2009年4月30日

"Let Love Rule" 20th Anniversary Edition

Lenny Kravitz。

日本ではすっかりドタキャン王子となってしまったため、今後恐らく日本でパフォーマンスに勤しむ彼の姿を拝むことはないのではないかと勝手に思っております。
クオリティの高い作品を生み出していたのに、もったいない!と思いつつも、ある意味彼の頂点というのは洋楽ファンでなくても知っている「Are You Gonna Go My Way」に帰着するのかもしれません。ベスト盤を出す頃には半分「過去の人」になりかけていたような気がするし、その後も作品を出すたびになんかもったいない逸材だなぁ、とついつい思ってしまっていたのです。
さて、そんな彼のデビュー作「Let Love Rule」の20周年記念盤が登場。最近結構この手法でリマスター盤を発表する人は多いですが、果たしてどんな仕上がりに...。

と思い早速聴いてみましたが、期待していなかった分、なかなかv(・∀・)イイッ!

ちょうど彼の全盛期が80年代から90年代の過渡期ということもあって、どうも時代の谷間に埋もれてしまったといえばいいのか、結局彼が時代を追い越し、やがて時代が彼を追い越したといえばいいのか...。

個人的には、彼を取り巻くレコード会社の販売戦略にものすごく解せないところがあって、後出しじゃんけんのような特典付き作品を、通常盤の売り上げが落ち着いた頃に販売し始めるというやり方には怒りにも似た腹立たしさを覚えておりまして、そういう点についても、たぶん彼の才能を飼い殺ししてしまっているところがあるのではないか、と思うのです。決定的だったのは00年に発表された「Greatest Hits」で、その後発表された2枚のアルバムから1曲ずつ追加したあげく、おまけにPVを収録したDVDを同梱して再発した06年の「Greatest Hits」。って、そこまでするなら別作品にして販売しろよ!って感じなんですけどEMIさん。

その点今回のように、アニバーサリー盤として最初から当時のライブ音源やリマスター音源を同梱するというやりかたはOKではないでしょうか。
これでまた後出しじゃんけんでDVDを追加同梱します、なんてことをやったら、それは明らかに彼の才能を評価云々ではなく、「売れてナンボ」というレコード会社の策略だということがバレバレで、ますますファンが離れていくだけですから、間違えてもそんなことはしないように。

しかし、僕が彼の名前を初めて聞いたのはこのアルバムの発売よりも後にマドンナのプロデュース(「Justify My Love」)を務めた時だったのですが、もうあれから20年経ったということに、ただ驚嘆。

今もちょこちょこ作品を出しているのですが、強いていえば松山ケンイチが主演した映画「L Change The World」で主題歌として使われたことがちょっと話題になったぐらいで、あとはあまり名前を聞く機会がなくなってしまいました。プリンスと共演した時の模様がプリンスのDVDに収録されていて、今観るとあの頃はまだ華があったなぁ...って感じで。

今のところは国内盤の発売予定はないようです。
というかこの作品に限っては、「後出しおまけ付き商売」は勘弁してほしいです。
個人的には、91年に発表され、彼の出世作となった「Mama Said」のアニバーサリー盤に早くも期待を寄せたいと思います。

2009年4月20日

でも疲れました。

綺麗になりました

2009年4月19日

弘前の桜・開花情報


これが、18日の桜で...。

これが、19日の桜。微妙な違い、わかるかな?
でも、場所によってムラがあって、咲いているところとまだこれからのところがあります。

市役所前の外堀は南向きなので開花が早いですが、東向きの外堀は、これからといった感じ。でも、夕方になって再度車で通ったのですが、今日の晴天で結構開花が進んだのかな。

近くで見ると、結構開花が進んでいる木もあります。ただ、火曜日からちょっと天気が崩れるようなので、一気に開花、ということはなさそうですね。

この辺なんかは結構いい感じで咲いていました。

来週末は、かなり見頃を迎えそうな感じですね。また混雑するんだろうな(苦笑)。

2009年4月18日

誕生日おめでとう。

今日は貴方の62歳の誕生日ですね。
思えば、還暦のお祝いもしたわけでもなく、大体子供の年齢、誕生日ですらあやふやだった貴方にとって、誕生日というのは単なる通過点でしかなく、取り立てて騒ぐことではないのかも知れません。
思えばここ数年は、誕生日も父の日もこれといったお祝いをすることもありませんでしたが、ただ一度だけ、安売りしていた5足組の靴下を誕生日にあげたときには、ニヤニヤしながら受け取ってくれましたね。

去年の今頃、ちょうど貴方の誕生日の頃には、弘前のさくらが開花し、そして一気に満開になりました。
今年もまた、去年と同様弘前公園のさくらの花が咲きほころび始めました。きっとまた、一気に満開になり、今年のGWはまたしても葉桜ということになるのでしょう。

去年と同様、といいましたが、去年と一つ大きく異なることがあります。
そう。それは、貴方がここにいないことです。

でも、僕たち家族は、貴方がここにいなくても、貴方の誕生日を祝い、そしていつまでも貴方のことを思い続けています。

父さん、誕生日おめでとう。
どうかいつまでも、僕たちの中で生き続けていてください。

2009年4月14日

弘前公園、桜開花予想は18日

 

弘前公園、桜開花予想は18日 (東奥日報)

弘前市は十四日、弘前公園の桜の開花を十八日とする独自予想を発表した。例年よりも六日、七日の前回予想より三日早く、過去七番目の早咲き。市は、まつり会期(四月二十三日から五月五日)を変えず、開花予想日の十八日から、出店営業や夜間照明を行う「準まつり体制」に入ることを決めた。

結局去年と変わらず、ですか...。確かに第1回目の発表の後、急に暑くなっちゃったもんなぁ。
またしてもGW前には散ってしまいそうな臭いがプンプンしてきましたね。

毎年GWの人出予想では3本の指に入り、昨年も「博多どんたく」に次ぐ人出となった「弘前さくらまつり」。高速道路での割引制度導入も相まって、今年はさらに混雑することを予想していましたが、主役の花が散ってしまっては...。

それでも市内は混むんだろうなぁ。みんな、高速代浮いた分で、たくさん弘前にお金落としていってくれればいいなぁ...(笑)。
というわけで今週末は、弘前公園外堀の開花状況を確認するため、付近を散歩してみたいと思います!

乞うご期待。

同僚との酒の席での十戒

 

勝手に考えた十戒。

  • ある程度食べ物には口を付ける
  • でも飲み食いすることに没頭しない
  • 政治や宗教の話をしない
  • 仕事の愚痴、悪口をこぼさない
  • 家族自慢や趣味自慢に走らない
  • かといって黙り込まない
  • 上司の話に口を挟まない
  • 部下にばかり酒を注がせない
  • とにかく飲み過ぎない
  • 気分良く帰る

というわけで、今日は職場の飲み会です。嗚呼(笑)。

2009年4月13日

Maybe I must change.

何となくこの半年間は父の死にかこつけて、自堕落な生活を送っていたような気がする。
本(活字)を読むペースが極端に落ち、逆にネットに依存する頻度が増え、身体を動かす機会も減り、家に籠もり、何だか本当にどうしようもない人まで落ちぶれそうな勢いだった、かも知れない。
身も心も、ゆるゆるで怠い人間になってしまった、ということだろうか。

しかし、いつまでもそんな生活を送っているわけにもいかないし、逆に父の死を乗り越えて俺はここまでレベルアップしたんだ、一皮剥けたんだ、というところを父に見せてやりたくなった(笑)。

ということで4月になり一念発起、鈍った身体に喝を入れるべく、まずは週末だけジョギングを始めた。
そのために、わざわざジョギングシューズまで購入したのだから、これを無駄にするわけにはいかない。
しかし実際走ってみると、やはり以前のような軽やかな足取り、というわけにはいかず、わずか数百メートル走っただけで息は上がり、足取りも重いような状態。まぁ、以前の絶好調の頃と比べれば、体重が6キロも増えているからなぁ...(今は辛うじて69キロ台ですが...)。
それでも何とか先々週は2キロ、この土日は3キロまで走ることができた。
とはいえかなり息も絶え絶えの状態で、基礎体力が大幅に落ちていることは否めない。
タイムは1キロ6分を超えるペース。ううむ...1キロ4分半平均のペースで走ったあの頃は、もはや夢か幻か。
何のために走るのかは、自分でもよくわからないが、この重たい体だけは何とかしたい。当面の目標65キロ台。ただ、基礎体力がついて、以前のようにある程度走れるようになれば、何となく「あそこ」まで走ってみようという気になるかもしれない。
「あそこ」とは?それはまた改めて。

ついでにもう一つ。最大の目標だった妻の3級合格を機に、結局資格を取れずじまいになっている簿記検定。こちらも再度一念発起で、思い切って2級を目指してみることにした。
これについては、間違いなく新たに同僚となった人の影響大。詳しくは言えないんだけどこの同僚、若いのにホント凄いんだわ(笑)。

妻に言わせると、「あなたはおっちょこちょいだから、私よりも3級取れるレベルなのに、早とちりして落ちた。」とのこと。
確かに基本的な点においては十分3級レベルにあると自負しているが、結局合格できなかったのは、早合点による勘違いが原因だった(自己採点では、この勘違いさえなければ余裕で合格していたのだ)。

というわけで、こちらは遅くとも来年2月までに何とかなれば、と考えているのだが、さてどうなることやら。
既にテキストは購入しており、目を通しているのだが、本腰を入れるために某所の通信教育を始める予定。

どうでもいいことだが僕は、自分の年代の節目が近づくと「何か変わらなければ」とあたふたし始める傾向にあるようだ(笑)。
というか、いい加減自堕落な生活を、変えなきゃならないのだ。多分。

2009年4月 8日

東北新幹線の終点

新青森駅。 来年の冬には新幹線がやって来て...。 しかし寂しい。寂し過ぎる!

桜はまだかいな

弘前公園の桜開花予想は21日(Web東奥)

二十三日開幕の弘前さくらまつりに向け、弘前市公園緑地課は七日、桜の開花を青森地方気象台の最終予想より一日早い二十一日とする独自の予想を発表した。四月に入り気温の高い日が続いているためで、平年より三日早い。

いよいよ弘前公園の桜の開花予想日が迫ってきた。気象台の発表では22日の開花予想だが、気温が高めに推移していることから、市の公園緑地課では21日と予想、それから約1週間後、ちょうどGWが始まる頃には見頃を迎え、GW中盤の3日には一番遅く見頃を迎える西堀でも、花吹雪が舞うのではないかという予想だった。どうやらGW後半は昨年同様「葉桜」となるようだ。

ただ、昨年は4月20日頃に既に外堀が満開となっており、昨年よりは若干遅めのようだ。GWの前半からいきなり葉桜、ということではなさそうなので、ある程度は楽しめそうな雰囲気。ただ、また例のごとく僕はさくらまつりに出かけることはせずに、早朝の犬の散歩がてら、桜を堪能する、ということになるだろう。
わざわざ雑踏に身を投じてまで観たいとは思わないことが、最大の理由だろうか。

弘前さくらまつりが始まると、桜の名所ではどこでも見られる光景だが、青いシートを一面に敷いて宴に興じる人たちを数多く見かける。僕も以前は気の置けない畏友とともに公園で場所取りをしたり、酒を飲んでわいわい楽しんだこともあった。しかし最近ではそういう機会もなくなり、やがて公園そのものからも足が遠のくようになった。あれはあれで楽しかったけど、それぞれが家庭を持つようになってからは、そちらが中心となっているようだ。

日中の砂埃や強い風は、下手をすると持ち込んだ飲食物に余計なトッピングをもたらすこともままある。
噂で聞いた話だが、ある露店では実は鍋底に砂がかなり沈んでいる、とのこと。
しかし、砂埃舞う雑踏の中に晒されている鍋を想像すると、あながち噂のレベルだけではないような気もする。

僕が思うに、桜を見る時間帯は早朝もしくは夜が理想的だと思う。その中でも特に早朝の花見は気持ちがいい。
日中は人混みで舞い上がった砂埃と、上空と地上との温度差によって生じる強風が鬱陶しいからだ。
朝夕はよほど天候が悪くない限りは風が収まっている。夜桜は、日中とはまた違った一面を見せてくれるし、堀の水面に映し出される桜も、風情があっていい。ただ、人混みは日中とさほど変わらない。
その点早朝は、人影や車もまばらで、砂埃が舞い上がる前なので、心地よい空気を吸い込みながら桜の花を堪能することができる、というわけだ。

ちなみに我が家は、風向きによって園内のステージ上で繰り広げられている民謡であったり三味線であったり、園内の放送であったり、いろんな音が飛び込んでくる。垂涎の桜の名所が、犬と一緒に散歩できる、それぐらい近い場所にあるということだ。

まだご覧になっていない方々には、弘前公園の桜は、一度は観ておいた方がいい、と言いたいが、僕としてはあまりに近すぎる場所にあって、四季の移りゆく中で毎年目にする光景の一つになってしまっているため、慣れっこになっているというのは、ひょっとしたらかなり贅沢なことなのかも知れない。

2009年4月 3日

『LOTUSFLOW3R』のこと

やばいなぁ。僕の中では前作『PLANET EARTH』が何となく微妙な感じがしたので、次の作品に結構期待を寄せていたんだけど、ちょっと足元を掬われちゃったかな。

私が敬愛して止まない(はずの)プリンスの周辺がにわかに賑やかになり、サイト開設やら新譜発売やらが始まりました。
メンバー登録し、$77を払うと新たな音源のDLやTシャツがもらえる、ということだったのですが、うちの弱小VAIO(8歳・HD移植手術経験済み)だとあまりにスペックが弱すぎて、サイトの中をちゃんと観ることができず、全く太刀打ちできないようです。噂ではサイトで公開されている動画をムニャムニャしたり、いろいろ楽しんでいる方もおられるようですが、どこをどうクリックすればいいのかよくわからず、観れば観るほどストレスがたまるばかりで、結局一度ログインした程度で、その後は入る気にもなれないというのが正直なところです。
確かにうちのVAIOはそろそろ終焉の頃を迎えていますが、かといってこのサイトを観るためにわざわざPCを購入するのも癪な一方で、せっかくメンバー登録したまではよかったものの何もできないという、何ともいえぬ疎外感といいましょうかやりきれなさといいましょうか、そういったものを強く感じてしまったのでした。
新たなアルバム『Lotusflow3r/Mplsound/Elixir』の音源は何とか聴くことができましたが、コンセプトの全く異なる3枚がワンセットというボリュームには、ちょっとげんなり(笑)。
まぁそれでも1枚あたりの収録時間が1時間に届かないので、通勤時に聴き通すにはちょうどいい長さだと思っていますが、何というかな、あまり真新しさの感じない作品だなぁ、というのが第一印象...。温故知新、といえば聞こえはいいですが、何か音が古くさいような...。「気味の悪いジャケット」が久しぶりに復活したので、これは何かやらかしてるんじゃないかとちょっと期待を寄せたのですが、今回はちょっと肩透かしを食ったかも。
時期的には、イマンシペイションの頃を彷彿させるサウンド、とでもいえばいいのかな、何かこの人は、トラブったりオナゴが絡んで来るとこんな作品を作っちゃうんだろうか(笑)。アルバムの値段が極端に廉価だったり、3枚組、という共通なところもあって、どうしてもイマンシペイションの頃を思い出してしまうんですよね。

ちなみにそのオナゴ、というのは語弊があるかもしれませんが、3枚の一角を占めるブリア嬢、何でもインド人のソウルシンガーらしいのですが、こちらは一聴したきり、二度目を聴くまでまだ至っておりません。というのも、プリンスの2作品ですらちゃんと聴き潰したワケじゃないため。いや...どうしても寝ちゃうんですよね、途中で(爆)。

プリンスにしてみれば、ホントは1枚のアルバムでよかったんだけど、いくら自分のプロデュースとはいえまだ無名のブリア嬢を売り込むにはそれ相応の宣伝が必要だろうし、果たしてその効果としてアルバムが売れるかもわからない。だったら、プリンスのアルバムを2枚にして、そしてブリア嬢のアルバムもくっつけて3枚組にしちゃった、というのがオチなんだろう、などという推測を勝手にしてしまったのですが...。だって、仮に2枚組でブリア嬢とプリンスのアルバムがそれぞれ1枚ずつだと、ちょっと違和感があるじゃないですか。

そういえば、一時サイトまで立ち上げて「これは...!?」と想像力を掻き立てられたチェルシー・ロジャースとか、ファンの間では結構好意的に迎えられ、『ミルク&ハニー』なんてタイトルやジャケ写まで決まっていたのにお蔵入りになってしまったテイマー・デイヴィスなんかは、一体どうしたんだろう、と気遣いつつ、彼のやることなすことに振り回されるのに慣れっこになってしまったファンからすれば、今回のブリア嬢についての反応はそれぞれあると思いますが、僕的には「なーんだ。ふーん。」といった感じ。ぶっちゃけ、あまり期待していなかったといいましょうか...ハイ。それでも、いつものことながら聞き込んでいけば、またその良さがわかってくるのでしょう。

そして恐らくTシャツは、そんな気分の上下が落ち着いた、もはやTシャツに袖を通すのも憚れるような時期にやってくることでしょうか(笑)。
プリンスに待たされ、そして振り回されることに慣れた僕たちからすれば、そんなのは些細なことでしかありませんが(多分)。

ところで、もう一つ勝手な妄想をするのであれば、今回のアルバム発売はちょっと変則な方法であるため、ひょっとしたら後々廃盤になる、なんてことはないですか?となると...嗚呼、ますますイマンシペイションの影が...(笑)。