2014年3月21日

弘前城と桜のコラボはしばらく見納めです!!

冒頭で追記!というのもおかしな話ですが。 弘前の桜が来年から見られなくなるのではなく、弘前城が曳家されることにより、弘前公園の桜とお城とのコラボレーションが当面見られなくなる、というものです。どうぞ誤解されませぬように!! --- どうやら今年最後の春の嵐。 青森県の太平洋側、県南地方と呼ばれる地域では一晩で30センチ以上の重い雪が降ったとか。私の住む弘前市でも、雪は降りましたがさほどではなかったような気がします。確か、県南地方にこの時期に降る雪を「彼岸ジャラク」と呼んでいたはずですが、これがやってくると、いよいよ春が近づいてきます。 日本の春の三大祭り。 広島の「ひろしまフラワーフェスティバル」、福岡の「博多どんたく」、そして、絶対王者だった「東映まんがまつり」に取って代わってその座を奪った「ヤマザキ春のパンまつり」...。 ...じゃなくて、地元青森・弘前の「弘前さくらまつり」。 さくらまつりの会場(弘前公園)が我が家から1キロほどしか離れていないということもあってか、数年前まではほとんど足を運ぶことがなかったのですが、ここ数年は朝の散歩がてら、そして昨年は仕事帰りの夜桜と、ちょこちょことお花見を堪能するようになりました。 今年も4月2723日から5月3日まで(日付間違えていました。ご指摘感謝。)開催されますが、この「弘前さくらまつり」に関して、来年からお花見事情がガラリと変わるかも知れません。 ポスターやテレビなどでご覧になった方も多いと思いますが、弘前公園にある弘前城と桜のコラボレーション、実はこれが来年以降見られなくなるのです!! といいますのも、弘前城本丸の石垣修理事業が、来年度から本格化するのです。 弘前城本丸の石垣修理|弘前公園総合情報サイト 計画では、来年度(平成26年度)中にお堀の埋め立てが行われ、足場が組まれます。そして再来年(平成27年)のさくらまつり以降、弘前城天守が本丸の内側へ約70メートル移動するのです! たかが70m、されど70m。 弘前市役所のホームページには、このように記述されています。
石垣解体修理工事の完了までは、約10年の年月がかかると見込まれています。障害物のない状態の天守(内濠の水面に映る天守と桜)は、平成26年のさくらまつりを最後にしばらく見られなくなる予定です。史跡弘前城跡を保護し、後世に伝えるためには、石垣解体修理は避けて通ることのできない事業です。皆さんのご理解とご協力をお願いします。(弘前市役所/弘前城本丸石垣修理事業が本格化します
つまり、今年のさくらまつりが終わると、淡い色のさくらと赤い橋(下乗橋)と弘前城天守のコラボレーションが、当面の間(それも恐らく10年以上)見られなくなるのです! 残念ながらこのことに関するアナウンスは意外と少なく、そして知られていないような気がします。 ですから、何も知らずに来年、弘前さくらまつりを見るためにやって来た観光客の皆さんは、相当ガッカリするのではないのか、と。 まあ、裏を返せば石垣修復の工事なんてもの自体にお目に掛かる機会もないわけですし、あるはずのところにない天守とさくらをご覧頂く、というのもある意味貴重な機会ではあるでしょう。 しかし皆さん、どうですか。近くの店が閉店すると決まった途端に行ってみたくなったり、普段見向きもしなかった寝台特急が廃止になると聞いた途端、急に乗ってみたくなったりすることって、ありませんか。 そういう意味では、弘前城天守とさくらのコラボがしばらく見られなくなると聞くと、見たくなりませんか。どうですか(笑)。 今年のゴールデンウィークは、暦上では土日と祝日があまり連続していないため、まとまったお休みを頂くのは難しいかも知れません。しかし、敢えてその平日を狙って、弘前公園に足を運んでみてはいかがでしょうか。 弘前公園のさくらは「一期一会」。 毎年行われる剪定作業や開花の状況などを鑑みると、二度と同じ光景に出くわすことはきっとないはず。 ましてや、天守が移動することが決まっている今年こそ、この先10年はお目にかかれなくなる光景を目に焼き付ける、最後の機会です。 皆さまのお越しを、弘前市民の一人として心よりお待ち申し上げます。 弘前さくらまつり2014 ※一昨年前や昨年のさくらまつりの画像はあるのですが、敢えてその画像を貼り付けなかったのは、実際に皆さんの目でその素晴らしさを堪能して欲しいからです。百聞は一見にしかず! もう一回追記します! 弘前の桜が来年から見られなくなるのではなく、弘前城が曳家されることにより、弘前公園の桜とお城とのコラボレーションが当面見られなくなる、というものです。どうぞ誤解されませぬように!! ?

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