2010年7月17日

Princeの「20Ten」を聴きました。

今年はプリンスの新譜出ないのかな、と思っていたところに、突如飛び込んできたプリンスの新譜情報。以前新聞の「おまけ」として発表し、物議を醸した時と全く同じ手法で今回も発表されました。

イギリス・デイリーミラー紙のインタビューでプリンスが、「インターネットは時代遅れ」みたいな発言をして物議を醸したようですが、果たして新聞のおまけで発表することが時代を先走っている取組かといえば疑問。だって、3年前とやっていることが変わってないし(笑)。

ということで、プリンスが「時代遅れ」と酷評したインターネット上には、彼の思惑に反して(それとも予想通り?)新譜の音源が続々とリークされております。

恐らく彼が言いたかったのは、無法地帯というか権利が守られないようなインターネットの仕組みに対する苛立ちみたいなものなのだったのでは、と。
ただ、裏を返せばめまぐるしく変化を続ける時代の中にあっても、一途に彼の音楽を渇望する人たちが(僕を含めて)世界中にいるわけで、一部の地域だけで先行的に新譜を発表してしまうと、こういうことになってしまうんだよ、と逆に彼にいいたいところもあるのですが...。(新聞で、無料でって、どうなのよ?)

というわけで、AmazonやHMVでは予約が開始され、今月下旬から国内でも順次輸入盤の販売が開始されるようです。でもごめんなさい、待ちきれず先に音源を入手してしまいました。

デイリーミラーのコラムニストがベタ褒めしていたようですが、インタビューを掲載することができたことに対する社交辞令的な部分もあるのかな、とかなり穿った見方をしておりました。何でも、「ここ数年で最高の出来映え」、とのこと。ただ僕の知る限りでは、21世紀に入ってから彼の作品が発表されるたびに、毎回同じ台詞を聞いているようなデジャヴに襲われるのですが、これって気のせい?

さて、肝心の作品の内容ですが、恐らくまた賛否両論渦巻くことでしょうけれど、私としては「今のプリンスの音楽」が聞けるだけでもありがたいと思わなければならないと感じています。マイケル・ジャクソンが亡くなって1年が経ちましたが、「今のマイケルの音楽」を聞くことは、不可能なのですから。
ここ最近の作品の傾向としては、エホバの信者になったことが作品に影響を与えているという評論家もいるようです。僕は信仰とか信教とか疎いのでよくわからないのですが、別にエホバだろうがエバラだろうがそういうことを抜きにして楽しめる作品だと思いますし(というか、そんなにエホバの影響がイヤなら、いっそのこと聞くのをやめれば?と思ってしまう。)、何か夏っぽさを醸し出している感じだと思うんですけどね(全体にキャッチーなサウンドだからそう感じてしまうんでしょうか)。

僕にとってはかなりヘヴィローテーションで聞いています。かなりナイスです。



どうやらレーベルがデイリーミラーなので、紙ジャケで薄っぺらのものが送られてくるのでしょう。おや、一番安いAmazonは1,200円を切っていたのに、若干値段が上がってますね...。

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