう強風を伴って、といった情報が全くなかったため、3時過ぎから4時30分頃まで、暴風にビビリまくっておりました。いや、マジで洒落にならなかったんだって。

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2004年11月25日

紅白歌合戦に見る音楽市場の不況

NHK「紅白歌合戦」の出場歌手が発表されました。
海老沢会長の問題や、プロデューサーによる不祥事など、非常に穏やかでない状況の中での発表でしたが、正直言ってますます見る気が失せるような出演メンバーとなってしまいました。
かつては「大晦日の紅白のステージに立つことがステータス」みたいな雰囲気もあったと思いますが、最近では不祥事も重なって、ますます地に落ちた感じがします。
このままでは、大晦日の目玉番組が「歌番組」から「格闘技」、そして「お笑い」に移行しそうな雰囲気。
そろそろ紅白歌合戦も見直す時期に来ているのかも知れませんね。

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2004年11月24日

「死をもって罪を償う」という考え方

奈良県で起きた凄惨かつ酷たらしい事件。
まずもって、被害者の女児に哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方には謹んでお悔やみ申し上げます。
さまざまな犯人像が浮かんでは消え、そしてまた浮かんでは...という現状。警察には、早期の犯人検挙に向けて全力で取り組んで欲しいと思います。

犯人に対する憎しみ怒りから、「死刑は免れない」という声も多く聞こえています。いや、被害者の心情を思うと、死刑でも足りないくらいではないでしょうか。今日はそんな死刑制度について、僕なりにコメントしたいと思います。ちょっと長いです。

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2004年11月22日

「消耗品」としてのスーツ

仕事柄、私は毎日スーツを着て出勤しています。上着こそ脱いでいますが、執務中も作業着に着替えることなく、帰宅するまでネクタイを締め、スーツを着ています。
毎日スーツにネクタイは窮屈だ、という人もいますが、私としては逆に背筋がピンと伸びる感じがして、結構好きです。

持っているスーツは現在4着。しかし、春〜秋物が3着で、秋〜春物が1着。ただ、夏季は「サマーウェア」と称して私服での通勤、執務が認められていますので、実質春と秋、冬にスーツを着て過ごす、ということになります。所有しているスーツの生地その他を考えると、これからの季節は一着のスーツで毎日過ごさなければならないことに。これではいかん、というワケで、昨日スーツを探し求めに出かけました。

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2004年11月20日

Prince 「Cinnamon Girl」

無事にアップグレード完了。ついでなので、少しだけ配置を換えてみた。おかしなところがあったら教えてください。
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さて、ちょうどPrinceの日本公演から2周年を迎えているので、久しぶりにPrinceの話をしようと思う。
昨日、Amazonに注文していた「Cinnamon Girl」のシングルCDがやっと到着した(一緒に注文していた書籍が取り寄せになっていたからだろう)。

Princeファンの間ではもはや有名な話だが、この曲のPVは非常に秀逸であるにもかかわらず、歌詞の内容の過激さと相まって、物議を醸している。
本国では、「同時多発テロ以来直面しているアラブ系への偏見を伝えたメジャー・アーティスト」といった好意的な内容から、「最悪の趣向」といった批判的なものまでさまざま(詳細はこちらに)。なかには、「アラブ系人種に対する偏見」と批判されていたようだが、あのPVの内容を見る限りでは、これはもうホントに断片的な部分だけをピックアップして批判しているに過ぎない。こうなると、単なるPrinceに対する妬み、嫌がらせとしか思えない。僕にはむしろ、本国の人たちに対する皮肉とも見えるのだが、非難するのであれば、もっとPV全体を捉えるべきだと思う(大体、そういう「偏見」なんて言葉が出てきたのは、その批評を行った人こそが、そういう「偏見」を抱いているからではないだろうか)。

で…。

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2004年11月18日

アップグレード予告

もう、ホントに今更なのでありますが、このブログのアップグレードに取りかかってみたいと考えております。実は以前からアップグレードを行いたいと考えていたのですが、どうにもうまくいかず、新しいバージョンのブログをインストールする始末(そちらは稼働していません)。
しかし...このブログもお世話になっているロリポップ!にアップグレードのマニュアルが出ていたとは、知らなかった。
一応土曜日の午後〜夕刻に取りかかる予定です。
久しぶりのアップグレードのため、早くも緊張しています。
日曜日になってもバージョンがそのまま(2.661)だったら、諸般の事情(うまくいかななった、仕組みが理解できなかった等々)でアップグレードができなかったと思って下さい。もし繋がらなくなったら、アップグレードに失敗して、このブログもろとも吹っ飛んだと思って頂いて結構です。

無事に終わることを願って...。

そろそろ新しい写真も載せたいですね。何だかいろいろ手を加えたくなってきました。

2004年11月17日

強風→足止め

昨日は、この辺りでも雪がちらつきました。それも、時折霙交じりで結構降りました。積もるまでは行かないにせよ、寒風吹く外は、すっかり冬支度。
さて私、昨日は18時17分の「快速」で帰路に就きました。ただしこの「快速」、青森から弘前に向かうのではなく、弘前の2つ手前にある川部という駅から、風光明媚な海岸線を走ることで知られる五能線に入り、深浦というところまで向かうため、川部駅で乗り換えなければなりません。乗り換えるのは、逆に深浦から川部経由で弘前に向かう五能線の列車(電車ではありません)。五能線は単線のため、川部でいわゆる列車交換となるわけです。

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2004年11月16日

携帯電話が求めるターゲットとは

今使っている携帯電話(D252i)のバッテリーの消費時間が大分早くなってきたので、そろそろ買い換えの時期ではないかと考えている。ちなみに僕の携帯電話歴は8年を超え、これまで6台の機種(N201→P205→NM207→SO502i→S502iWM→D252i)とお付き合いしてきた。その時はヨシと思っても、それぞれ一長一短があり、結果的に「これは使える!」という機種はほとんどなかったと思う。今の機種も3本の指に入るくらい気に入っているが、わざわざバッテリーを交換してまで長く使おうという気にはなれない。というのも、以前ホントに気に入っていた機種(SO502i)のバッテリーの消費時間が早くなり、わざわざ購入したところ、全く問題は解消されず、実は本体側に問題があったということがあり、以降「本体とバッテリーは所詮消耗品」と考えるようになったのだ。

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2004年11月15日

今年最大の「怒り」

普段もくだらないことで怒ってしまう私ですが、波風の立たないうちに極力早く鎮めることに努めています。
ところが昨日。
恐らく今年一番ではないかという怒りが爆発しました。
端から見ると非常にくだらない怒りかも知れません。でも、その怒りが今朝になっても収まらないので、今日はこの場を借りてぶちまけたいと思います。暴言失礼。

実は昨日は、職場の方の親御さんが亡くなり、そのお通夜が青森市内で執り行われました。うちのグループリーダーから「駐車場係」を頼まれていたので、お通夜が始まる約2時間前、16時前に会場入りしました。ちなみにこの日は、先に結婚式を挙げた友人を囲んで、午後から仲間内のホームパーティーが行われる日。しかし突然訪れた不幸に接し、お手伝いを優先しなければならないということで、泣く泣くホームパーティをキャンセルしたのです。
弘前から車を飛ばし約1時間。運転中、胸の内ではやはり、せっかくの日曜日なのに...とか、今頃みんな楽しんでいるだろうなぁ...とか、どうしてもそちらの方に意識が働いていました。

式場に到着し、待っていたのは、いわゆる香典に対する返礼の袋詰めでした。既に数名の方が到着しており、作業を始めていたので、誰に言われることなく私もその手伝いを開始したのです。しばらくすると、今回不幸に遭われた方と同じグループの方が、怪訝そうな表情を浮かべながら私のそばに来て、こう言い放ったのです。

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2004年11月14日

秋の味覚といえば、鮭であります。

ところでみなさんは、鮭が遡上する姿を目撃したことありますか?川での遡上は結構ニュースなんかで報じられますから、実物を見たことがなくてもテレビや何かで見たことあるよ、という人は多いはず。僕はですね、3年前に仕事していた事務所の管内に流れる河川で、何度も目撃したことがあります。ちなみに河川区域に入ると、鮭の捕獲は制限されることとなり、基本的には漁協が権限を有するということになる、はずです。
私ことですが昨日、久しぶりに「夜釣り」に出かけたんです。といっても、ホントは夕方から。4人で釣りに向かったんですが、まだ明るい空の下、気温がわずか5度という状況で防波堤の突端まで歩を進めていきました。突端に到着すると、我々は思わず息を呑んでしまいました。というのも、当然三方海に囲まれたその突端では、何と鮭の大群が背鰭を水面に出しながら、時折ジャンプして水しぶきを上げているのです。もう、10匹20匹ではありません。ホントにもう、言葉に表せないような光景。
まさかそんな光景を目の当たりにするとは思っていなかったので、当然カメラなんて持っていないし、携帯に付いていたカメラのことすらも忘れていました。
貴重な友人であり釣りの師匠でもあるタガシ先生が、「釣れたらすげぇな」と真顔で竿を振り出すと...。

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2004年11月12日

預かり犬

実は現在、我が家に【預かり犬】がいます。ご存じの方もいると思いますが、既に我が家には老猫(雑種、牡→せん)が2匹、犬(雑種とポメラニアン、ともに牝)が2匹おり、今回【預かり犬】の参入により、ついに家での人員数より動物頭数が上回ることとなり、まさに「ムツゴロウ王国」状態となってしまいました。
ちなみに、やってきた犬種はミニチュアダックスフンド(血統書付きの牝)。生後2ヶ月。いろいろ訳あって我が家に「居候」しているわけですが、父母に至っては既に情が移り掛けており、早いところ落ち着くところに落ち着かせなければ、と焦っております。

この居候犬が、我が家にいろんな騒動をもたらしているのですが、特に既に先住していた4匹の反応が実に面白く、性格を表しているなぁ、と苦笑いしております。
簡単にまとめると...

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2004年11月11日

どうする?ラテラル?

テレビショッピングには全く興味が沸きません。番組で繰り広げられる胡散臭さ(例えばあの欺瞞に満ちた笑い声や歓声)がどうもイヤなのです。

そんなテレビショッピングで最近ヒットしているという健康器具が「ラテラル・サイ・トレーナー」。
地上波では深夜を中心に、BSでは日中でも大々的に宣伝が繰り広げられているようです。スケート走行、あるいは階段歩行にも似た動きを行う運動器具なのですが、とてもあんな運動で作り上げられるとは思えない腹筋やボディラインの虜となり、どれだけの人が物置の肥やしを購入しているのか、と思っているところです。ぶら下がり健康器だったら、物干し掛けに代用出来そうだからいいけれど、これは何の代用にもならなそうな雰囲気です。仮に靴置きといっても、一足しか置けないし。

ところが...。

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2004年11月 9日

今さらおかしい?いや、前からおかしい。

以下10月12日のブログより抜粋。

「現在新球団設立を争っているライブドアと楽天。最終的に、一方には新球団設立を認め、一方にはダイエー球団購入権を認める。そんなウラの筋書きがあるんじゃないか、と。」

一昨日から昨日にかけての新聞その他報道を見て、この例え話がまんざらウソではなかったことに、少なからぬ衝撃を受けました。ダイエーと西武の違いはありますが、現実問題としてこういう打診があったことを、ライブドアの堀江社長が認めてしまったわけです。

西武の球団買収を持ちかけられたという堀江社長は、相当憤っていたようです。そりゃそうでしょう。僕も記事を目にした時、あの新球団決定までのプロセスは一体何だったのかと思いましたもん。大体にして、球団売却の打診があったのが新球団参入決定前ということですから、これでは楽天の新規参入が出来レースであったと思われても仕方ないでしょう。

日本プロ野球機構(NPB)そして西武ライオンズの関係者よ、お前ら何を考えてるんだ?としか言いようがありません。

財務体質から見ると、確かにライブドアは脆弱な感があります。ただね、こうなると金額の問題じゃないような気がするんです。堀江社長のプライドの問題もあるでしょうけれど、何よりもNPBの旧態依然とした体質を改善していかないと、根本的な問題解決にならないんじゃないかってこと。

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2004年11月 8日

これは、何かの暗示なのか?

最近、よく変な夢を見ます。ここ最近は、毎日のように変な夢を見ます。この間の金曜から土曜にかけては、非常に眠りも浅く、遂には朝方、トイレで嘔吐する始末。
あ、でもこれは単なる「飲み過ぎ」だってことがハッキリしているんですが...。
それはともかく昨晩から今朝にかけても、とにかくもう泣きたくなるような、イヤな夢を見たんです。
所詮夢ですから、断片的にしか覚えていないのですが、何か自分の中にそういう【願望】みたいなものがあるんだろうか、とちょっと自己嫌悪に陥ってみたり。

1つめの夢。

誰かの結婚式(この時点で、いい夢でないことが明白)の席上。隣に座る見ず知らずのオッサンが、僕の前に置かれた料理に、タバコの灰を落とす。それも、一度二度ではなく、何度も。
「ちょっと、いい加減にしろよ」とオッサンに皿を突き出す僕。オッサンは、「うるせえな。ま、これで堪忍しろや」と、にやつきながらビールをドボドボと僕のコップに注ぐ...。案の定ビールはコップから溢れ落ちるのだが、なおも注ぎ続けるオッサン。
「てめぇ...」
僕は無言のまま、オッサンの首に手を当て、力一杯頸動脈のあたりを締め上げる。オッサンはスーッとその場に倒れる。周りは気づいているのかいないのか、談笑が続いている。
ふと手をやると、オッサンの身体が冷たくなっているのを感じる...。

というところで目が覚めた。な、何だったんだ?
うとうとしながら、再び眠りに...。

立て続けに見た2つ目の夢。

電車の中。見慣れた風景。うちの近所を走る私鉄の車窓だった。隣駅で、知り合いと乗り合わせる。考えられない混雑の中、運転手のすぐ背後で話をしながら、目的地と思われる駅(うちからの最寄り駅)に到着。そこでは、僕だけが下車。
ところがその電車は、信号が赤なのに出発してしまった。ちなみにその線路は単線。慌てて高台に駆け上がる。反対方向から、その駅に進入してくる電車の姿を確認。
「あ、危ない!ぶつかる〜!!」

というところで目が覚めた。

ここまで来ると、全身に変な汗を掻いています。もう、シャレにならないくらいビッショリ。サウナスーツなんて必要ありません。もう、体重がどんどん減っていきそうな勢いなんです。だから今晩からは、枕元に着替えを用意して就寝しようと本気で考えています。

思い当たる節はただ一つ。

大体こういう時にハッと目が覚めると、寒さが増してきた昨今、温かい寝床を探していたモモ(ポメラニアン)が、僕の腹の上で寝息を立てているというオチが...。

大分寒くなってきました。くれぐれも風邪にはご用心を...。

2004年11月 7日

境界立ち会い

ちょっとだけ、トップの画面を更新しました。ほとんど気づかないようなマイナーな内容です。

さて私こと、今日初めて境界立ち会いをしました。これまで、仕事の関係で第三者の立ち会いは何度も経験していたのですが、いざ自分の住む敷地の立ち会いとなると、妙に緊張感が伴うものです。というのもこの地域、いわゆる「国土調査」が行われていないため、いつ調製されたのかわからないような図面しかなく、さらにそれぞれの土地を一筆ごと測量した「地積測量図」も皆無。
今日の午前に、隣に住む方からの要請で立ち会いを行ったんですが、まぁ、何というかちょっと難癖を付けられるような場面もありましてねぇ...。で、私は3件の方と立ち会うことになったのですが、よく考えてみるとこうやってご近所さんが一度に集まる機会もなく、何かそれがまた逆に新鮮というか、ちょっとほのぼのした気分になりました。結局、ちょっとした難癖はあったものの、あとはスムーズに立ち会いを終えることができました。測量士の方もいたんですが、正直決めるのは我々ですからねぇ。
で、目印も何もないような状態だったんですが、「多分この辺じゃないですかねぇ」みたいな感じで仮杭を打っていきました。
おもむろに隣の方が、ポケットから使い捨てカメラを取り出し、立ち会いした方々(あ、難癖つけた方はその時とっくに帰っちゃいましたが)で「記念撮影」。

何か、ホント久しぶりにいい気分で帰ってきたんですが...。

ところが、法要があって不在だった母が帰宅、話をしてわかった。僕が「ここじゃないですか」と示した境界(その境界で三者了解済)は、間違っているんだって...(大汗)。

2004年11月 5日

Dear Mr.Man

第43代米国大統領 George Bush Jr.様

今回の「見事」な再選、おめでとうございます。僕に言わせれば、相手に恵まれたといった感じですが。

前回の選挙では、フロリダ州の得票を巡って大混乱に陥ったわけですが、今回はケリー候補があまりに早く敗北宣言をしてしまったため、あっさりと勝利宣言することができましたね。第41代大統領である父もなしえなかった2期目ということで、さぞかし鼻高々なのではないでしょうか。大体そういう鼻は、へし折られるものですが。

今回の選挙は、大統領を選出するというよりも、大統領という看板を盾にして、イラク派遣の是非を問うという信任投票的な要素が非常に大きかったような気がします。まるでゴーストライターが書いたような胡散臭い貴方の演説に、熱狂的な支持者が狂喜乱舞する姿は、もはや茶番のようでした。

選挙後、貴方は言いました。「選挙で二分された米国を一つにまとめ上げよう」と。思わず笑ってしまいました。貴方にその能力は備わっているのでしょうか。民主党との融和、協調路線を持ち上げたかったのでしょうけど、貴方が他人の話を聞くとは思えない。誰の意見にも耳を貸さずに、国連も無視してイラク派兵を決めたのは、誰ですか?そうそう、あの時の大義名分は、「大量破壊兵器を発見する」ということでした。あれから何年経ったでしょう。大量破壊兵器は見つかりましたか?イラクの混乱を招いたのは、誰でしょうね。
それでも我が国の首相は、貴方との友好関係を深めようと必死の様子ですが、他国にすり寄る前に、自国で起きている混乱の収拾に尽力しろ、と言いたいのです。

話題が逸れてしまいました。
最後に、もう一つ祝福を。このたび英映画誌の読者投票で、貴方が「年間悪役賞」に選ばれたそうです。英国民も、貴方を見る目があるようです。
『スターウォーズ』のダースベイダー、『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士といった並みいるヒールを抑え、貴方が「映画史上最強の悪役」に選ばれる日も遠くなさそうですね。

私も、米国民のみならず、他国民の命を犠牲にすることも厭わない貴方の豪快な悪役ぶりに、最大級の賛辞を送ります。あ...あれって「役」じゃなくて「素」なんですね。
ま、せいぜい頑張って下さい。

2004年11月 2日

不問になった自己責任

この話題には触れるかどうしようか迷ったのですが、やっぱり書きます。

またしても起きてしまったイラクでの日本人殺害。日本国内の状況が状況だっただけに、大きく取り上げられたのは殺害された後ということになってしまいました。

小泉首相は、「最善を尽くした」とは言っていますが、結局のところは他力本願(イラクの宗教家などを通じて犯人グループとのコンタクトを取ろうとした)だっただけで、果たして他に解決策はなかったのかという疑問は拭えません。もちろんそれはイラク派兵の是非も含めて。ちょうど12月で期限切れとなる自衛隊派遣に関して、派兵延長か撤退かで議論を呼ぶことは間違いないでしょう。そして、現在行われている米大統領選挙の結果次第では、今後方向転換を余儀なくされる可能性もあります。

最近の話ですが、世界に見る日本は、ドラえもんで言うところのスネ夫の役回りだというコラムを読みました。実に的を射ていると思います。当然ジャイアンは米国。主人公であるドラえもんがいないのが、非常に残念ではありますが。

いずれにせよ、今後も日本はスネ夫であり続けることでしょう。ただし、ドラえもんに登場するスネ夫がそうであるように、いつかジャイアンに泣かされる可能性も十二分にあることを忘れてはならないと思います。

さて、今回の事件。亡くなった香田さんには、ただただ無念としか言いようがありません。謹んでお悔やみ申し上げます。
しかしながらその一方で、なぜ危険極まりないイラクへ、しかもわずかな所持金で、わざわざ単身乗り込んだのか。この辺に関しては、香田さんの行動に疑問を持つ声も少なくありません。単なる好奇心で入国したらしいという噂が広まるにつれて、再び「自己責任論」が噴出しかけていました。そして、口言わぬ世論に後押しされたかのように、拘束直後の香田さんの情報は、新潟中越地震の陰に隠れることとなりました。

さらにこの時、いろんな情報が錯綜していたらしく、「既に殺害された」という誤報が流れてしまいました。これは、絶対にあってはならない初歩的なミスではないかと思います。しかもほぼ同時期に、地震の影響で母子3名が生き埋めとなり、幼児1人が救出された際も、「3人生存」という誤報が流れました。人の生死に関わる情報が正確に伝わらないという事態を見た時、報道する側はもっと情報収集や発表に慎重になるべきではないかと思いました。

結果的に、その誤報は現実となってしまったわけですが、
恐らく生存したまま帰国すれば、間違いなく「自己責任論」を問われ、バッシングを浴びていたことでしょう。しかしながらその彼は、近日中に無言の帰国となります。

確かに私も、彼の行動はちょっと身勝手過ぎたのではないかという気がしています。
だからといって、全面的に彼に非を預けるのは酷ではないでしょうか。
本来入国できないはずのイラクに、彼が入国できたということを、なぜもっと問題視しないのか。これって、内政干渉なんでしょうか。では、今イラクに派兵されている米国軍は、内政干渉には当たらないのか、と問いたい。それは、自衛隊員も一緒。実は、ある方から聞いたのですが、「1日約1万円の日当を目当てにイラクに向かった」自衛隊員もいるというのです。もちろん真偽はわかりませんが。

親御さんが発表した談話。
「支えていただいた多くの方々には大変な心痛をおかけし、おわび申し上げたい。感謝の気持ちでいっぱいです。このような結果になったが、イラクの人たちに一日も早く平和が訪れることを祈ります」。

誰を責めるわけでもなく、誰に怒りをぶつけるわけでもなく、今は息子の死を受け止めようと必死なのが、何とも痛々しいコメントです。

香田さんが人質として拘束された当初、「なぜあんな危険なところへ行ったのか」と怒りをぶちまけた政府関係者がいました。では、今入国している自衛隊員やマスコミ関係者は全員安全なのでしょうか。それは違うんではないかと思います。

一部政府関係者のように「自己責任論」を振りかざすのも大いに結構。でもその前に、もっと本質的なこと、つまりイラクがなぜこのような状態に陥っているのかというのを、改めて考えてみる必要があるような気がしました。

2004年11月 1日

新紙幣の導入

今日は(も)二本立てで。11月です。ご存じのとおり、今日から新しい紙幣が導入されます。
早速新しい紙幣を手にしてみたのですが、全体に赤みがかっており、何となく偽札というか、おもちゃっぽい感じ(昔の500円札みたいだという声が多く聞こえました)。慣れるまではちょっと時間が掛かりそうです。
20年ぶりの新札導入ということですが、それなりの目的があり、例えば偽造を防止するためという第一義的な目的の他に、景気対策ということもよく言われます。ただし、これで庶民の消費が回復し、景気回復に繋がるとは考えにくく、また、一時的に盛り上がるのはごく一部の業界(紙業、印刷業、自販機メーカーなど)ともいわれています。

ところが金曜日、帰りのバスに乗った時のこと。ふと見ると、「11月導入の新紙幣は両替できません。あらかじめ小銭をご用意ください。」という注意書きがありました。
20年前の新札導入の際は、紙幣の大きさが全て変わったため、ちょっとした混乱を招いたと記憶しています。ただ、今のように何でも自販機で買えるという時代ではありませんでした。
今回は、サイズは変わらないようですが、自販機はどうなんでしょう。すぐに対応しているのかな。せっかく新札が導入されるというのに、使える場が少ないとなると、2,000円札の二の舞を演ずる可能性も。

これでは、新札導入に向けた準備が足りないと言われても仕方ありません。

そういえば、未だに2,000円札の使えないキャッシュ・ディスペンサー、銀行内にもありますもんねぇ。2,000円札の使える自販機も、あまり見かけませんし...。

ところでその2,000円札、皆さんの財布の中にはありますか?僕はかれこれ1年近く見ていないような気がしますが...。

ハンズフリーはOK?

道路交通法の改正により、今回新たに運転中の携帯電話使用に対する罰則が規定されました。運転中の使用は、反則金は、大型車が7,000円、普通車と自動2輪車が6,000円、原付きが5,000円で、反則金を納付しないと5万円以下の罰金で、違反点数1点も課されます。

通話をしていないからといって違反にならないのではありません。携帯でのメール送信、そしてメールチェックも違反対象となります。
確かに運転中の通話は、集中力や注意力が散漫となり、事故を引き起こす可能性が高くなります。

今回、ハンズフリーを使用している場合は罰則の対象外となるとのことですが、ハンズフリーを使用したことのある私としては、片手ハンドルになろうと両手が使えようと、「会話」に意識が注がれる時点で、注意力は散漫となります。間違いなく。ハッキリ言えば、ハンズフリーを使用するというのは、単に罰則から逃れるだけの手段であって、運転中の安全が確約されるものではありません。ですから、一番いいのは、運転中には通話ならびにメールチェックしないことですな。それでもどうしても電話が気になるようでしたら、運転中は電源を切ってしまえばいいのです。それ以上に、どうしても電話が気になるというのであれば、いっそのこと車を運転することをやめればいい。

運転中の携帯電話で罰金。これほど情けないことはないですぞ。ここしばらくは、制度普及の意味も込めて警察の取り締まりが厳しくなりそうです。気をつけましょう。