2005年10月12日

冷や汗

今日は仕事で八戸に行ってきました。9時45分青森発の特急に乗り込み、10時45分に八戸到着、八戸を12時15分発の函館行き特急でとんぼ返り。13時40分には職場に戻ってきました。思えば、八戸駅の改札をくぐり抜け八戸駅前に降り立つのは、新幹線開業後は初めて。駅前を歩くのも、単身赴任していた平成8〜9年以来のことなので、約8年振りということになります。

東北新幹線の終着駅としては、あまりに寂しすぎる八戸駅前。そもそも中心部から離れたところに駅舎が建てられたのは、「都会から汽車に乗ってやってくる伝染病が、市内中心部に蔓延しないようにするため」だったとか。
新しいビジネスホテルが林立する一方で、古くからあった「もっきり屋」の姿が消えていました。でも、サービス券片手によくビールを購入した酒屋や、夜中に急に激痛に襲われ、翌朝麻酔なしで治療してくれた歯医者はそのままでした。食材を購入したスーパーも、相変わらず抜群の集客力を誇っていました。徒歩10分ほどで事務所に到着。ここから車で約5分のところに、今日の目的である法○局があります。
「もう終わりですか?」と思わず言いたくなるような処理で仕事は終了。
事務所の担当に八戸駅まで送り届けてもらいました。
八戸市滞在時間、1時間30分。

で、職場に戻って席に着いたか着かないかのタイミングで、午前中に訪れたばかりの法○局八戸支局から電話。まるで見計らっていたかのようです。

げげっ!不吉な予感...。
こういう時の予感は、哀しいかなホントよく当たるんですよね。

聞くと、訂正しなければならない箇所が1箇所だけあるので、すぐに八戸に来い、と言うのです。
イヤ、今帰ってきたばかりで、また八戸に来いって!え...?

とはいえ自分の単純なミス。無碍に断るわけにも行かず、泣く泣く...と頭をよぎったのですが、こちらとしても一日に何度も八戸に足を運ぶほど時間的余裕があるわけじゃない(しかも、鉄路で往復するだけで5,000円近く要するのです)。八戸の事務所の人と一緒に行ったので、何とかその人で対応をお願いすることはできないか、と食い下がります。しかし...さすが法○局。なかなか引き下がってくれません。

「いや、最初の受付の時には、事務所の担当の者が受け取りに参ります、ということで了承を得たのですが...。」
「しかし、これに限っては、担当者ご本人でないとお渡しすることはできません!」

しばし押し問答状態が続きます。
嗚呼、担当として俺の名前を書くんじゃなかった...と激しく後悔。こりゃ、八戸・青森間1日2往復決定か?と半ば諦めつつ、もう一度念押ししてみます。

「そこのところ、せめて書類の受け取りだけでも、何とかならないでしょうか...(涙)。」
「うーん...少々お待ち下さいね。」

しばしの沈黙。受話器の向こうでああだこうだとやり取りする声が聞こえます。

「わかりました。では、今回だけ特別に認めます。担当者の方には、私のところへ直接来るようにお話下さい。ただし、今回だけですよ!」

しつこく念押しされましたが、ああ、助かったぁ...と、ただただ安堵。ふと見ると、滝のような汗が顔から頭からポタポタと流れ落ち、さながらサウナ上がりのオッサンのような様相に。こりゃ、冷や汗どころの話じゃなかった。

確かによく考えてみると、「登記」という個人情報の詰まったモノを取り扱うのですから、これぐらいシビアなのが当たり前なのかも知れません。
しかし、地元の担当と同行し、しかも受け取りその他の事務は地元担当に任せるということで担当者から了承を得たつもりだったのに、いきなり電話で呼びつけるとは、さすが法○局。更に、事前に提出する書類の記載方法に問題はないか、法○局の担当に確認してもらったにもかかわらずですからねぇ。

これから先も、仕事上のお付き合いでお世話になることは火を見るより明らかなので、「そちらでは、担当者でスタンスや取扱いが違うんですか?」などと強く責めるわけにも行かないし。そもそも悪いのは、間違えた僕なんですから...(凹)。

しかし、これだと手続の遅延が必至だなぁ。参ったなぁ...と頭を悩ませているところに、僕からの命(笑)を受けて、法○局から戻ってきたという事務所の担当から電話連絡が。

僕は、事務所の担当に書類を受け取ってこちらに送ってもらい、訂正を加えたうえでまた事務所に返送、法○局に届けてもらう段取りを組んでいたのですが、事務所の担当が法○局に出向いたところ、その場で訂正を命ぜられ、事なきを得た...というオチ。
こちらの意思疎通も、うまく図れていませんでしたな。でも、法○局には、一旦書類を受け取る、という話をしたはずなんだけどな。まぁ、結果オーライということで、2度も八戸に足を運ばなくて住んだだけでもヨシとしよう(苦笑)。

それにしても八戸市、パチンコ屋だけは確実に強大化していると見た。青森県の基幹産業が「パチンコ」になる日は、遠くなさそうだな。

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コメント(2)

お疲れさま〜(^^;
ニアピン連続ですなぁ、微妙だけど(笑
昨日は、名川町にいました。

何か駅に特別美味いものでもあればねぇ。。

雫石町の法○局に行くと、
「税金どろぼ〜!!」と言いたくなるくらい、
皆様まったりされてます(怒

雫石に限らず、田舎の○務局はのんびりしているよね。その中で、やたら張り切っている人も見かけますが。あ、伏せる字を間違えたかな。
八戸に限らず青森弘前でも、今日みたいなポカミスは普通ならアウト。当然取り下げなんだけどね。知ったかぶりで進めてしまったのが全ての原因です。反省。
しかし八戸駅前。駅舎は立派になったけど、予想通りそれ以外は変わっていなかったなあ。写真撮り忘れましたが、玄関口と豪語するには恐れ多い光景でした。

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