2014年4月 3日

原点回帰

今年は何を育てようか、色々思いを巡らせる。 雪解けでようやく顔を出した地表から、どこからやってきたとも分からぬゴミや雑草などを取り除く。 土を起こし、石灰を撒いて土を中和する。 畝を作り、種を蒔く。 土を被せ、水を与える。 芽が出るのを待つ。 雑草を取り除いたり、新芽に付く害虫を駆除しながら、成長を見守る。 時によっては間引きしたり、葉や芽を摘んだり。 収穫期を迎えた作物について、収穫をする。 収穫後の畑を慣らす。 大地の恵みに感謝しながら、おいしく頂く。 ...と、思いつくままに、一連の畑仕事をメモしてみた。 「自己啓発」や「自己研鑽」って、畑仕事にどこか似ていると思う。 畑仕事とそれらが違うのは、畑仕事は成長の過程を見守りながら世話をする一方、「自己啓発」や「自己研鑽」は、自分が成長しながら自らを「世話」しなければならないってこと。 でも、一番大事なこと。 荒れた畑の上で作物は育たないし、種を蒔いただけで満足しては、種は発芽しない。 水を与え、栄養管理を怠らず、常に気配り目配せ環境整備。 砂漠に苗を植えて水やりをしたところで、簡単に成長はしない。 つまり、種を蒔いたり苗を植えるまでの下地作りが肝心なのだ。 もう一度自分の足下を見つめ直す。 最低限やらなければならないことは、ちゃんとやっているか? 与えられた責務は、そつなくこなしているか? 自分の下地、成長するための基礎はできているか? やらなければならないこともやらないで外に飛び出ても、恥をかくだけ。 いわば、下着をつけず裸のままで外出するようなものだ。 経験値を高めることは重要だし、それもきっと「自己啓発」や「自己研鑽」に繋がるだろう。 でも、経験値を高めるだけの基礎がないと、砂漠に延々と水を撒くようなものではないか、と。 僕は、一体何のために仕事するのか。誰のために仕事をするのか...。 --- 勤務22年目。平成26年度は、今一度この原点に立ち返って仕事します。 そして、その原点からどうしたら「自己啓発」「自己研鑽」に繋げることができるかを考えてみたいと思います。 (今日はエイプリル・フールから3日経ってます。)

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