2010年9月27日

初めての果実酒

以前からずっと興味を持ち続けていたのだが、ついに今年、生まれて初めて果実酒を仕込んだ。それも二種類。

一つは王道とも言うべき梅。もう一つは、仏壇で熟しまくっていたパイナップル(笑)。

まず梅酒。ホントであれば青梅は南高梅なんかを使った黒糖梅酒に仕上げたかったのだが、いざ果実酒を作るという踏ん切りがなかなか付かず、気がついたら南高梅のシーズンはとっくに過ぎていた...。

ということで、こちらは青森県産の青梅(それもかなり黄みがかった青梅)で仕込み。氷砂糖の他、多少蜂蜜を加えた。飲み頃は10月以降になる見込みだが、いっそのこと今年の暮れまで放置しておくことも考えている(こちらについては後日改めてレポートします)。

もう一方のパイナップル。こちらは既にかなり熟した状態で、糖度も高そうな感じだったので、氷砂糖と蜂蜜は控えめにした。
内部発酵(=瓶の爆発)を防ぐために幾度となく「空気抜き」を繰り返していたのだが、一か月ぐらい経った頃から甘い香りが漂いはじめ、こちらは既に飲み頃状態に突入した模様。実際、父の三回忌の時に家に泊まった伯母と従姉が興味津々で、「頼むから一口飲ませてくれ」とせがまれたので致し方なく開封したところ、なかなか好評を博し、どうやら上々の出来に仕上がっているようだった。ただ、その後もしばらく放置していたのだが、暑さも影響してか、多少ではあるが独特の発酵臭が漂うようになってきた。

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一見すると何かの標本みたいにも見える。
ということで先週土曜日、この瓶を遂に開封、一口だけ試飲してみた。


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こうやってみると透き通って見えるが、黄金色、といえば聞こえはいいが、全体がパイナップルの黄みがかった色になっていて、大分香りも酒に移ったようだ。
ただ、実際味が移っていたのは上澄みだけだったようで、下の方はまだアルコール臭の方が強かった。あと、結構パインの果肉がポロポロ崩れはじめていて、そろそろ果肉を取り出した方が良さそうな雰囲気だった。
ちなみに、ソーダ割りが一番合いそうな感じですな。

パイン酒のソーダ割り

ピント合わせが酷いですな。グラスにピントが合っているので、色が伝わりにくいという...。というわけで、家にあった炭酸水(KIRINのNUDA)で割ってみた。
うーん、我ながらなかなか美味いっす。パインの香りも芳醇だし、もう少し寝かせれば、もっと美味くなりそうな予感。ただ、やはり甘みが少々強く、ロックにすると更に甘みが口に残って、肴を選ぶのが難しそう。食前酒のような楽しみ方がいいのかな。
ちなみに母と妻は、僕がこっそり試飲したことを知らない(笑)。

青森はもうすぐリンゴの収穫が本格化するので、今度はリンゴ酒を作ってみたいと考えている。あとはミカンとグレープフルーツ...あ、レモンもいいね!

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