2010年7月15日

7月8日 Happy Birthday

5時に目が覚める。寝苦しかったこともあり、あまり眠れなかった。

このホテルの界隈は夜中の暴走行為も日常的に行われているようだ。実際、1時過ぎにバイクが無駄な轟音を鳴らしながら走っていく音を耳にした。もう少し時期がずれると、その頻度は更に増す。できることであれば、そのエネルギーを他のことに使って欲しいものだ。

7月8日の朝

この日は朝食会場に6時30分に行くことを決めていた。7時台になると混雑が始まり、しばらく空席待ちになることを知っているからだ。
外を見ると、雨が降る気配はなく、朝焼けで赤みがかった雲の切れ間から青空が見える。
6時25分過ぎに朝食会場に行くと、同じことを考えていたと思しき他の客が既に5組ほど並んでいた。

それでも6時30分には難なく朝食会場へ。
普段もこの時間には既に朝食をとっているので、時間は全く気にならなかった。
7時30分過ぎに朝食会場を出ると、予想通り長蛇の列ができていた。明日は8時過ぎにチェックアウトを予定している。同じ時間に朝食会場を訪れるのが賢明のようだ。

ひとしきりビーチとプールで泳いだ後部屋に戻り、11時過ぎにホテルの部屋を出た。特に予定が決まっていたわけではないが、何となく気になった本島中部方面に行ってみることにした。といってもまず一ヶ所行くところは決まっていて、まずはソーキそばのチェーン店でもある「我部祖河(がぶそか)食堂(名護バイパス店)」へ。

前回訪問した際は、昼をかなり過ぎていたにもかかわらず、行列ができていたのだが、今回は昼過ぎにもかかわらず店内はまだ空席がたくさんあった。妻はソーキそば、僕は三枚肉そば、それから焼きめしも注文した。鰹の風味が漂うスープに、焼きそばの麺を彷彿させる黄色い太麺。トッピングには島かまぼこと三枚肉、そして卵巻きに小ネギ、紅ショウガ。

我部祖河食堂・三枚肉そば
我部祖河食堂・三枚肉そば

程なく焼きめしが運ばれてくると、目が点になった。
そういえばそうだった!「スープ付き」とあるのは、沖縄そばだったんだった!

我部祖河食堂・焼きめし

結局大量の沖縄そばと焼きめしを腹の中に収め、店を後にした。
沖縄そばも店によっていろんな特色がある。人の味覚もそれぞれなので、ラーメン同様、どこの店が絶対に美味しいということは言えないだろう。
ただ、チェーン店でありながらこれだけの味を提供する我部祖河食堂、個人的にはかなり気に入っている店の一つだ。

我部祖河食堂・名護バイパス店

さて、この後どこに行くかはハンドルを握る僕に委ねられた。美ら海水族館のある本部町に向かっても良かったのだが、既に何度も訪れているところ。なので今回はちょっと指向を変えて、隣にある今帰仁村に向かってみることにした。本部町に向かう県道を途中で右折すると、建物があっという間になくなる。

やがて再び集落が見え始めると、今帰仁村の中心部へ。まずは沖縄にある世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つである、今帰仁村城跡へ。

今帰仁村城跡

今帰仁村城跡

石垣の積まれた城跡は、小さな万里の長城みたいな感じ。それほど暑くなかったことが幸いし、多少の汗のみで階段を登った。

今帰仁城跡

高台から望む東シナ海。曇天ではあったが、見晴らしのいいその景色に、疲れが飛んだ。

今帰仁村城跡
今帰仁城跡

この高台で、先人が生活を営んでいたことにも驚きであったが、何より、このような立派な城壁を作り上げたことは、さらなる驚きであった。

今帰仁村城跡

今帰仁城跡

今帰仁城跡

入場料は400円。今帰仁村歴史文化センターの観覧料(150円)も含まれているとのことであったが、うっかりセンターに立ち寄るのを忘れてしまった。ま、いいか...。

続いて訪れたのが近くにあるウッパマビーチ。

今帰仁村・ウッパマビーチ

青い海、白い砂浜。誰もいないビーチ。独り占めできそうなビーチ...。実際、誰もいないのだ。天気がよければ、海の透明度は更に増すことだろう。水着を持ってこなかったので泳ぐことはできなかったけれど、こういう穴場のビーチが島内にはあちこちにあるらしい。

今帰仁村・ウッパマビーチ

で、ウッパマビーチを横目に続いて向かった先が、古宇利島。特に何があるというわけではなかったのだが、橋を渡って島に行けるという、それだけの理由で向かっただけ。それにしても狭い島に向かう道、レンタカーの多いこと多いこと。何ということはない、レンタカーの多くの目的が、島に掛かる古宇利大橋が目的らしい。国道505号を東に横断、国道58号を左折し、それぞれ橋で結ばれた無人島の奥武島(お墓がたくさん建立されている。)、屋我地島(住家も数多くあり、さとうきび畑が広がる)を抜けると、眼前に広がるのが古宇利大橋。
全長1,960メートルの橋は、通行料金を要さない一般橋としては最長なのだそうな。確かに凄い見晴らしだ。

しかしこの橋を渡っている時、画面の真ん中に一本、線が通っているだけのカーナビはなかなか間抜けだった。(さすがに運転中だったため、写真は撮れませんでした)

橋を抜けると左手にビーチ。多くのレンタカーはここで一旦足を止めるようだ。
これで天気が良ければ、水色の海に浮かぶ橋がどれほど映えることか...。今にも降り出しそうな空が恨めしい。

古宇利大橋

沖縄の赤。
沖縄の赤

沖縄の白。
沖縄の白

温暖化の影響で、珊瑚の死滅は今も続いているという。

帰路はひたすら国道58号を南下。ホテルまでは距離にして約50キロ足らず、ほとんど渋滞らしい渋滞にも巻き込まれることなくホテルに到着した。

この日の夕食も予約済み。19時30分、空席待ちの行列を脇目に予約名を告げると、席に案内された。まず運ばれてきたのがスパークリングワイン。記念日を迎えることを予約の際に伝えていたので、サービスとして提供されたものだ。よく見ると、同じワインを飲んでいるテーブルが隣、そしてまた隣にも。あれ、皆さん誕生日なのかな?

食事をしていると、今度はカクテルが運ばれてきた。
隣にはケーキ。どうやら誕生日の人がいるらしい。

すると...。

タンバリンを手にした従業員が、ハッピーバースデーをみんなで合唱。
それを見た妻、ドン引き(笑)。

しばらくして「ケーキをお持ちしましょうか?」と従業員。
「お願いします。」というと、妻の表情が若干こわばる(笑)。

運ばれてくると同時に妻、「歌は結構ですので...」とやんわりと断りを入れる。
「そうですか...。」と残念がる従業員。

しかし既に胃袋は飽和状態。ケーキなんぞ食えるわけがない。
ということで、ルームサービスで持参してもらうことにした。

運ばれてきたケーキがこちら。

バースデーケーキ

甘さ控えめで大変美味しく頂きました。二人で全部食べたかって?ご想像にお任せします。

そういえばこの日、降水確率90%の中、雨にはほとんど当たらなかった!きっと、天気も妻の誕生日をお祝いしてくれたのだろう。

ということで僕からは何のお祝いもなかった妻の誕生日。いくつになったのかは、本人に直接聞いて頂くということで...。

(つづく)

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