2010年11月15日

気にしていなかった光景


今月に入り、5日のあたりから急に風邪をひいてしまい、先週は全く走ることが出来なかったのだが、予想を遙かに上回るスピードで快復したため、13日の土曜日は午後から約2週間ぶりに外を走ってきた。

学区内にある河川敷は、蛇と出会ったという衝撃を未だ払拭することが出来ないため、菊と紅葉まつりを一週間前に終えたばかりの弘前公園周辺を走ることにした。

まつりを終えたとはいえ、まだ大勢の観光客が公園を訪れており、公園外周、外堀でも紅葉が見られた他、歩道にはソメイヨシノの葉が落葉し、ほどよいクッションとなっていた。おかげで足への負担が軽減され、いつもより軽い足取りで走ることができた。公園の中に入ると紅葉は更に見応えがあり、これは自分の目だけにとどめておくのがもったいないという気分になってきた。

翌日曜日。天気予報は午後から雨の兆しということだったので、午前中の早いうちに家の中の用事(掃除に散歩にアイロン掛け!)を済ませ、再び外に出ることにした。以前であれば妻は「また走りに行くの!?」と半ば呆れ気味だったのだが、継続は力なり。最近は「今日、走りに行く?」と、「走ること」が僕の週末の生活パターンの一部に組み込まれつつあることに一定の理解をしてくれている。

ポケットには普段走るときはほとんど持ち歩かない携帯電話を忍ばせ、10時40分過ぎに家を出る。昨日と同じコースを辿りながら10分ほど走ると、弘前市役所の前、ちょうど弘前公園の南側に到達する。

今日も大きなカメラを掲げた観光客や散策を楽しむ人たちが見受けられる。僕はその脇を通り抜け、公園の外堀に沿って北に向かう。

このあたりからしばらく、ソメイヨシノの枯れ葉が敷き詰められたフカフカの歩道が続く。 まずは外堀東側。ここで足を止め、一枚撮ってみる。

 11月14日、弘前公園

続いて、観光客の姿が見受けられる東門へ。おお、赤いですね。 あ、しまった!逆光が入り込んでしまった...。

 11月14日、弘前公園

北門のある外堀脇を駆け抜け、西堀へ。ここから公園の中に入っていく。 ちょうどこのあたりは遊歩道の整備をしており、下が堅めになっている。 見上げると、桜の葉がオレンジ色に。赤とオレンジのコントラスト。

 11月14日、弘前公園

そのまま通称「桜のトンネル」へ。この時期は「枯れ葉のトンネル」となっていて、鴨が気持ちよさそうに堀を泳いでいる。

11月14日、弘前公園

護国神社を背後に、北の郭方向を覗くと、ここは3色のコントラスト。

 11月14日、弘前公園

散策する人たちの邪魔にならないよう公園内を駆け抜けながら、南内門にさしかかると、門の向こうに広がる紅葉をカメラに収めようとアングルを構える人たちが多数いた。僕は門を抜けたところで足を止め、逆方向から一枚。

 11月14日、弘前公園

そしてラスト一枚。というか、この一枚を収めたくて携帯電話を手にしたといっても過言ではない。追手門そば、テニスコート横にある落ち葉の絨毯。このあたりは足を踏み入れる人も少ないらしく、土曜日はかなり綺麗な色だったが、日曜日になったら若干色あせたような気が。

 11月14日、弘前公園

ということで、途中公園内で何度も足を止めながら、45分間のジョギング終了♪
しかし考えてみると、この時期に弘前公園に足を踏み入れるなんて何年ぶりのことだろう。 ごく身近なところにある光景でありながら、今までその美しさに気づかずに過ごしてきた。 まぁこれも、走るようになってから得られた「気づき」の副産物ということで。

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