2010年12月21日

その後のチョコ、近況報告です。

今年1月、僕の誕生日直前に突然下半身不随状態に陥り、診断の結果、脊髄軟化症の可能性があると診断されたチョコ。
余命一週間を悟り、目が腫れることを憚らず泣き通した日々。 ところがその後、症状がピタリと治まり、最悪の事態だけは免れた。
獣医も驚くほどの回復力を見せたのだが、結局下半身は不随のままだった。

ペット用おむつの装着を余儀なくされ、もちろん下の世話をしなければならない。 ふと父が、生前「そのうちアダってオメだぢの世話サなる」と言っていたことを思い出した。要するに、そのうち寝たきりになって下の世話をしてもらう、ということだ。その父亡き今、チョコの下の世話を代わる代わる行っている。そういう意味では、これも僕たちに与えられた試練なのだろう。

もうすぐあの日から1年が経とうとしている。チョコは下半身がどんどん細くなり、代わりに前脚がかなり太くなった。そりゃそうだ。匍匐前進よろしく前脚だけで進むしかないのだから。

しかし、外に出たいという思いは他の2匹(ハナ、モモ)と一緒のようで、例えばハナだけ散歩に連れて行こうとすると付いて来ようとするし、何よりも我々が外出する時には、我先にと玄関に向かっていくのだ。もちろん、匍匐前進で。

見かねた妻が、チョコの車いすをオーダーした。で、届いたのがこちら。
その後のチョコ

きちんとサイズを測って作ってもらったので、当然ぴったりサイズ。まぁ、これ以上大きくなることもあまり考えにくいので、ちょうどいいのではないだろうか。車輪も大きく、段差も難なく歩けそうな感じ。

ただ、難点が一つ。

チョコは散歩があまり好きではなく、首輪を付けると固まるということがこれまで幾度となくあった。 今回、チョコの後ろ脚となるこの車椅子を設置したところ、予想どおり緊張からか身体が硬直し、全く微動だにせず(笑)。

その後のチョコ

この状態で10分以上動けず、黙ったまんま(苦笑)。 まぁ、人間だって一輪車にいきなり乗れって言われても、無理だよなぁ。
ただ、ハナとモモを誘い水に外に出たところ、チョコも一緒に外に出て走り出した!何だ、やればできるんじゃないか(嬉)。

しかしひとしきり遊んで家の中に戻ると、また動かなくなり、まるで置物のような感じ。 あとはエサ(おやつ)でおびき寄せる方法しかなく、それもイヤイヤやってくる有様...。しかも30分も乗っていると結構疲れるみたいで、車いすを外した後は、爆睡(笑)。

ま、しばらくの間、訓練してみようと思う。イヤイヤではないので、慣れてくれると思うんだけどなぁ。

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