2010年4月20日

弘前市 まる鐵二代目

弘前市の国道7号から、県道弘前田舎館黒石線(旧国道102号)を黒石市へ向けて進み始めると、程なく左側に現れるラーメン屋。

鐵・二代目

鐵・二代目


昨年5月にオープンしたとのことではあるが、実は訪れるのが今回二度目。ちなみに前回は、最近すっかりひいきにしている「なかた屋」との食べ比べをしたくて、10月頃に訪れている。それ以来2度目だ。

ホントはもうちょっと訪れていても良さそうな店なのだが、家からは結構離れているということ、しかも国道を跨がなければならないということもあって、なかなか足を伸ばすことができなかった。

店主のこだわりも相当のようで、スープの出来が悪いと休んでしまうことがあるらしい。さらに、店内に入ると、ガラス越しの製麺機が丸見え。以前、他の店があったときは小上がりがあった場所だったようなのだが、そこを改造して製麺機を鎮座させてしまったらしい。その店内には、テーブルが3つ、カウンターが5席。20人も入ろうものなら、空席待ちしなければならないぐらいの大きさだ。

鐵・二代目メニュー

ちなみにスープのベースは魚介系で、メニューは「最高の中華」と「最高の極煮干」の二種類。これにトッピングやらご飯、おにぎりが並ぶ。
夜メニューになると、これに「味噌ラーメン」が登場するらしいのだが、そちらは食したことなし。
大体自ら「最高の」と名乗るぐらいだから、相当の自信を持っているのだろう。さて、その名の通り「最高」なのか、それとも単なる店主の自惚れなのか...。

今回、妻と母が「最高の中華」を、僕は「最高の極煮干し」を注文。
麺も、太波打ち平麺と細波打ち麺の二種類があり、メニューに書かれている内容を見ると、「最高の中華」には細い麺が、「最高の極煮干し」には太い麺が合うらしい。
妻と母の注文した「最高の中華」については、スープが透き通っていて、完全魚介系。煮干しの中に、節系の香りが漂う上品なスープ。母も妻も見事完食。

一方、「最高の極煮干し」については、動物系のスープと混じり合って、混濁したスープに。知る人ぞ知る「たかはし中華」を、少しおとなしくしたような感じである。

鐵・二代目「最高の極煮干し」

魚介系スープ、とりわけ「たかはし」系が好きな僕としては、少々物足りなさの残るスープだ。何だろう、エッジが効いていないというか、とげとげしさがないというか(笑)。もうちょっとだけパンチを効かせてもいいような気がする。そういう点においては、この店に限って言うと、僕的には「最高の中華」の方が好みの味だということに気づかされた。

例えて言うならば、「最高の中華」はズバッと決まる速球ストレートで、「最高の極煮干し」は、曲がりきらなかったカーブ、みたいな。って、何だかかえってわからんな(笑)。

一方の麺は、これはどちらをチョイスしても問題ない。麺の好みもスープの好みも人それぞれなのだし、ラーメンには方程式みたいなのはないので、その日の気分でチョイスするのがいいだろう。
男性諸氏であれば、普通玉(1玉)だけだとちょっと物足りないかも知れない。
1.5玉でも問題なかったかなぁ。ちなみにチャーシューは豚ロース。これがまた結構いい大きさなのだ。なかなか食べ応えのあるチャーシューだ。

もう一つ特筆すべきは、おにぎりの大きさである。ハッキリ言ってデカい。コンビニで売られているおにぎりの1.3倍はあるのではないだろうか。
種類は、鮭、ゴマ昆布、そして焼飯。個人的には、この焼飯おにぎりを是非お勧めしたい。これで100円なのか?というボリューム、そして味。もちろん熱々ではないところは少々痛いところではあるが、冷めても美味しい焼飯おにぎりは数量限定らしいので、もし見つけたら是非ご賞味頂きたい。

結局のところ、これを「最高」と呼ぶかどうかは、皆さんの舌が判断することになるんでしょうね。もう一ひねりあると、有無も言わさず「最高」なんだけどね。その一ひねりがなんなのかわからないところに、中華の奥深さがある、なんて通ぶったことを言って今日は箸を置きたいと思う。

ごちそうさまでした。

以下お店のブログより抜粋

【店舗データ】
住所 弘前市境関亥ノ宮35-11

カウンター席 5席 テーブル席 3席
駐車場 5台

【営業時間】
昼の部 11時~15時 夜の部 18時~21時
定休日 年中無休

※麺、スープ不出来の際は臨時休業とさせていただ きます。

【店舗メニュー】
[最高の中華]
並盛 1 玉 500円 大盛 1.5玉 600円 最高盛 2 玉 700円
昔ながらのあっさり魚介100%スープにこだわりの自家製麺を合わせました。

[最高の極煮干し]
並盛 1 玉 600円 大盛 1.5玉 700円 最高盛 2 玉 800円
最高の中華とは相対する動物系スープに煮干しの香味をまとわせ、こだわりの自家製麺を合わせました。

店主こだわりの最高の自家製麺/太波打ち麺・細波打ち麺をお選びいただけます。

当面、 しょうゆのみの販売となっております。
最高の中華と、最高の極煮干し、店主自慢の自家製麺を、ぜひご賞味ください
自家製麺、スープ共に なくなり次第終了となります。ご了承くださいませ。



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