2009年12月22日

もうすぐ今年が終わる。

今年も残すところあと10日となった。来週には来年を迎える。年末に向けて何だか気忙しい時間を過ごしているが、寝ていようが醒めていようが、我々の意志とは関係なく勝手に年は明ける。

時間というのは、時と場合によっては実に残酷であり、その一方で最良の癒しとなることを、この一年間、僕は身をもって経験してきた。

昨年が(間違いなく)人生にとって「最悪の年」だったとするならば、今年はそこから少しだけ這い上がってきた年。なので、そんなにいいとも思えないが、昨年ほど悪い年ではなかった。

ただ結局のところ、僕にとって今年がいい年だったのか今ひとつな年だったのかは、正直言ってよくわからない。(目に見えない)物事の善し悪しは自分の気持ちが決めることであって、物質的あるいは精神的な充実感が満たされればそれはそれで「いい年だった」ということになるだろうし、その逆であれば「今年は今ひとつだった」ということになるのだろう。価値観や精神論、その他いろんなものに左右されることだってあるだろう。

僕にとってはそのいずれも満たされたわけではないし、かといって極端に不足したわけでもなかった。
でも今の僕は、その判断材料を欠いているようだ。

今年の1月5日に「質素、謙虚、堅実」という抱負をぶち上げた。その結果、質素だ謙虚だ堅実だと、極端な守りの姿勢に徹することになり、半分殻に閉じこもっているような雰囲気だったようだ。どうも積極性に欠けるような状態だったような気がする。
思い返せば結局、心も体も萎縮したことで、攻めの姿勢に転ずる機を逸してしまっている(それは現在進行形で)のかも知れない。

唯一胸を張れることは、暴飲暴食で70キロを越えた体重を、5月からのジョギングで65~66キロ台まで減らしたこと、それが功を奏し昨年引っかかりまくった健康診断(人間ドック)の数値がかなり改善されたことだろうか。

走っている時間は、自問自答の時間。いろんなことに思いを馳せる。今は雪が積もって道路も歩道も走れるような状態ではないが、また雪が消えたら走ってみようと思う。

しかし、思えば若い頃の勢いはどこへやら。知らぬ間に年を取っているということなのだろうか。嗚呼、時間というのはホントに無情だ。

来年は、いよいよ四十路へのカウントダウンがスタートする(来年ではなく再来年1月に40歳になります)。相変わらず行動も気分も子供みたいな、大人になりきっていないような感じ。髪の量が減ったような気がするとか、鼻毛に白いものが混じってきたとか、慢性的に腰が痛くなっているとか、肉体的な衰えは始まっているのに、それを受け入れられない自分。
というか、40歳という年齢を目の当たりにしても、何か他人事のようで実感できない感覚が燻っている。

来年は、破顔一笑の続くような年でありますように。

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