2015年10月18日

チャレンジヒルクライムランニング岩木山 - 今年は観光ラン、名付けてジョグクライム

昨年9月に初めて走った時が74分。今年は79分。5分遅延となったのは、撮影に夢中になっていたから。 今年のチャレンジヒルクライムランニング岩木山は、紅葉の見頃とバッチリでした。 そもそも自動車専用道路の津軽岩木スカイラインを、自分の足で走ることができるというだけでも、楽しいじゃないですか。ワクワクしませんか。オレだけですか。いや、そんなことないと思います。 他で行われる大会の日程とバッティングしたため、昨年より参加者は減ってしまいましたが、それでも男女合わせて約70名がエントリー、朝5時前に嶽温泉に集合しました。もう、これだけでも十分ドMだと思いますが...。 ちなみに私、早朝3時40分に起床。こんな早起き、釣りに行く時ぐらいですぞ...って、最近は全然行ってないけどさ。 4時過ぎに自宅を出発し、津軽岩木スカイライン横の駐車場を目指します。まだ夜明け前、外は真っ暗。しかも、何せ岩木山に向かっているので車両の数も少なく...と思ったら意外と多い。なんて事はない、皆さん同じところを目指している同志だった、というだけの話。 4時50分頃に受付を済ませ、ゼッケンナンバーを装着。5時からの選手ミーティングで、一戸実行委員長から注意事項が伝えられ、5時25分にバイクの選手が「移動」を開始、そして、我々ラン部門にエントリーしていた皆さんも5時30分に嶽温泉郷から「移動」を開始しました。約1.2kキロ先にある津軽岩木スカイラインのゲートを通過し、本戦がスタート。昨年はこの1.2キロでアホみたいなスピードで突っ込んでしまったため、今年は最初からペースを落として移動開始。クラブのメンバーの方々と談笑しながら右折、いよいよゲートをくぐります。 DSC_0003 高低差約800メートル、距離にして10キロと言っていますが、実際はもうちょっと長い。平均斜度8.1%、最大斜度11.8%。うちらはいったい何のために山を登るんだ?...いやだって、その山は岩木山だからさ...。 DSC_0001 4つ目のカーブを超えて(というかこの手前の3つのカーブがどこなのか怪しいんだけど)、残りカーブ数は65。料金所でも止まらず、無銭で自動車専用有料道路に侵入ですよ。これだけでワクワクしませんか。 周囲は紅葉がだいぶ進んでいて、赤色黄色緑色、それに空色と雲の色、さらに日の出で染まり始めたオレンジ色で、景色を見ているだけでも全然飽きません。もっとも、ペースも全然上がらないんですけどね。 DSC_0008 いや、今日はもう最初から飛ばさないって決めていたんです。今年の最終レースはあと28日後、ここでケガしたら元も子もないし、実際大腿部とふくらはぎに張りを感じていたし、だから無理しない、って。代わりに、普段は自動車でしか通ることのない道を、自分の脚で思い切り楽しませてもらおう、と。 あ!と思った光景は立ち止まってスマホで撮影し、苦しくなったら当たり前に歩き、ホントにヤバいと思ったら競技をやめよう、それぐらい軽い気持ちで臨んでいました。 この大会、実は自転車がメインでして、ランニングの大会は後発的にできたもの。ところが今年は、6月に自転車の大会が行われる予定だったのですが、大荒れの天候に見舞われ、ゴール地点である8合目の仮設テントもぶっ飛ばされそうになる、という状況になり、やむを得ず大会当日に中止にした、という経緯があります。だからきっと実行委員会の皆さんやボランティアスタッフの皆さんは、今日の大会は是が非でも成功させたい、という思いがきっと強かったと思うのです。 それが、もうキャンバスにでも描いたような星空と、わずかながらうっすらと雲が広がる晴天を拝むことができたというだけでも感激...日頃の行いとかそういうことじゃなくて、本当に今日は良かったですね!と終わった後にスタッフの方皆さんと握手したいぐらいの気持ちでした。 さて、レースに戻りまして...いや、もうレースじゃないですね。最近マラソンとピクニックを掛け合わせたマラニック、という言葉がありますが、僕の場合、ジョギングとヒルクライムを掛け合わせたジョグクライム。...全然ひねりも何も効いてねえし。 まあ、そのジョグクライムをしながら、69のカーブを一つずつ一つずつ、それはそれは丁寧に進んでいきました。(...というか、単にゆっくり走っていただけですが) 津軽岩木スカイラインのカーブには、今いくつ目のカーブという表示があります。何を思ったのか私、自分の年齢と同じ番号のカーブの前で足を止めて写真を撮っていました。すいません、酸素が足りなかったようで、無意識のうちにでした。 DSC_0010 ところが、このあたりから徐々に道が険しくなっていきます。上るにつれて辛くなる...何か人生みたいです。 一旦離れたO先生が背後からやってくるのに気が付いたので何枚か写真を撮り、さらに中学時代の同級生だったSの写真も撮り、そして眼下に広がる光景を撮り、そんなことを繰り返しているうちに、気づいたらゴールが近づいていました。 DSC_0015 赤く色づいた山。こんなの見たら、足を止めちゃいますって...。 この頃になると、流石に走り続けるのも辛いため、人目がなくなった時点で走るのをやめて歩き、人の気配を感じた時に走り出す...そんな姑息なことを繰り返していました。ホントすいません。 DSC_0017 世界自然遺産の白神山地もクッキリ。 DSC_0019 あっ!岩木山の影が映っている! ようやく69個目のカーブ。先着していた仲間たちが待っています。今日は遅くて、いや今日も遅くてごめんね!ナンバーコールをするスタッフ、旗を振るスタッフ、タイム計測をするスタッフ、みーんな知っている方ばかり。本当に頭の下がる思いで、今日はゴールした後の一礼は、コースだけじゃなくてスタッフの皆さんに対して、そして寒い中待っていてくれた仲間に対しても心の中で感謝と祝福をしていました。 DSC_0027 看板の向こうにも、岩木山の影。 開催できて、本当に良かったね。天気が良くて、最高だったね!岩木山、ありがとうございます! received_904010203016639 ゴール直後にキャプテンに撮影してもらいました。 皆さん無事に完走し、集合写真を撮影した後、それぞれバスに乗り込んで下山開始。料金所の横を通過すると、開門を待つ他県ナンバーの車がズラリとならんでいました、とさ。岩木山、本当に最高でした! DSC_0032 陸の果ては、日本海。左手前にも、岩木山の影。 今回は色々重なってこの時期になったようですが、たぶん来年も開催されればまた出るんだろうなあ。ゴールした時には、二度と走るもんか!って思ったんだけどなあ。。。また岩木山に行きたいなあ、って考えてるしなあ。。。 僕、ドMじゃないつもりなんだけどなあ...。 ということで、実行委員会の皆さん出場した選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。岩木山、本当にありがとうございました。 みんな、また来年も行グベシナ! 最後に、今日のランのGPSログ。カラフルですが、赤や黄色の地点が紅葉しているという意味ではありません。 20151018mtiwaki

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