2006年2月28日

そういえば

昨日東京から帰ってきたまさにその日、僕の住んでいる「弘前市」が新しくなりました。
弘前市という名前は変わらないけど、旧弘前市、旧岩木町、旧相馬村が合併して新「弘前市」になったので、ちょっとだけ大きくなったんです。

青森県で一番高いところ(岩木山の頂上)も、弘前市になりました。
あの温泉もあそこの温泉も、弘前市になりました。
「飛馬りんご」も「ダケキミ」も、弘前市の名産品になりました。
昭和の大合併以降続いていた飛び地も、ようやく解消されました。

人口は大して増えたわけではないにせよ、18万都市になりました。あ、でも都市っていうほどの市でもないか。
実感は、全く沸かないです。そりゃそうです。うちの居住表示が変わったわけでもないし。

まだ出来たてほやほやの新しい市。実感が沸いてくるのはきっと、これからなのでしょう。
新しい市は、何を目指すのでしょう。どこへ向かうのでしょう。4月には舵取り役を決める選挙も行われます。
新しい弘前市。何故か広がりを見せるのは相変わらず駅の東側ばかり。合併になった旧町村は反対側ですよー!

正直いって期待よりも不安の方が大きいです。
日本だけじゃなく、地球上の人たちに「弘前はいいところだよー!」と胸を張って言えるような、そんな素敵な市になって欲しいものです。

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コメント(4)

地元が自慢できるようになりたいね。
それを自分達の力で出来たらいいのにね。

>それを自分達の力で出来たらいいのにね。

ホントそうですね。僕の場合、新市誕生に伴って同級生が「市議会議員」になったので、うまい具合にこいつを利用できればと思っています(いい意味で)。

津軽には「足フパリ」という悪しき風習があって、出る杭は打たれますし、ビッグマウスはすぐ叩かれます。叩いて打って、登り詰めた連中がそれぞれの世界を牛耳り、王のように振る舞っています。

とりわけ団塊の世代からその上は、「俺たちのお陰で今のこの街があるんだ...」みたいな口をする人が多いような気がするのですが、裏を返すと「じゃぁ今のこの街のように和も秩序もなくなったのもあんたらのせいだろ」と反論したくなります。

これでやーっと東目屋が地続きになったなw
弘前市に合併しなかった、カラキジの村出身ですが何か?

かなり広い、左を向いた横顔のような村が好きです。
個人的には、弘前市民にならなくて良かったと思う。
なにしろダムで一度(父の世代は二度)故郷を失っているので、
これ以上変わらないで欲しいのです。

弘前に頼らずに、いかに自立できるか?
やっぱり観光事業かなぁ。

いやー。俺なんかは「早く合併しちゃった方がいいのに」とか思っていたけど、やっぱり内からの視点と外からの視点って違うんだね。「故郷を失う」という言葉がズシンと響いてきます。

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