2010年1月 7日

茶碗蒸し

昨年の大晦日は、前日(30日)の晩に友人たちと記憶をなくするほど飲んでしまったことが災いし、午後まで廃人のような姿を晒していた(ちなみに二軒目以降、タクシーを下車するまでの記憶が全くなし)。

おかげで家族(女性陣)からは大顰蹙を買ってしまった。しかし、二日酔いで動けないのだから仕方がない...と開き直ってみたものの、非常に居心地の悪い時間を過ごす羽目になった。

津軽地方では、大晦日から豪勢な料理が食卓を飾る。正月前日から「おせち料理」が並ぶような感じだ。どうやらこれはあまり見られない風習らしいということを、地元のタレントである黒石八郎が話しているのを聞いて初めて知った。

ちなみに今回、おせち料理の腕を振るうはずだった僕は、ずーっとトイレで頭を振っていた...。
結局最後、茶碗蒸しを作ることだけが僕のお役目となった。茶碗蒸しに関しては僕の好物料理の一つで、だしも前日から用意するぐらい意気込んでいたのだが、結局大晦日の夕方になってようやく取り組む始末だった。

茶碗蒸しの具材も、地域で全く異なるという。

うちの場合、鶏肉(ササミ)、椎茸、なると、三つ葉といったシンプルな具材。あと忘れちゃならないのが糸こんにゃく。これも、茶碗蒸しに使うものとしてはレアな具材であるらしい。ホントは栗とか銀杏とか彩りに入れればいいのかもしれないけれど、我が家では好みが半々に分かれるため、敢えて入れない。

今回は、強力な助っ人としてスチームオーブンが登場(といっても別に茶碗蒸しのために購入したわけではない)し、12月上旬に試作してみたところ、これが大成功。今まで幾度となく茶碗蒸しを作ってきたが、恐らく後にも先にも最高傑作といってもいいぐらい完璧な出来だった。

しかし、なかなかうまくいかないのが茶碗蒸し。一度として同じ味、仕上がりになったことがない。
結局、自信満々で作った今回の茶碗蒸しも、半熟の卵スープに近い、ゆるーい仕上がりになってしまった。
写真に収めるのを忘れてしまったのだが、味が上々だっただけに何とも悔やまれる出来となってしまった。
まぁ、分量さえしっかり把握すればいい、という意見もあるだろう。しかし実際、器の大きさや形、厚みの違いでも仕上がり具合は変わってくるはずだ。

それにしても茶碗蒸し、奥が深いっす。
ちなみに皆さんのお宅では何を茶碗蒸しの具材に?

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://nonvey.oops.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1080

コメント[2]

そういえば、大晦日に食べますね>おせち

我が家の茶碗蒸しは、
シイタケ、鶏肉、ナルト、糸こんにゃく、三つ葉…同じかw
おっと、栗は絶対に外せません!(キリッ

大晦日ってホントはシンプルらしいですよ。年越しそば喰って、後は軽く済ませて、みたいな感じで。大晦日から盛り上がるのは津軽特有らしいです(笑)。

やっぱり糸こんにゃくは入りますよね。そういえば以前、うちの祖母に茶碗蒸しを持参したら、「これ、甘くない。」といわれてしまいました。

コメントする