2010年5月31日

結局ジョギングに合うプリンスは...

昨日は「あの」谷亮子が青森に来て演説を打ったらしい。しかも主催者発表で1000人以上集まったらしい。正直、何で青森から街頭演説がスタートしたのかよくわからないけど、候補者候補として一体どんな「政策」を話したのかは、ちょっと聴いてみたかったかも。

さて、昨日一昨日と二日続けて10キロ超をジョギング。朝を迎え、足の疲労はそれほどでもなく、大分身体も慣れてきた感じ。
GW明けからは、CX-W(妻曰く「ちょっと小洒落た江頭タイツ」)を履いて週末ジョギングしているが、10キロを走り続けることに不安も苦痛も感じなくなりつつある。ただ、昨日になって気づいたのだが、約2年に渡り一緒に走り続けていたジョギングシューズの右足、ちょうどかかとに当たる部分がかなりすり減って、穴が空いていた。
小学3年生の時にやらかした背骨の圧迫骨折の影響で、今も背骨の一つがちょっとだけ変形していて、そのことが歩行や走る際に姿勢にも大なり小なりの影響を与えていることは以前からわかっていた。なので、走っている時も左足と右足の出方が微妙に違うことも知っていたし、実際靴底を見ても減り具合が違っていた。しかし、7月4日までは何とかこの靴で騙し騙し行きたいところ。目標タイムで完走したら、自分へのご褒美としてもう少し軽いシューズを購入しようと思う。

以前、ジョギングに合うプリンスの曲は何だろう、という疑問を抱いていたのだが、アルバム一枚だと曲にムラがあり、しかも収録時間が短いものもあってなかなか厳しい。意外と良さそうな気がしたのがMadhouseの「8」と「16」だが、こちらも悪くはないんだけど「実に心地よく」というところまでは、なかなか厳しいものがあった。
そこで目をつけたのが2001年頃から配信されていた、今はなきNPG Music Clubの音源。とりわけ#11まである「NPG Ahdio Show」だと、1時間前後ノンストップでプリンス関連のサウンドが流れるので、退屈せずに走ることが出来るし、時間も手頃だということに気づいた(中には45分ちょっとで終わってしまうものもあるが)。プリンスのいろんなノンストップ・リミックスを漁ってみたが(要するにブート盤)、結局のところ、「NPG Ahdio Show」に戻ってきた、というのがオチだ。

単品の曲だと「Endolphine Machine」とか「Let's Go Crazy」とか「1+1+1=3」とかがテンポが良さそうな感じ。いっそのこと、自分でミックス音源作っちゃおうかな、なんてことも考えたが、残念ながら今のところそこまでの余力はない、ということで。

2010年5月27日

間もなくiPad狂想曲が始まる!

いよいよ明日に迫ったiPadの国内販売。一部では早速購入に向けた列が出来はじめているようで、Windows95やFFシリーズを彷彿させるような事態となりつつある。あ、そういえばiPhoneの時も似たようなことがあっただろうか。

ところが何故かアップル日本法人では、販売できる店舗について具体的に絞り込みを掛けたようで、鳥取や青森などといった一部の県では販売店舗がゼロというところもあるという。

青森県内では、「また情報格差だ」と嘆いている人たちもいたようだが(ちなみに青森県内では、未だに一部の雑誌発売日が一日遅れです。)、別に店に並ばなくともインターネットで自宅までモノが届けられるこのご時世、それでも発売日当日にどうしても欲しいというのであれば、他県に行って並んで購入すればよろし。もちろん「早くiPadに触れてみたい」という人がいる反面、「取りあえず人より早く手に入れたい」という欲望、そして「このあたりでは誰よりも先に手に入れた」という優越感を得たい人の方が多いような気がするんだけど。

ちなみに僕、今までいろんなデジタル機器に食指動きまくりだったが、どういうわけかこのiPadだけは全く食指が動かなかった。

まずもってこのiPadを手にして何をしたい(する)というイメージが、全く沸いて来ないのだ。
なので、iPadで何ができるのかもよくわかっていない、というのが正直なところ。結局iPadって、PDAとパソコンの中間みたいなものなんですか?名称はiPdaでもよかったよね。あ、「アイパッド」なんていう心地よい呼称じゃないから駄目か(笑)。

しかし通勤の電車内であれを取り出したら、確かにちょっと目立つだろうね。まぁ、それはそれで持っている人からすれば、優越感を得られてまた気持ちよい(しかもそれは自己陶酔に近い)のかも知れないが、僕がその場に遭遇したら、何をしているのか絶対に覗き込んでしまうと思う。といった感じで周囲の注目は間違いなく浴びるので、周囲がドン引きしてしまうような使い方はしばらくの間できないだろう。
例えば...?

iPadを取り出した人の液晶をチラ見したら、漫画読んでたっていうのは、ちょっと引いちゃうかな。よりによって何でiPadで漫画なの!?みたいな感じで(笑)。わざわざ高い金払って、しかも人柱になってまでああいうアイテムを誰よりも早く手にしたユーザーに対して、何となく知的なイメージを求めてしまうというか、そういう先入観が僕の中にあるからなのかも。

ま、どうせ市場に出回り始めた時に起こる一時的な狂想ということになりそうだけれど、明日は青森や鳥取など一部の県を除いては、きっとiPad祭が開催されることだろう。
しかし、購入する人はどういう用途でこれを使いこなすのだろう。むしろそちらの方が気になる。僕からみれば、単に「弄ってみたい!」という欲望だけで手の出せるような代物ではない、かも。
まあ、iPadを持っているとそれだけで注目を浴びる反面、通勤で持ち歩くにはちょっとアグバッテがな、と。

そういういろんな妄想をしていたら、僕には今のところ不要のアイテムかな、という判断に。今のところiPod touchで用は足りているし(8GBしかないので、ちょっと容量を増やしたいところもあるけど、往復の電車内で使うなら十分)、まさかiPadがNike+と連動しています、なんてことはないだろうな。これ背負って農道なんかを走っている人がいたら、それこそ僕なんかは引いてしまうけれど、さすがにそれはないか(笑)。

※アグバッテ:大きくて、あるいは出っ張っていて邪魔、無駄に大きい、等の意味を持つ津軽弁。

2010年5月26日

ただいま実験投稿中です

このブログを置いているサーバー「ロリポップ」でcronが使えるようになったということで、指定日投稿が出来るか実験してみたのですが、失敗でした。ただ、実験失敗というお知らせだけではつまらないので、上京することになった6月11日から12日にかけての予定も掲載。

11日
07時08分 つがる8号八戸行きにて出発
07時40分 青森駅で同行者と合流
08時57分 はやて8号東京行き
12時02分 上野着 取りあえず目に付いた食えるものを流し込む。
12時50分 銀座線にて虎ノ門まで移動
13時00分 仕事
18時00分 用務終了
18時30分 ホテルにチェックイン
18時40分 東京ドームに当日券頼みで交流戦を観に行くことを提案するも、同行者から断られたため、ここからそれぞれ単独行動することに。
19時00分 東京ドームに喜び勇んで足を運ぶもこの日は試合なし...。仕方なく後楽園ホールでやっていた「みちのくプロレス」を観戦することに。
20時00分 せっかく上京しているのに「みちのくプロレス」を観戦していることに妙な寂しさを覚え、メインイベントを見るまでもなく退場。
20時30分 ホテルの一階にあるコンビニで食材を購入し、一人寂しく晩飯。
21時30分 あっという間に睡魔に襲われ、就寝。

12日
05時30分 普段通り目が覚める。
06時00分 よし!ついに念願の皇居ラン!のはずだったのに、朝から土砂降りに見舞われる。
06時30分 恨めしげに天を仰ぐも、雨はやむ気配なし。悔しいので二度寝を決め込む。
08時00分 腹が減って目が覚める。
08時30分 とはいえ朝食は外で食わなければならないので、ホテルを出る。駅の近くにあった「富士そば」に入店。出張ならではの寂しい朝食。
09時30分 一旦ホテルに戻り、荷物をまとめてチェックアウト。
10時00分 東京駅到着。とりあえず大丸地下に向かい、新幹線車内での密かな楽しみのため、お惣菜を物色。
11時56分 はやて17号八戸行
12時05分 新幹線が日暮里あたりで地上に出てきたところで、昼食とばかりに購入したお惣菜をおもむろに出したところ、隣の人の熱視線を強く浴びる。
12時10分 お構いなしにビールで一気に流し込む。
14時20分 盛岡あたりまで寝て過ごす。ふと、携帯電話が電池切れを起こしていることに気づく。
14時22分 秋田行の「こまち」との連結解除を待つ。
14時40分 ところが待てど暮らせど盛岡駅を出発せず。聞くと、「こまち」と「はやて」の連結部分に不具合が生じ、復旧の目処が立たないとのこと。
15時20分 痺れを切らし、弘前行きの特急バスへの乗り換えを思いつく。
15時30分 荷物をまとめ、改札を出ようとしたところ「お客さんの切符はパック旅行券ですので、途中駅での退場はできません」と駅員から言い放たれる。
15時33分 いやいやそんなこと言ってもいつになったら出発するかわからんし、それぐらい大目に見ろ、と詰め寄る。
15時38分 押し問答の結果、ようやく改札の外に出ることを認められる。
15時42分 バスプール到着。しかしバスは...2分前に出発したばかりだった...。
15時48分 盛岡駅に戻ると、こまちとの連結不具合がようやく解消され、間もなくはやてが出発することを知る。
15時49分 駅員に再乗車を懇願するも、先ほどの押し問答もあり更に冷たく却下。
15時51分 わかっていたけれど泣く泣く引き下がり、次のバスまで待つことに。
16時40分 ようやく高速バスに乗車。
16時55分 到着が遅れる旨家に電話しようと思ったが携帯電話は電池切れ。疲れがドッと押し寄せ、眠りにつく...。
18時30分 ハッと目が覚める。あれ?ここ高速道じゃないぞ...?
18時40分 安代IC~鹿角八幡平ICで発生した事故のため、安代ICから一般道を走っていることを知る。嗚呼...。
19時20分 ようやく鹿角八幡平から高速道へ。
20時40分 紆余曲折を経て弘前駅到着。黙って新幹線に乗っていれば良かったと、激しく後悔。
20時45分 駐輪場に行くと、自転車に見たことのない鍵が取り付けられている。しまった...悪戯された...orz
21時00分 この日の自転車は諦め、ようやく帰宅。ところが、一本の連絡も入れず当初の予定より4時間も遅れて帰宅したことを激しく咎められ、更にorz...。家に連絡するの忘れてた。

と、こんなメチャクチャな出張にならないことを祈る...。

2010年5月25日

書きたいことは、いろいろあった。

こちらではお久しぶりです。10日近くブランクを作ってしまいました。おかげでgremzの樹木も枯れかかっています。しおれた松みたいになってるし。

先週月曜日あたりから発症した風邪と口内炎、思った以上に早く回復してきたため、やっと何か書こうかという気になりました。 とはいえこの間いろんなことがあって、何を書きたかったのかすら、わからなくなりました。

もっとも、ポツリとつぶやく程度なのであればTwitterがあるので、ここで書きたいことを端的にTwitterでつぶやいていたことが、このブログへの記事投稿を遠ざけた要因であることは否定できないでしょう。
取りあえず逃げ道として、このブログから遠ざかって以降、Twitterで何をつぶやいていたか拾ってみました。

19日
  • この期に及んで、起床してすぐに飲んだ「食前用」の風邪薬が効いてきてる。眠い...。 posted at 09:36:36
  • 僕ならまず首を鍛えます。 RT @chieko_mama: 頭の回転を速くするにはどうしたらよいか. posted at 12:27:07
20日
  • おはようございます。風邪は昨日と比べると大分軽くなりました。今日は午前中会議で説明をする立場なので、鼻水垂らしているわけにはいかないのですが...。最悪、鼻にティッシュを詰めて臨みたいと思います。 posted at 08:29:33
  • ありがとうございます。今度は鼻詰まりになって、会議で説明している最中、4度ほど酸素不足に陥り意識が遠のきました。 RT @Yumi_Ecnirp: ゆみといいます。こんにちわ。風邪お大事になさってください。 posted at 12:24:53
  • 会議で説明することに苦手意識はないけど、今日の説明は30分間淀みなくどころか(鼻が)詰まりっぱなしの説明で、聞いていた人には内容を理解していただけなかったかも知れない。 posted at 12:27:37
  • 青森市内、霧が濃いな、と思ったら、弘前の方が濃いかも知れない。 posted at 21:15:47
21日
  • おはようございます。今朝は久しぶりにThe NPG Ahdio Show #5を聴きながら出勤です。昨晩の濃霧から、今朝は既に暑いと感じるぐらいの弘前です。風邪、やや蔓延気味なのでしょうか、青森行の電車内はマスク姿の人がちらほらです。 posted at 07:24:32
  • 青森駅に着いたら、やっぱり霧が濃かった。今日は暑くなるのかな。たまには外で仕事したいな、とか思ったりw posted at 08:21:19
  • おー楽天4点差追いついた!巨人にサヨナラのチャンス!! posted at 21:11:53
  • 楽天サヨナラ~!!!!巨人連敗~!!! posted at 21:14:21
22日23日
  • は 2010/5/23 at 10:21 AM に 5'16"/km のペースで 10.7 km を走りました http://go.nike.com/2frdoau posted at 12:10:03
  • ran 10.70 km @ a 05:16/km pace with Nike+ on 05/23/2010 (run time: 56:25) http://bit.ly/bfAak3 #nikeplus posted at 13:30:24
  • 東京競馬場は芝が稍重か。テレビで見た感じでは重馬場ぽい感じ。 posted at 15:41:45
  • オークス、1-2着は同着っぽいな...。どっちだろう。 posted at 15:50:01
  • ホントに同着だった!凄いな。蛯名と横山典が複雑な表情浮かべながら抱き合ってるし(笑)。しかしGIで同着1位って、見たことないかも。 posted at 15:59:57
  • みたいですね(笑)。 RT @healthymania072: 同着!? #keiba posted at 16:00:40
  • ま、とりあえず三連複取ったからヨシとしよう。しかし結構堅そうな組み合わせだったけど、万馬券になるんだ...。 posted at 16:05:07
  • 沖縄は完全に鳩笛に踊らされたね。ただ、鳩笛を吹いて奏でていたのは美しいメロディではなく、ホラだった、と。 posted at 20:50:23
  • 何か今日の龍馬伝は重かったな。しかし昔の日本は、ホントくだらないことしてるんだな、とは妻の弁。同感。 #ryomaden posted at 20:55:00
24日
  • おはようございます。大分快方に向かっていたはずの風邪がぶり返した模様。しかも悪いことに、妻と母にも伝染った雰囲気。遅きに失した感は否めませんが、今日はマスク着用です。 posted at 09:20:20
  • 2年連続で人間ドックを受診することが出来たんだけど、希望者も多かったようで、さすがに今年は選から漏れた(涙)。定期検診で済ませるか...。 posted at 13:24:04
  • 6月はどうやら、11日に続いて月末も上京しなければならなそうな雰囲気になってきた。しかも前泊後泊が必要な予感。無理矢理押し込めてわずか1日で会議を開くんだったら、2日に分けてくれた方が絶対よかった。10時からの会議って、飛行機でも間に合わないし。 posted at 13:29:18
  • うおー...マジですか。結構ショックかも... RT @shinyai: RT @HYamaguchi: 合掌。RT @kogure: [N]更新(・ε・) ラッシャー木村、死去 → http://bit.ly/9SkkK7 posted at 17:28:13
  • 絶対に負けられない戦いか。今の日本は絶対に勝てない戦いばかりだね。ストレス溜まるわ。 posted at 21:16:38

とまあ、ざっとこんな感じです。 結局Twitterではその場の思いつきばかりつぶやいていますので、繋いで読んでみるとよくわかりませんが(笑)、ネタに詰まった時は、こうやってTwitterのログを載せてその場を凌ぐ方法もアリなのかも知れません。なので、時々この手法に頼ってしまうかも。なるべくであれば避けたい方法ではありますが...。

2010年5月17日

「なかた屋」のつけ麺

ほぼ月1のペースで足を運んでいる弘前市神田の「なかた屋」。
何でも「つけ麺」を始めたということなので、早速どんなものなのか食しに行った。
店頭には、それまでは見かけなかった大きな甕が二つ並んでいる。どうやらこの中で、つけ麺用の「かえし」を熟成させているらしい。

つけ麺は中(650円)、大(700円)、大大(750円)の三種類。僕は大を注文してみた。

弘前市神田「なかた屋」のつけ麺

しばらくして運ばれてきたつけ麺。スープは魚介系の濃いめで、背脂が浮いている。極太麺の名が示すとおり、この店の中ではもっとも太い麺が登場。チャーシュー3枚にメンマ、ネギと、上に魚粉が振りかけられている。
これと一緒に、ポットに入れられた割り下が運ばれてきた。食べ終わった後スープを薄めて頂く、ということだそうだ。

ドンと盛られた300g以上の麺に一瞬たじろいだが、口に運んでみるとスルスルと入っていく。麺が太いので、一度取ると丼からどんどん麺が減っていくのがわかる。濃い目で酸味のあるスープとの相性もピッタリだ。背脂が入っているとはいえ、極端にギトギトしているわけでもなく、むしろ思った以上にあっさりしているのだ。

もう一つ、テーブルにはつけ麺専用の香辛料が置かれていて、唐辛子を香味ネギと混ぜたもののようだ。
ただ、こちらも少しだけ試してみたが、劇的に味が変化するというものではなく、香味ネギの風味も正直あまり感じることが出来なかった。むしろ、普通の胡椒の方が合うような気もする。

気がつくと、あっという間に平らげたといってもいいだろう。全て食した後ポットに入った割り下(魚介スープ)で割ってみると、なるほどこれまたちょっと違う味わいが楽しめる。ご飯が合いそうなスープだ。
余談ではあるが、妻が注文して食べていた煮干し中華を一口頂いたのだが、つけ麺を食べた後だと極端にあっさりしていて、物足りなさすら覚えるぐらい。裏を返せば、それぐらいこの「つけ麺」が濃厚だった、ということなのだろう。
しかしこの店、僕の好みのツボを憎らしいぐらいにどんどん突いてくるなあ。まぁ、これ以上何か出てくるのかという期待はしていないし、むしろこれ以上新メニューを増やさないで欲しいな(笑)。

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2010年5月14日

役に立たない津軽弁講座

久しぶりに津軽弁のことを書こうと思う。
津軽弁のネイティヴスピーカーを自負していたが、津軽弁は実に奥が深く、僕なんてまだまだなんだということを痛感させられている。
いよいよ東北新幹線新青森駅の開業が12月4日に決まり、これから青森県、そして僕の住む津軽の地を訪れる人も多くなることだろう。
そんな皆さんのために、津軽弁講座を一席設けてあげよう、と上から目線で迫ってみたいのだが、ほとんど役には立たないのであしからず。

お母さんのことをママ、と呼ぶ人も多いが、津軽ではお母さん以外にもママの用途がある。

Q:「ママ、ママ、ケ。」

これには二つの意味があって、

A1)お母さん、ご飯ちょうだい。
A2)お母さん、ご飯食べてください。

という意味を持つ。要するに津軽弁では「ママ」のことをご飯ということがある。
なので、これが標準語と入り交じると、ちょっと斬新な訳になる。

A3)お母さん、ご飯が毛!

ご飯に毛ではなく、ご飯そのものが毛という、何だかホラーチックな事態に。
ちなみに「ケ」という言葉は更にいろんな意味を包含しているのだが、以前「ケネ」でも紹介したことがあるので、今回は割愛。

さて、津軽弁でお母さんを指す言葉はいろいろある。その中で紛らわしい代表格が、「カッチャ」だ。

Q)「カッチャ、カッチャ。」

別にグラスをぶつけ合っているわけではない。何がカッチャなのかは謎だが、お母さんが何かをカッチャにしているらしい。多分、息子か旦那がポツリと注意したのだろう。用途としてはこんな感じだ。

A)お母さん、(服が)裏返しだよ。

つまりカッチャというのはお母さんの他、裏返し、つまりinside outの意味合いを持つ。
ちなみにカッチャとカッチャの間に「何」が入ると、

Q)「カッチャ、何カッチャ。」

これはお母さんの衝動買いをやんわりと制しているのだろう。語尾をのばしながら、疑問符が付くとなお一層効果的である。

A)「お母さん、何を買っているの?」

さらにもう一つ紛らわしいのが、カッパ。

Q:「カッパのカッパ、カッパだな。」

別にどこかの穴がカパカパだとか、そういうことではない。
カッパというのは言うまでもなく童話等に出てくる河童の他、雨合羽などのカッパとして津軽でも普通に使われているのだが、もう一つの用途がある。

A:「河童の合羽、上下逆だな。」

最近お笑いタレントでもやらなくなった上下逆の被服着用。河童は逆立ちして何かをしようとしていたのだろうか。

ちなみにここでのカッパはupside downの意味。inside out カッチャとの微妙な使い回しが、津軽弁を制する道に繋がる(ホントかよ)。

余談ではあるが最近津軽では、「カッパ」というとほぼ9割の確率で寿司屋を思い起こす人ばかりなので気をつけよう。

2010年5月12日

それぞれの決断

昨日はサッカー日本代表の話題よりも、谷亮子が民主党から参院選に出馬することで話題持ちきりだった...ような気がする。

とはいえ、どちらも熱狂的な歓迎を持って迎えられた訳ではなく、どちらかといえば醒めた目で見られていた、と思われる。

サッカーの日本代表については、サプライズが古株でもあるGK川口の選出という点だけだったことに加え、これといった真新しい人材が選出されていたわけでもなく、妥当といえば概ね妥当な選出だった。それだけに相変わらず仏頂面で淡々と話す岡田監督が、ひょっとしたら代表監督について自分の名前ではなく他の人の名前を発表したりして、という淡い期待を寄せていたが、そんなことがあるはずもなく、「ベスト4」という雲を掴むような目標を譫言のように口にしていたのが印象的だった。

さてそんな中、突然民主党から参議院への出馬を表明した谷亮子。一体何があったのかは知らないが、あまりに唐突な出馬表明に驚いたのは僕だけではなかったはずだ。更に驚いたのは、仮に議員になった後も、ロンドン五輪での「金」を目指すという。つまり、現役続行しながら議員になりたい、という話なわけだ。

谷の言う「金」がメダルなのか紙幣なのかはわからないけれど、これについては当然賛否両論あるようだ。というか、圧倒的に否の方が多かったような気がする。

もっとも、谷だってそれ相応の覚悟をもって臨むのだろうし、それなりの意気込みを持って議員を目指すのだろう。ママと議員と現役選手。確かにやってみなければわからない。しかし、谷亮子に影武者がいるわけでもあるまいし、一つの身体で三役をこなす、ということのようだが、これではあまりに全てにおいて中途半端過ぎないか?というのが大方の見方であり、民主党内からも「議員をしながら現役続行なんて、参議院はそんな甘い世界ではない」と批判的な声があがっているらしい。

ところで、参院選を巡っては既に各政党から複数のスポーツ選手、タレントが候補者として名を連ねており、もはやこうなると党の政策なんて二の次の、単なる集票マシンとしての「顔」といった風潮は否めないだろう。いわば、客寄せパンダならぬ票集めパンダだ。いくら参政権があるとはいえ、これほど乱立されると、ちょっとうんざりしてくる。

三原じゅん子は、ヤンキー先生こと義家弘介参院議員とのタイマン、メンチ切りが見られるかも知れない。まぁ、同じ自民党なので、そんなことはないと思うけれど。池谷幸雄のことだから、本会議や委員会でバク転やって懲罰動議...なんてこともあり得る。堀内に中畑...そのうち衆参の超党派議員で、「国売虚人軍」が結成されるかも。とにかく、失笑に付すようなことが、ホントに起きてしまうかも知れないのだ、このままだと。

タレント候補、とりわけ比例区から出馬する候補は、おそらく選挙戦が始まると、苦戦を強いられている選挙区に足を運んでは候補者を応援する、というより応援演説を読まされる客寄せパンダに化けるだろうし、集票マシンにもなることだろう。政策論争など、知ったことではないといったところか。

昨日、一番嬉々としていたのは隣にいた小沢幹事長。今日になって東京地検から任意の事情聴取があるとは知ってか知らずか、この白羽の矢を見事射抜いた張本人は、これで選挙は安泰とばかりに柔和な表情を浮かべていた。

ところがこれで話は終わらず、今日になって高橋尚子にも民主党から出馬の打診があったことが明らかに。とはいえ彼女の場合、これまでも幾度となく出馬要請があったが、全て断りを入れるという徹底ぶり。
その理由が、「政治の勉強をした人が国民の代表になるべきですし、国民栄誉賞を頂いた立場でどこかの一政党の代表にはなれない。」と、これまたどこかの誰かさんに聞かせてあげたいような内容。
...あ、そういえばどこかの誰かさんは国民栄誉賞を貰ってなかったんだものなぁ。

昨日の時点で谷亮子は相当株を下げたと思っていたが、高橋の一件を知り、ますます谷亮子が何をしたいのかがわからなくなってきた。大分小沢幹事長に陶酔しているようにも見えたが、真偽のほどもわからない。嫁に振り回されっぱなしな旦那が可愛そう。ここは野球でも私生活でも、バットを振りまくって大暴れするしかないぞ。

しかし客観的に見る限りでは、タレント候補の擁立が有権者の投票行動に繋がるとは思えない。ここまで乱立されるとむしろ、逆効果ではないかという気もするが、皆さんはどういう判断を示すだろう。解散のない参議院の任期満了は7月25日。少なくともその前には選挙が行われる。いろんな意味でお寒い夏にならないことを祈ろう。

2010年5月10日

三浦酒造店訪問記

妹が帰省した際には、弘前市石渡にある三浦酒造店を訪れることが定番となりつつある。 このGWも例外ではなく、5月8日に訪問してきた。
弘前市石渡・三浦酒造
逆光になってしまいました。
正直言うと、僕は普段から日本酒を嗜む方ではないし、講釈や蘊蓄を垂れるほど知識も持ち合わせていない。飲み会の席上、勧められるがままに日本酒を口にすることはあっても、自分から積極的に飲むこともほとんどない。

だが、ここ三浦酒造店の日本酒は別だ。いわゆるキリッとした、舌をピリピリさせるような辛口の酒ではなく、果実酒のような芳醇でフルーティーな香りがぱっと広がる。そして、舌の上から喉に掛けて優しく流れるその味わいは、決して翌朝に残ることのない飲み口なのだ。

三浦酒造店の主力銘柄といえば、なんといっても「豊盃」である。 その昔、某雑誌で「ポスト十四代」と評され、一気に知名度を上げることになった「豊盃」。しかしながら、僕に言わせれば(一度しか飲んだことはないけれど)「十四代」より遙かに飲みやすい日本酒だと思うし、三浦酒造店にしてみれば、「ポスト十四代」として名を馳せるというのは本意ではないことなのかも知れない。

ただ、それよりも特筆すべきは、昭和3年の創業以来、脈々と受け継がれてきた「豊盃」という銘柄を、現在ではまだ若いご兄弟(二人とも僕より若い)が杜氏として切り盛りしているということ、そして、ご家族の皆さんも力を合わせて三浦酒造店を支えている、ということだろう。

今回も三浦酒造店をお邪魔すると、弟さんご夫婦が対応してくださった。 ここで造られたお酒は、もちろん三浦酒造店の店頭でも販売しており、「豊盃米」そして「花吹雪」というそれぞれ異なる酒米を用いて醸造された純米吟醸をはじめ、一つのタンクから四季に分けて絞るという「豊盃倶楽部」、豊盃の中でも定番となった「ん」など、思わず目移りしてしまうほどいろんな種類が並んでいる。しかも、どれもリーズナブルな価格で手に入れることができるのだ。(あ、市価より安く販売しているという意味ではありません。元値が安いのです。)
弘前市石渡・三浦酒造
この玄関の奥に、販売用の酒が並んでいます。
弘前市の一酒蔵から全国区までに名を馳せるようになってしまったが、人気に乗じて販路を広げるということをすることもなく、決してスタンスを変えないところが、三浦酒造店のいいところだと思う。また、お店を訪れると、皆さん本当に和気藹々と気さくにお話して下さる。こういう飾らない姿勢こそが、僕たちの心をガッチリと掴んでいるのだろう。

そして、ここを訪れたときは、必ず外にある蛇口から脈々と流れる水を飲む。岩木山からの伏流水で、醸造にも使われている水だ。出来れば汲んで持って行きたいぐらいだ。それぐらい旨い。
弘前市石渡・三浦酒造
脈々と流れる水。玄関の横にあります。
家用には「豊盃倶楽部」の四合瓶を購入したが、これ以外に5本ぐらい購入したことは、秘密。
弘前市石渡・三浦酒造
豊盃にしてはちょっと辛めながら、ふんわりとした口当たりが優しい。相変わらず美味かった!
弘前市の郊外にあるので、移動手段に悩むところではあるが、興味のある方は是非足を運んでみてはいかがでしょう。


大きな地図で見る

2010年5月 7日

GWとAOMORIマラソン

今年のGWは弘前公園の桜の満開とタイミングがピッタリだった。我が家は弘前公園まで徒歩で行くことが出来るという絶好の場所にあるため、この時期になると来客も多い。考えてみると我が家の場合、GWというのは来客をもてなすための期間であり、実際、少なくともここ何年も、GW期間にどこかへ泊まりがけで出かけたという記憶がない。まあ、どうせどこかに出かけたところで高いし混雑しているし、だったら家でおとなしくしていた方がいい、という風潮がうちの中では蔓延していると僕は思っているのだけれど。

まず、仕事は暦通り。強いて言えば、去年までのGWであれば、休みのうち1~2日間を仕事に充てることもあったが、今年はなし。それだけでもちょっと救われた、かな。

29日は5キロほどを軽めにジョギング。今年のGWは1日おきに走りたいと意気込んでいたが、結局あとは5月1日に走れただけだった。天気が良かっただけに、ちょっともったいないことをしたかも知れないが、無理をすると怪我をするよ、という暗示だったのだろう(という言い訳)。

30日夜には妹が帰省、仕事を終えた後、青森空港に車で出迎え。この日、青森市にある百貨店「中三」で開催されていた「味な北海道展」に立ち寄り、ロイズのポテトチップスチョコレート(2種類)を購入!これだけで今年のGWは、もう大満足なのだ。

1日は実質休息日。風が非常に強く吹く中、8キロほど走ったぐらいで、あとは近場に買い物に出かけた程度。特に何することもなく一日が終了。桜の花は大分いい感じで咲いてきたようだ。

2日。ハナと散歩に出かける。いよいよ桜が満開の気配。

弘前高校の桜

午後になると、事前に母が連絡を入れていた茨城の伯父一家がやって来た。せっかくなのでおもてなし、ということで、オードブル皿2台を一気に作り上げた。これがまた、作った自分たちがビックリするぐらい秀逸な出来映えだったのだが、写真に残すのを忘れてしまった(笑)。

3日は、野球の練習があるという従兄の長兄を迎えに行って欲しいというリクエストに応えて、午後1時過ぎに迎えに行くも、迎えに行く場所を間違え、結局1時間以上待たせる事態に。申し訳なかった...。ちなみにこの日の夜は一気に睡魔が襲ってきて、気がついたら寝てた、みたいな状態だった。

4日の朝に茨城の親戚一家が去ったのと入れ替わりで、花巻の叔母たちが弘前公園の桜を堪能するためにやって来た。ただし日帰りだったし、聞くと相当ハードなスケジュールだったため、滞在時間は約1時間だった。

午後になると来客も一段落し、ようやく時間が空いた。かといって、何か家でゴロゴロするのももったいないような気がしたので、まずは五所川原まで車で出かけ、食材を含め思い思いにショッピング。ここでも思いがけぬ収穫があった(何かは内緒)。

5日は何気なく思い立ったが吉日で、何故か盛岡市内へ遠征。前回食いそびれた「ぴょんぴょん舎」でようやく冷麺にありつき、その後は駅方面へ。思いがけずAIGLEで欲しかったものを発見、迷わず購入し、嬉々として帰路に。しかも妻から、4ヶ月遅れの誕生日プレゼントを購入してもらった。こちらも収穫あり!

盛岡・びょんぴょん舎の冷麺

とまあ、ここまでが今年のGWだったのだが、結局弘前公園には足を伸ばさなかった。過去2番目の人出(43万人)があったという3日は、母に言わせると市の中心商店街である土手町に「昔のような賑わいが戻った」ぐらい人(観光客)の往来が凄かったようだし、親戚の人たちも思い思いに桜を堪能できたことだろう。

僕は、今年も弘前公園の桜は外堀、それもごく一部の場所だけをちらっと見ただけで終わった。
結局何で公園に行かないのかというと、あまりに近くて行く気にならない、といったところだろうか。弘前の桜は咲いても散っても美しいと思うし(ウソだと思ったら、公園の外堀を散策してみてください。散った花びらが堀に浮く様は、まるでピンク色の絨毯が広がっているようですから)、県内外問わず「是非ご覧下さい」とお勧めしているにもかかわらず、だ。
まあ、理由はいろいろあるのだけれど、単なる天邪鬼なだけなので、敢えてここでひけらかすのはやめておこう。

で、かなり前置きが長くなったが、結局GW期間中にちょっと走ろうと思いつつ、トータルでたった13キロしか走ることが出来なかったのはちょっと痛かった。走ろうと思えばいくらでも走ることが出来たはずなのに。

というわけで、罰ゲームというわけではないが、ちょっと自分を奮い立たせるため、まずは7月4日に行われる「第19回 AOMORIマラソン大会」にエントリー。種目は10キロ、今年最後となる39歳以下男子の部で出場予定。

なんと、10年前のアップルマラソン以来の大会出場なのだ!できれば秋のアップルマラソンまでにはハーフを走れるぐらいまで行きたいところですな。といっても今のところ10キロ50分切りも難しそうな情勢なので、まずは完走を目指したいと思います。