2014年3月23日

映画「ふるさとがえり」上映会 in 津軽 遂に開催!

温め続けていた43歳のオッサン二人の念願成就- 映画「ふるさとがえり」といわれても、どんな映画なのかご存じの方は、青森県にはそれほど多くないはずだ。 事の発端は2012年10月に弘前市で行われた「東北オフサイトミーティング」。 この懇親会において、他県からやってきた行政職員の方々がこぞってこの映画のことを話題にしていた。ほとんどの方がこの映画のことを賞賛し、そして「一度は観た方がいい」と口を揃えていた。 「いつか誰かが上映してくれるんだろう」と思いつつ、なかなかこの映画を目にする機会がなかったのだが、秋田県藤里町で町制施行50周年を記念して、映画「ふるさとがえり」の上映会が開催されることを知り、満を持して...というのは大げさかも知れないが、平川市のSさん、弘前市のEさんとともに訪れたのが昨年11月のこと。 (詳細は「映画『ふるさとがえり』のこと。」をご覧下さい。) この日、林弘樹監督とも直接お会いし、まだ上映会を開催していないのが岡山県と青森県のみであることを知り、上映会とトークセッション終了後の帰りの車中で、「是非青森県内でも上映会を開催したい!」という思いがどんどん高まっていった。(それは特に、平川市のSさんの中でより強固な思いとして募っていったようだ。) ただ、我々行政の人間がいきなり上映会を開催するノウハウなどを持ち合わせているハズもなく、いつやるか、どこでやるか、早くやらねば、とにかくやらねば...と、はやる気持ちと焦る気持ちばかりが先行し、とりあえず誰かに観てもらおうと、まずは12月末に弘前市、黒石市、そして平川市の若手~中堅職員10名ほどに集まって頂き、プチ上映会を開催した。 この時も、上映後に色んな感想を頂いたのだが、「できることならば多くの人に観て頂きたいが、どうやったらいいのかがわからない。」というのが、この場での結論じみた感想だった。 その後もSさんとEさん、そして僕の3人で数回打ち合わせを行い、上映会の開催に向けてようやく腹をくくったのが、1月末になってからのこと。 この時点で、上映会に向けた実働部隊はSさんと僕になることが、ほぼ決まっていた(実はEさんは、拙速な上映会の開催にはあまり賛意を示さなかった)。そしてここから、Sさんと僕という昭和46年1月生まれの二人(僕らは生まれも出身校も職場も異なるけど、職場への採用が同期で、新採用研修が一緒だったという「つながり」を持っているのです)で、上映会に向けた動きが加速した。 ・県内最初の上映会は弘前市駅前の「ブロッサムホテル弘前」で行うこと。 ・県内最初の上映(それは47都道府県最後の上映を意味していた)ということで、林監督にもご来場頂きたかったが、予算の都合上、林監督のトークセッションは次回以降の宿題とすること。 ・今回は50名のみのこぢんまりとした上映会として、とりあえずSさんと僕が知っている方(それも、映画の良さを多くの方に伝えて頂けそうな方)に声かけをしながら、最低40名は上映会に来て頂くこと。 ・上映会と上映会+懇親会とし、できれば「前売券」という形で販売すること。(今だから明かすと、当日になってドタキャンが続出し、採算割れになることを避ける、という狙いもあった。) ・上映会は1,500円、上映会+懇親会は5,000円とすること。 などなど... しかも、その直後に上映回数が全国で1000回を迎える日が近づいていることを知った。 これはもう、狙うしかないよね...。 まずはフェイスブックのイベントページを立ち上げ、75名近い方々にお声がけ。あとは、一本釣りで直接ご来場をお願いするか、人づてで参加者を増やしていくしかない。 当初は10人ほどの方々から参加表明を頂いたが、予想通り頭打ちとなったため、お知り合いへのお声がけをお願いしたところ、結果的に40名の方々が参加して下さることとなった。 あとは、当日に向けた「小物」の準備。映画なので「鑑賞券」も準備したいし、領収書も用意しなければならない。500円のお釣りも準備しなければならないだろうし、せっかくなら参加者全員の集合写真を撮りたいので、カメラも用意したい。 そして、あれやこれやと準備を進めながら色々思いを巡らせるうちに、一つ忘れていたことを思い出した。 ...そうだ!林監督からこっそりコメントを頂こう! 上映会後の懇親会の席上、僕は乾杯の挨拶をすることが決まっていた。 よし、ここで林監督からのメッセージを紹介して、Sさんをはじめ、みんなをビックリさせてやろう! 林監督にメッセージのお願いをしたところ快諾頂き、しばらくすると、林監督からメッセージが返信されてきた。 ...ただし、僕だけではなく、Sさんにも一緒に(笑)。 便せん6枚にビッシリと書かれた監督からのメッセージに目を通し、思わず目頭が熱くなった。 これは乾杯の場で披露するような軽々しいものではないな...。 そう思い、会場の隅に上映中に貼り出すことを決めた。(実際、こんな感じで貼り出した。) 01message そしていよいよ当日。 14時30分過ぎでなければ会場が空かないということで急遽、受付と会場のセッティングのお手伝いを募集。14時30分を過ぎると、どこからともなくたくさんの人が集まり始めた。 02info 椅子を並べ替え、スクリーンを設置し、プロジェクタとPC、そしてスピーカーを繋ぐ。 03hall ディスクをセットし、プレイボタンをクリック。 ...あれ? 「コピーガードが云々...」とメッセージが現れ、再生されない。 焦るSさんと僕。 ディスクを換え、もう一度。 ...あれ?う、動かない?? ヤバい!上映開始までもう時間がないのに、これはヤバい! 二人の間に一気に漂う焦燥感。 もう一度落ち着いてプレイボタンをクリック。 スクリーンに、パッと画が映し出された。 ホッと一安心。 その間も続々と会場に人がやってくる。開始時刻には、参加エントリーされた全員の方々にご来場頂いた。 皆さん、本当にありがとうございました! 04opening Sさんの挨拶(この上映会が1003回目となること、47都道府県で最後となること、などなど)のあと、上映会が始まった。 ここまで来れば一安心。あとは、突然機械が止まったりスピーカーが故障したりしないことを祈るばかりだった。 一番後ろから皆さんの表情を窺う。やがてすすり泣く声、ハンカチで目頭を押さえる姿が目に入ってくる。映画の内容ももちろん泣けたけれど、今回は参加した皆さんが感動する姿にもらい泣き。 上映が終わるとともに、会場内に拍手が鳴り響いた。 よかった、これが聞きたかった...。 急造してこしらえた撮影現場の確保にも皆さん快くお手伝いして頂き、全員で写真撮影! 05ending その後お配りしたアンケートにも、皆さん真剣な表情で回答して下さった。 06enquete そして、受付にてアンケートを回収し、上映会が無事終了となった。 ホントはSさんとハグの一つでもしたいと思ったが、これはあくまで「通過点」。 ここから青森県内でどういった「つながり」が生まれるのか、今後の展開をずっと見守っていきたいと思う。 改めて、上映会にお越し頂いた皆さんに心から感謝申し上げます。 最後に。懇親会の模様をご覧頂きます。皆さん「もう一度観たい」というコメント、何だかホントに嬉しかったです! 07 08 09 10 11

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