2010年10月 4日

【今年71杯目(ウソ)】黒石市・ラーメン大将

青森県黒石市といえば、「黒石つゆ焼きそば」というご当地グルメですっかり有名になった。市内には「つゆ焼きそば」を提供する店が50店を下らないのではないだろうか。太麺にソースのしっかり付いた焼きそば。実はこれだけでも十分食べるに値するのに、それにスープをかけてしまうのだから恐ろしい。考えてみると恐ろしく塩分の高そうな料理で、栄養士ならば絶対に推奨しないことだろう。しかし、焼きそばにスープというある意味邪道とも言えそうな組み合わせが日本全国に知れ渡ってしまうのだから、食の文化は奥が深い。
さて、折角黒石まで足を運んだのだから「つゆ焼きそば」を紹介したいところもあったのだが、今日は残念ながら味噌ラーメンの紹介。

恐らく黒石市民なら誰でも知るであろう、「ラーメン大将」。味噌ラーメンが食べたくなったときは、ちょっと遠出であろうがこの店まで足を伸ばすことが多くなった。
ほとんど人影のない(失礼)黒石駅前からまっすぐ進むと、黒石郵便局の信号の手前、右手に現れる。
店内はテーブル席が大小5つと、カウンター席。大体この店を訪れる人の8~9割が味噌ラーメンを注文する、といっても過言ではないだろう。

黒石市・ラーメン大将

にんにくの効いたコクのある味噌のスープに、もちもちとした太麺。トッピングにはモヤシにチャーシュー、メンマ、ネギ、カイワレが顔を揃える。
札幌ラーメンに限りなく近いと言っても過言ではない?ただ、札幌ラーメンがどんな感じだったのか記憶に乏しいので、このあたりは自信ないんだけど(笑)。

黒石市・ラーメン大将

見た目はボリューム感があるのだが、意外と食べてみると麺がちょっと少ないかな、という気がしないわけでもない。ただ、その分はモヤシやチャーシューでカバー。ちなみにスープには、挽肉とニンジンが練り込まれているのがわかる。

テーブル席に座った場合、オーダーした品をカウンターまで取りに行かなければならない。食後のどんぶりも、カウンターに返却しなければならないというセルフサービスの徹底ぶり。おにぎり食いたければ、店の人に一言告げて給水器横にあるおにぎりを持っていく。おにぎりが並んでいなくても注文すれば作ってくれるが、自分の座っているところまでは運んでくれない。もちろん水は言うまでもナシ。

味噌以外にも塩と醤油がメニューに並ぶが、注文している割合を見ると8:2:0あるいは9:1:0といったところだろうか。これまで幾度となく足を運んだうち、醤油を注文した人は一度たりとも見たことがない。

味噌バターや塩バターを注文する人も何人かいるようだ。ちなみに、今まで店で食したどんぶり全てにおいて、何故か微かにバターの香りがしたのは気のせいではないだろう。

味噌、塩、醤油いずれも650円。大将スペシャルは1,000円で、どんぶりの縁からチャーシューがはみ出ているらしい。
大盛り100円増し。おにぎり100円。
水曜不定休。


大きな地図で見る

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://nonvey.oops.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/6214

コメントする